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2012年08月

第29回全日本シニアバドミントン大会 参加者名簿

参加者名簿が公開されました。

間違いがないか、気になる選手はどうか、チェックしてみましょうw





今後の予定は、

種目別の会場割当は、大会申込み終了後に発表します。(9月上旬予定)

これと、組み合わせでしょう。組み合わせはいつなのだろう?

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何度もいいますが、たぬ吉は若干精神論者です。





そろそろ選手の夏休みも終わりますが、指導者からしたらあまり変わらないわけで、やはりここは選手がどういう意識で過ごすことができたか、がポイントとなるでしょう。
猛暑が続いたこの夏に、ダレることなく練習することができたでしょうか。熱い中、体調管理に気を付けながら自分を追い込む事ができたでしょうか。

熱い中の大会の為に暑い日の練習がある、というよりは、この悪条件の中の練習で、目一杯動き回ってフラフラになりながらも羽根を追いかけ続けた事が、必ず「自信」という大きな力になります。この自信が、これからの人生においても、何度も何度も選手を助けてくれる事になるでしょう。


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学校が始まると通常の生活に戻る事になりますが、この夏休みに得た財産を上手に通常の生活、通常の練習で生かし、各目標の大会で好成績が残せる事を祈っています。

昨日の練習中、気が付いたら首から肩にかけて痛みが走っていました。




原因まったく不明。ストレッチ不足でしょうか。その痛みがまだ残っていて、なんとなくひどい肩コリのような状態になっています。
少し頑張ったので全身に疲労感が残り、特に足首、足裏、ふくらはぎ付近がひどく痛みが出始めました。

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もう若く無いので、体のケアには本当に注意して、シニアまで怪我の内容に過ごしていきたいと思います。

メリット
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・ノックコースが安定する

・シャトルのスピードが遅く、打たせやすい

・数多くシャトルを出す事が出来る

・選手の状況を確認しやすい

・ノッカーの技術が低くてもよい






デメリット
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・遠くへシャトルを出せない

・速いシャトルを打ち出す事が出来ない

・実戦向きなシャトルが出せない

・選手がラケットから打ちだされるイメージを作れない

藤井垣岩のリラックスぴょんぴょんは、流行るのだろうか。

あんまり感想は無いのだが、2ゲーム目のカウント17-9で大量リードの時の解説者。



「ここで休んだらだめですよ。」

と強く言っていたが、、、







激しく共感してしまった。できるな、この解説者は、と。
(誰だったか確認してないが、たぶん著名な方なのだろう)

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17-9、一見安全なリードに見えるが、1-3、1-3を繰り返すと、たちまち19-15になる。もう一度1-3になれば、20-18。つまり、17-9、確かに大量リードではあるが、気を抜くところでは無く、一気に勝負を付けなければいけないポイントだ。相手に3点連続で取られるだけで追い付かれる可能性がある。可能性がある以上は気を抜いてはいけないポイントだ。

逆に考えれば、1-2では特に怖いポイントでは無いわけだから、少しギャンブル気味に攻めてもいいだろう。3点の内1点を奪えばいいのだから、そういう攻め方をしてもいい。

ラリーポイントになり、点数の考え方は大きく変わった。いろんな方向から数字を見てみると、面白い。

手投げノック、ちょっと軽視していました。

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というのも、羽根は優しく飛んでくる事なんてない、打ちにくいところへ動いて、厳しい状態で打つ事の方が多い、だから手投げノックはアップ程度で、ラケットノックを多めにと思っていました。



ちょっと間違っていたかもしれない。






できる選手にはそれでいいかもしれません。でも、できない選手には、まずどんぴしゃで当てる事を体に染み込ませなければなりません。それが優しい羽根だろうと止まっている羽根だろうと。できない選手はまずそれをやらなければなりませんでした。


動いて羽根を打ち返す事が基本、それに練習時間を割く事は決して間違っていませんが、選手のレベルを見て練習内容を変える事の大切さをあらためて思い知らされました。


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まだまだ楽しみとはいえませんが、この調子で上達していってほしいものです。

今更ですいません。まさかこんなに良い試合だとは思っていませんでした。





1ゲーム目
解説者の通り、自爆。自分からラリーを切ってしまう。

2ゲーム目
入らなかった繋ぎ玉(ロブ、アタックロブ、カット)が入りだした事によりラリーが長くなる。これによって佐々木選手のアタックチャンスが格段に増える。攻める事でポイントを取るという図式ではなく、ラリーすることによって攻めるチャンスを増やしていった。結果としてリンダンにもミスが出始める。

3ゲーム目
気持ちの問題なのかわからないが、佐々木選手が一気に攻めに転じる。「え?これは無理じゃない?」ってのまで攻め始め、見ている方は「これは無茶じゃないの」と感じていた。が、この攻め一辺倒が熱い。リスキーでありながらギリギリのところで踏みとどまり、一進一退の攻防を繰り広げる。見ていて3ゲーム目が一番面白かった。
ただ、この攻撃によってスキが生まれ、後半は攻めているものの、逆にリンダンに攻める機会を増やしてしまった。


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相手に攻めさせないなら2ゲーム目の繋ぎ方だったのだろうか、それともそのままだったら対応されてしまっていたのだろうか。推測で考えてもしょうがないが、確かに言えるのは、世界ランキング1位に対してラリーをして、攻めて、可能性を感じさせてくれた。年齢的にも厳しいかもしれないが、是非とも「次」に期待をしたい。

下、つまり床付近でシャトルを捕える練習です。


上で取れるからといって、上だけでしか取れないと、追い込まれた時にどうしようもなくなります。
やられている時はいろんな場所で追い込まれます。ネット前だけでなく、サイド、エンド付近でも床付近でシャトルを捕えなくてはいけない場面が必ずでてきます。






この下で取る技術は、思ったよりも足の筋力を要するらしく、小学生にやらせても高い位置でしか取れないのです。膝のクッションと利き手側の腰を入れ込まなければならず、意外に難易度は高いようです。

トレーニングがてら取り入れてもいいかもしれません。下で入ってネット際に返す事を繰り返し行うと、そうとう足腰に負荷がかかると思われます。

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シャトルを使わなくても、追い込まれたことを想定したフットワーク練習も効果的かもしれません。「ヘアピンは上で取れ!」という言葉はよく聞きますが、どうしたって間に合わない場面、これを想定しなければ試合用の練習とは言えないはずです。

各高校、相当の不祥事がでまくりながらも出場している高校野球。もう野球部は犯罪者予備軍なの?と思われても仕方がないほど、びっくりするほどの事件だらけです。



たぬ吉の線引きとしては、



・部活動、部活内での不祥事は出場停止

・選手個人の不祥事は、選手が出場停止



じゃないかなと思ってます。






例えば青森山田高校。確かかわいがりだかなんだか知りませんが、部活内で選手が無くなった事件がありました。
ライブドアニュース
これは部活動内。部活が終わっていたともいえなくもないかもしれませんが、寮生活ということは野球の為の寮生活と考えて、その寮内で起こった事なら部活、もしくは学校の指導が足りなかったと考えられます。選手を集めるだけ集めてあとはほったらかし、そんな部活が公にでていいのか、と。

そして近しいのは作新学院。選手の強盗事件ということですが、選手一人個人のやったこと、と考えるなら部活内そういう態度は必要かと思いますがあくまで個人、退部、退学という処分になるのではないかと。
少年院にしろ学校生活にしろ、生活指導、更生という名目があって、その中の学校教育や部活動があるはずです。その一人は態度が悪いから、今後このような事態があるかもしれないから部活に入れない、という判断がされるかもしれません。
でも、部活動はそういう役目もあるはず。一人の人間を育てる為に、その部活動の中で指導していくという役目があるはずです。そんな役割を放棄して、甲子園出場だけを目指してしまうのは本末転倒なのではないかと思うのです。せいぜい選手の退部退学だけにとどめるべきなんじゃないかと。



ただ、「3年間練習してきた選手がかわいそう」とか、そういう言葉はまったく不要だと思います。むしろ、まじめに練習してきた選手は関係ないのです。学校のクラスで一人事件を起こしたからそのクラスは大学受験自粛、そんな話にはなりません。それは「かわいそう」だから自粛にならないのではなく、「関係無い」から自粛にならないのです。



結局のところ、その被害者が「その部活動が気に入らない」と思うのか、「そいつが気に入らない」と思うのか、そういう問題なのではないでしょうか。
部活動内なら「何やってんだ、あの部活は」だろうし、別の場所での事件なら、高校や部活に話がいく前に個人とその家族の問題になるでしょうから。

4日目にもなると、コーチ陣がだれてきます。


こ、こんなはずじゃあ・・・







本日はほぼ最終日ということで、みんなで楽しくゲーム練習を多めにやりました、




なんてことはありません。
きっちりあおりまくりました。特に午後からはショートショートでガンガン回して、次の日をほとんど考えないようにきっちりと動かしてみました。


このブログを読んでいる人ならわかると思いますが、たぬ吉は若干精神論推進派です。今回も選手を疲労させることによるメリットを期待。

・力が抜ける
・普段とは違うラケットワークができる(良くも悪くも)
・普段とは違うフットワークができる(良くも悪くも)

言葉で指導しても、やってみせたとしても、それでもどうしてもできないことが、疲労によりできるようになることが、あります、たぶん。


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かといって毎回こんなことをする必要はまったく無いとは思いますが、気持ちで体を動かす事もしっかり染み込ませていかなければならないと思っています。

時代に逆行していたとしても、技術、体力、精神力、きっちり鍛えていかなければ。

さあ後一日、頑張ろう


というわけで、昨日は延々と技術練習をしてみました。

技術練習と言っても後半はフットワークを入れて行うので選手からしてみたら相当きつかったのではないかと思います。




ですが、昨日もそうなんですが筋肉痛の選手が何故かいない。。。

いくら技術練習をメインといっても、コート上に1日たって羽根を追いかけている事にはかわりありません。なのに筋肉痛で次の日ダメになる選手がいない。なぜ?


可能性としては、

・そもそも筋肉を使うトレーニングを行っていない
・足を使った技術練習自体それほど厳しい負荷がかからない
・ストレッチや睡眠でしっかり疲労が抜けている
・栄養補給を行う事により筋肉へのダメージが少ない


最後の2行は確かに今回相当気を使っています。熱中症予防にいろいろ食べさせているのですが、その中の一つにクエン酸が含まれているものがあるのです。まさか、それが良い方向に働いているの?

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はっきりとはわかりませんが、このまま脱落者無く乗り切りたいものですね。

メニューが難しい。

時間も長く、日数もある。
選手は疲労もたまりやすく飽きやすい。

のんびりの技術練習を多めに、途中息をしっかり上げる練習を入れつつ、次の日の事も考えながらやってみています。




合宿というとトレーニングをしっかり、というイメージもありますが、トレーニングこそ日々の積み重ねな訳で、まとまった練習時間が取れる時は、むしろトレーニングを必要最小限に抑える必要があるように思います。

1日の練習で疲労度には限界があるわけで、その疲労度をトレーニングで使うよりも、よっぽど感覚練習技術練習で疲労度をためた方がいいのではと。



もちろん合宿の目標に合わせてトレーニング合宿もありでしょうが、ジュニアではやはり感覚練習で追い込んで、自転車の運転を覚えるように体に感覚を覚え込ませる事も大切なんじゃないかと思ってます。

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まだ二日目。指導者もへばらないように、体調管理に注意しながらがんばりたいと思います。

3. Posted by abc   2012年08月16日 10:17
返信ありがとうございます。また質問させてください。ダブルスで、ショートサービスを打つ時、目の位置はどこを見てますか?


これはいろいろな方法があります。





1.ネットの白帯部分を見る

ダブルスのショートサービスでは、どこに落ちるかよりもどれだけ浮かずに打てるかの方が重要です。浮いた瞬間叩かれるので。狙いをネット白帯部につけて、そこへ向かってシャトルを打ち出します。

2.サービス相手の足、もしくは腰を見る

この方法では、相手の動きを凝視します。多少サーブが浮いたとしても、相手が打ちにこれなければ叩かれる確立は減ります。相手の足や腰を確認し、体重のかかり具合を見てサーブを打ち出します。
ただ、これはロングサービスを選択する時に多く使われます。ショートサービスだと相手の荷重はわかりにくく生かしにくいかもしれません。

3.自分のラケットとシャトルを見る

自分の打ちだしに集中する為に相手はあまり見ず、ラケットとシャトルに集中します。相手を見ないので相手からのプレッシャーを受けにくいというメリットもありますが、相手を見ないので相手の状況が確認できないというデメリットもあります。

4.相手の目を見る

3とは逆に、相手の状況を確認し、相手に目線でプレッシャーを与える方法です。相手との駆け引きはしやすくなります。

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これといって正解はありません。ダブルスのショートサービスでは、相手にプッシュされないサーブを打つ事が大前提ですので、それをクリアする方法を探して見つけてみてください。

ちなみに私は、プレッシャーに非常に弱いので「3」です。相手はほとんど見ません。

「オリンピックに魔物はいない」

レスリングで金メダル、小原選手のコーチ兼旦那様は、小原選手に対してこのような話をしていたそうです。



これは、裏を返せば

「オリンピックに魔物はいる」

ということになるのではないかと思っています。






ここでいう魔物とは、会場の雰囲気、プレッシャー等様々な外圧です。普段通りでいい、練習した通りに試合すればいい、コーチはそれを小原選手に伝えようとこの言葉を選びました。



そうなんです、オリンピックに魔物はいます。選手は様々な外圧と闘いながら、その魔物に打ち勝つ精神力を問われるのです。ノーマークの選手が好成績を残し、有望な選手が姿を消す、想像以上に大きかった魔物に喰われてしまったのでしょう。



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特にジュニア選手は、これからオリンピックよりも大きな魔物に立ち向かっていかなければならない事が数多くあるかと思います。選手は常に、他には見えない何かと戦っている、そう認識して、それをサポートする事が保護者、監督コーチになれればいいのではないかと思います。

選手に見えている魔物は、もしかすると想像もつかないほど巨大で凶悪なものなのかもしれません。おそらく大人は選手に近づいたとしてもその魔物を想像することすらできないでしょう。でも、きっと何か助けになる事があるはず、そう信じて、通い合宿二日目、行ってまいります。

がっしゅく[ 合宿 ]

( 名 ) スル
多くの人が同じ宿舎で一定期間ともに生活して,共同の練習や研修を行うこと。また,その宿舎。 「大会に備えて−する」 「−所」

エキサイト国語辞典より



とのことですが、「通い合宿」という言葉もあるらしく、私の年代からしたら「ただの1日練習じゃないか」と突っ込みを入れたくなるものです。一応選手からしてみたら合宿らしい。





というわけで、通い合宿が明日から始まります。ハードに、というよりは、どちらかというとだらだらの技術練習を時間かけてやるつもりです。1日目の筋肉痛が抜けなくて練習に身が入りません、となったら技術練習も台無し。厳しくいくのは精神力だけで、肉体的にはある程度余裕を見ながら締めていければと思っています。


ついでに、自分の体もここで引き締めておかないと。シニア前の練習までに、せめてバドミントンをする体と気持ちを作っておかないと、もうどうにもなりません。

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ジュニア練習にどうやって感覚を戻すか、悩ましい部分ではありますが、無駄に体を動かしてやってみたいと思います。

夏休みのこの厚い中、バドミントンにいそしんでいる皆様、いかがお過ごしでしょうか。私はぎりぎり元気です。



オリンピックの金メダリスト、柔道の松本選手はどうやら偏食らしいのですが、トレーニング中にはきっちりと食生活を改善していたそうです。食べるのはとても大切。考えて食事を取るのはアスリートには必須事項なんでしょう。





その時の話。
トレーニング中は、朝のトレーニング終了後30分以内に朝食をとるようにしていたそうです。

トレーニングで痛めた筋繊維にできるだけ早くタンパク質を届けなければならないというのは知っていましたが、松本選手は30分以内を目安にしていたようですね。

例えば、各部位ごとに3時間トレーニングを行ったとしたら、これはどう判断したらいいのでしょう。1時間ごとに休憩とって栄養を補給しながら行うのがいいのか、それとも、きっちりトレーニングを終わらせてから栄養補給をした方がいいのか、勉強してみたいと思っています。

プロテインのような手軽にできるタンパク質補給もありますが、ジュニア選手にはプロテインで栄養補給というのも少し抵抗があるんですよね。必要だとは思いますが、やはり食事で取らせてあげたい。から揚げ等を休憩中に食べたとしても胃に残ってその後の練習に影響が出てしまいそうな気もします。摂取しやすいタンパク質を水分補給とともにするとしたら、どのような食材が良いのか。。。

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栄養の勉強は、本当に全然進まないんですよね。。。。。

オリンピックも含めて動画確認して見ました。ワンプレー動画のアップは・・・たぶん無いだろうなー。

あくまでたぬ吉の個人的な見解であることをお忘れなく。






両ペア共に、基本的に守備からの攻撃移行が主。だが、その移行方法が異なる。



末綱前田ペアは、きっちり守ってチャンスを待つ。そして相手が上げてきてから攻撃に移る。特に末綱は、その守りと攻めの線引きがはっきりしている。攻めていてもかなりの安全マージンを取り無理攻めはしないイメージがある。きっちり守り、きっちり攻める。

藤井垣岩ペアは、守りながら攻めるチャンスを伺っている。相手が攻めているタイミングで攻めに入るような感じ、といったらいいだろうか。相手の甘いショットは逃さず、気が付いたら攻めに移行していく。


攻めるということだけで言えば藤井垣岩ペアの方が攻めに近い感じはするが、一長一短だ。
藤井垣岩ペアの決勝2ゲーム目のラストラリーは脆さがでてしまった。無理に攻めにいったショットが結果として相手のカウンターとなり、敗戦した。相手の攻めから一気にこちらの攻めにひっくり返したいショットだったが、当然リスクもあり、こちらの体勢が整わないまま攻撃を受けてしまう。そういう意味では末綱前田は安定してラリーをしていける。逆に攻めのタイミングが遅れ、チャンスを逃してしまう事もある。

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世界を見てみると、例の韓国ペアや中国ペアは男子ダブルスに近く、先手を取って攻めきるスタイルだ。守ってから攻めるよりも攻め手を休めず一気に決めていくプレーが女子ダブルスでも多くなっている。ラケットの性能が良くなっている今、攻めてしまった方が有利なのは否めず、攻める形を先に作れた方が有利にラリーを進めている。

それでも、守りから攻めるプレーで世界ランキング5位まで上げてきた藤井垣岩ペア、そして安定した成績を残し続けている末綱前田ペア。突き詰める事で世界と戦える事を体現している事になるのだろう。

いろいろありながらも、きっちり決勝に進出、その決勝でもいいゲームを展開していました。

おめでとう!







さて、決勝の試合展開ですが、1ゲーム目は圧倒的にやられて終了。単純なミスが目立ちました。サーブレシーブのロブがサイドアウト、相手の繋ぎのスマッシュをネットにかける、落ち着いて対処すればいいところが、そこは五輪決勝ということもあったのかと思います。最後まで修正できませんでした。


それが2ゲーム目になるとその単純ミスは修正され、攻撃の場面が格段に増えました。
特によかったのがレシーブからの攻撃のパターンが確立されている事。打たせるレシーブからスタートし、少しずつ、凌ぎながら一気に攻めに持っていく時の展開が素早く、その後の攻撃にも決めるという意思が見てとれました。ラリーができれば点差も詰まり、詰まれば相手も追い込まれます。延長までもつれる見ごたえのあるゲームでした。

それまで凌ぎきっていた藤井垣岩ペアですが、最後の1点は明らかにその攻めのポイントが早くなってしまいました。今まで攻められなかったシャトルだったのに、我慢の限界だったのか無理に攻めにいってしまい、それをカウンターで狙われて、銀メダルが確定しました。この1点のラリーが悪いのではなく、むしろ最後までよく我慢してもっていくことができました。自分のチャンスまでしっかりレシーブで揺さぶりチャンスから攻めきるという攻撃パターンは、本当に素晴らしい技術とコンビネーションだったと思います。


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何はともあれ、この決勝がこのペアのさらなる飛躍になってくれることを祈っています。

どうしても動画とは別に書きたかったので、記事を分けました。







いわゆる「無気力試合」とされている例の試合ですが、本当に無気力なのでしょうか。まったく問題ないとされている日本女子サッカーの引き分け狙いとは、いったい何が違うのでしょう。

私の感想では、違いは見つける事ができません。女子サッカーの引き分け狙いも、バドミントンの負け狙いも、考え方は同じです。ただ純粋に、メダルを狙いたいが為の行為であって、その手段として負け、もしくは引き分けを狙いにいった、それだけの事。大きな違いは、引き分けがあるサッカーと引き分けが無いバドミントンというルールの違いだけなのではないかと思います。



五輪と言う大舞台で、全ての選手が金メダルを目指している訳ではないのは、試合後の話を聞いていても明らかです。目指していないといってしまえばそれは語弊があるかもしれませんが、納得の8位入賞選手もいれば悔いの残る銀メダリストもいます。それは選手によって様々で、気持ちや技術の違いでそれは生まれてきます。

では、金、銀は無理でも3位決定戦で銅メダルなら狙えるかもしれない、という選手が、この試合に負ければベスト4に入れる、という組み合わせだった時の、その試合を負けたいと思う気持ちは果たして失格に値するのでしょうか。状況は違えど、金メダルを目指そうとする上でよりよい条件を選ぶ為に引き分けに持ち込んだサッカーと、気持ち的なものでは一体何が違うのでしょう。


ばれないようになんとなく試合をするのがいい選択だったのか、足を引きずりながら怪我を演じつつ負けるのがベストだったのか、結局はその程度の話にしかならりません。目標を達成するために「負け」る手段を、BWFばれないように探すしかないのです。選手に問題は無く、ただ純粋に(この純粋も語弊があるかもしれませんが・・・)目標を達成する為の、一つの手段でしかなかったと思うのです。





では、何故そんなシステムにしたのか。私は選手ではなくこの競技方法にだけ大きな問題があるとしか思えません。むしろ、今回のような、予選リーグ決勝トーナメント方式でオリンピック競技を行うのであれば、今回の選手の手段は簡単に予想できたことだろうし、それに対してまったく対策を行わなかった、BWFの方が大問題なのではないでしょうか。負けた方が有利になる、そんなシステムで大会を開くこと自体、何故考える事ができなかったのか、選手を失格にする前に、BWFの役員、五輪担当者の方が考えを改めなければならないのではないでしょうか。

今回初の予選リーグを導入した経緯はわかりませんが、決勝トーナメントを世界ランキング順で組みなおすとか、完全に再抽選を行うとか、今回の件が失格に値する行為だというのなら、まずは大会主催者がそのような手段を選手に取らせない方法で大会を運営しなければいけません。ルールの範囲内で上位を目指そうとする選手の何が悪いのか。この五輪のバドミントン競技での事件は、選手だけの問題ではないはずです。


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「無気力試合」という言葉はおそらく、大相撲の八百長相撲からきているのではないかと思います。あれは、負ける事で金銭を得る為の手段。プロであって真剣勝負を楽しみにしてきたファンへの冒涜です。五輪の例の試合は、八百長とはまた違うはず。より上位を目指す為の手段なのですから。あんな試合を見せられた観客はそりゃたまったもんではありません。チケットを買って見る試合では無いでしょう。ただ、五輪はプロスポーツではなく、選手がそれぞれの感情を持って戦うもの。今回のバドミントン競技のシステムでは、あのような試合が出てくるのも仕方がなかった、私はそう思えて仕方ありません。




載せておかなければならないんだろうなと思い、今更ですが動画です。

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この行為によりBWF(Badminton World Federation)は、この2ペアと、同様の事を行った別の2ペアを失格として、下位選手を繰り上げました。

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