ブログ村で記事をみかけて、これは書かねば!って思いまして。
基礎打ちというと、決められたショットを打ちあうものですが、その意味、大きく分けると3つに分かれます。
1.アップ、準備運動
2.技術練習
3.応用練習
まず大事なのは、パートナーとの共通意識を持って基礎打ちを始める事です。上記ブログでも指摘されているように、こっちは応用練習をするつもりなのに、相手はまだ準備運動ってことになっては、基礎打ちになりません。相手と話す事もいいですが、ほとんどのところでは打ちあいながら探り合っている事の方が多い気がします。
では解説。
1.アップ、準備運動
軽くストレッチ等で体を温めた後の1球目、これから羽根打ちを始める感覚づくりがこれにあたります。基本的には大きな動きは少なめ、1点返球になる事が多いです。打つ時は、下半身や上半身の動き、ラケット面の角度やインパクトに意識を強く持ち、自分と対話するように羽根打ちを進めます。
基本的には羽根は下に落とさず、ずっと打ち合っていられる状態がいいでしょう。
2.技術練習
例えばドロップ練習の時に、苦手なリバースカットを練習するとか、ロブではディセプションをかけたり、プッシュではバックハンドプッシュの練習をしたり、試合でできるようになりたいショットを重点的に練習します。パートナーには「ドロップバック側に出して」とかお願いすると、自分の思うような練習が進めやすくなると思います。
3.応用練習
技術練習をより実践的にしたものがこれになります。
具体的な例を上げると、
・ドライブでは、最後に前に詰めてプッシュで決めて終われるようにする。
・プッシュ練習では、レシーバーは前衛を抜くように早いレシーブを心がけ、アタッカーは相手の膝もとにプッシュをコントロールする。
・ドロップでは、低いロブ、高いロブを半面を広く使って相手を振り回し、相手から返球が甘ければロブでは無くプッシュする。
・スマッシュでは、レシーバーは全部後方へ高いロブを返球し、アタッカーは相手のレシーブミスを誘うようなスマッシュを打ち、最後はネット前に詰められるようにする。
・ヘアピンは全てスピンをかけて、できるだけ相手に返球させないように打つ。
このように、基礎打ちといっても様々な練習が可能です。
クラブによっても個人に寄っても違う場合がありなかなか難しいところですが、深く考えず、相手の様子を見て羽根を出せるといいと思います。わからなければ聞いてしまう方が手っ取り早いでしょう。
意図をもって練習するのは上達の近道。いろいろな基礎打ちができるといいですね。