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2009年05月

ローテーションという言葉はだいぶ前に否定しておいたが、一般的だという事で使わせていただく。

ミスするショットは打たなきゃいい。これは意外に大事な事であって、特にダブルスでポジションを取るときにはよく考えながらやって欲しいと思う。
その代表例が「下がりながら打つ」という単純明快にミスが増えるプレーだ。

よく言われるし私も言っているのが、「追い込まれたら終わり」ということであって、「追い込まれた時にいいショットが打てない」という質問にはいつも「追い込まれないようにして下さい」と投げ捨てている。追い込まれるので一番多いのはコート後方、バック側だ。ここに追い込まれるパターンで多いのが、

左前ロブ(サイドバイサイド)→相手ストレートクリア→追っかけるも取れない
注:右利きの場合

これがなんで取れないのかといえば、最初の左前のロブから相手のストレートクリアまで時間が短く、ロブ後のサイドバイサイドで戻りきれていないのが多くの原因となる。

ではどうすればこのようなプレーが無くなるかといえば、「追い込まれなければいい」のである。具体例として、

1.最初のロブを打たず、ヘアピンを打って前に入る
2.最初のロブを、クロス側へ持っていく
3.最初のロブを、高く返す
4.フットワークを速くする

1は、ショットそのものを変える方法である。前にヘアピンで落とすのだから、そのまま前に入る。厳しいヘアピンが出せればパートナーにも優しい。
2と3は、サイドバイサイドへの時間を稼ぐ方法である。きっちり戻る時間があれば、バック奥にクリアを打たれても追いかけられるという考え方だ。
4については要練習が必要である。ある意味必須であるが、ある意味達成が一番難しい。

つまり、対処法の多くは、そのショットの処理方法ではなく、その前のショットで片付けなければいけない問題なのだ。

追い込まれたり厳しいコースのシャトルを取る方法を考える場合は、その前のショットの時点でそこへ運ばれないように考えて羽根を出せると、楽にゲームが進められるだろう。

はねつき様より

yutube動画ですね。変に素人と勝負させるよりは、「こいつら本当にすげぇからっ!」ってのがわかるバラエティの方がインパクトあるね。

ジュニアのクラブで非常に興味深いのが、そのクラブ人数である。
ある程度自分で判断できる中学生は置いといて、あくまで小学生以下の人数を考えていくと、その分布は以外にばらける。

少数精鋭できっちり結果を出すクラブもあれば、多人数の中からその地域トップ選手を継続して出していくクラブもある。だが、以外に聞かないのは、クラブ所属無しで、例えば親とマンツーマンで指導を受けて勝ち上がる選手だ。卓球の福原愛選手のような特別な環境での選手は何故出てこないのか。

一つに選手のセンスが上げられる。多人数であればその中から運動神経のいい選手が出てくる。その選手に引っ張られるように選手レベルが底上げされていく。

もう一つに練習環境がある。卓球ではそれこそ少し広い家なら卓球台を置き、それこそ夜まで練習することができる。バドミントンは基本体育館競技なので、ほとんどの場合、夜の21時までしかできず、尚且つ空いてなければ使えない。

前記した理由は多人数クラブにあてはまり、後記には少数クラブがあてはまる(1面でも空いていれば練習が可能となる為)。つまりメリットデメリットがあるが、実際のところはそうではないのが現状かもしれない。では何がいいかとといえば、「少数入替クラブ」に勝るものは無いだろう。

酷い言い方をすれば、選手の入部試験から始まり、ランキング制を導入しつつ、さらにこのブログでさぼり気味なスキルシート等を活用して不要な選手を切り捨てていく。常にクラブ員を10人前後に留める方法だ。

それと、2部、3部を置いて、いい選手を1部に引っ張る方法もある。これだとクラブが肥大化してしまい運営の手間がかかってしまうが、選手の競争意識をあおるというメリットがある。これをやる時には、2部3部の練習を週2までに留め、1部を週5以上という格差をつけることにより、後者のメリットを生かすことができる。

実際は、こんなクラブがあったとしても日本では認められるのは難しいだろう。他のクラブからの非難も浴びることになる。ただ、本当に強い選手を育てようとするなら、クラブ単位でこういう事をしていくのも必要なのでは無いだろうか。



PS:なんでこんな記事になったかというと、福原愛選手を目指す全ての親子バドミントンな皆様に、あれはとっても難しい事の激しく特異な例だと気づいて欲しいからでもあります。趣味の延長までなら親子でバドミントンは大歓迎ですが、真剣にトップ選手を目指すには、選手の素質が絶対条件であり、さらに団体での競争、そして様々な技術の習得と、1対1では得られないモノがたくさんあります。夢を見るのは自由ですが、親の夢を子に押し付けるのは、見返りも決して多くは無いバドミントンという競技では酷な事でしかありません。

吹くわけねぇだろ、と思って開いた時期が私にもありました。

さて、昨日に引き続き手打ち矯正法である。
どちらかというと、回内を強く意識させる方法で、これにより手打ちを無くしていこうというわけだ。

昔、高校の頃だが、バレー部が床にボールを叩きつけていた事をなんとなく思い出した。アップ的な感じなのかなとずっと思っていたわけだが、これはバドミントンに、真剣に使えるような気がしてきたのだ。

いわゆる手打ちの人は、ラケットヘッドが手首よりも前にいかず、腕とラケットが一直線のまま腕力のみでラケットを振る。シャトルにスピードを伝えるにはラケットヘッドのスピードを上げなければならないわけだから、ヘッドを加速する為にシャトルを捕らえる瞬間は回内によってヘッドを前にしなければならない。

これを意識づける為に、普通のハーフ球を、足元付近に叩きつける練習をしてみようではないか。頭の上のシャトルを真下へ叩きつけるには、ヘッドを前に持ってこなければ下に行かない。棒のような腕では、シャトルを下方向に打つには打点を下げなければならないのだ。つまり普通のハーフ球では下に打つ事が出来ない。打つ事ができれば、手首を回内運動させているということになる。もちろん、手首をコックしてしまうと痛める事になるので注意しよう。

とにかく少しでも強く叩きつける。少しでも体の近くに叩きつける。これを繰り返すと、捕らえる瞬間の回内運動と、強く羽根を飛ばす為のタイミングに繋がるのではないだろうか。

バレーボールとは共通する体の使い方が若干他に比べて多い。基礎練習を、もう一度見直してみたい。

いわゆる「手打ち矯正法」のお話である。

スイングを行う時に肘が前に出てから腕を振ると完全な手打ちとなる。この表現だけでは語弊があるのはわかっているが、ようは肘を出してからラケットを振りはじめるのがよくないということで、インパクト手前で瞬間的に肘が出るのはむしろいいスイングになるだろう。

つまり、腕を振ってシャトルを打とうとするから手打ちになるわけで、じゃあ腕を振らないでシャトルを打てば手打ちにならないじゃないかという発想だ。

肘の角度をキープ(90度強?)し、とにかく腕を振らない。何を使うのかといえば、体の向きを変える事により肘を前に押し出す。腕を振っていないので強くは打てないが、体幹を意識し、という難しい言葉を使うから混乱するんだろう、、、左脇の内側あたりを軸に、右肩を前に押し出す事によりスイング(実際はスイングしていない)を行う。これでシャトルを捕らえる作業を繰り返す。

バック側も同様である。腕を振るのではなく、体を回転させる力で右肩を相手方向へ回し、シャトルを捕らえる練習を繰り返す。



果たしてこれで、体幹の意識、手打ちの矯正ができるだろうか。いい方法だと思うのだが。

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