こう暑くなってくると、

「昔は水なんて練習中飲めなくて」

という話が必ず出てくる。これを読んでいる人の年代はわからないが、練習中は、まったく水分なんて取れなかった。わずかな休憩時間に、必死にコ汚い学校の水道蛇口に吸い付いたもんだ。

もちろん、今ではそんなのご法度。水分補給の理想は、普通の成人の体格で、運動前に500ml、運動中は10分おきぐらいに細かく補給、1試合で1l以上の水分補給が必要となる。暑ければさらに多量の水を要する。同時にミネラルを補給する。

等、体のためを思えば理想な水分補給は試合進行の妨げになるように思えてくる。いかにして水分を取るか、もこれからの大会で必要な知識かもしれない。

県レベルではそうそう無いだろうが、全国大会になると、汗すらふかせてもらえない場合があるのをご存知だろうか。試合の流れの妨げになると主審が判断した場合、「袖で拭きなさい」と指示が出されてしまう。汗もふけないのでは、水分補給など無理なのだ。新ルールになるとインターバルがこまめに取れるようになる替わりに、ますます汗拭きが厳しくなる。

確実に汗をふける方法としては、真摯な態度とそれ相応の演技力が必要である。まずは転ぶ。汗が床につけば拭かざるを得ない。線審がいる場合は、だいたい線審がタオルを持っているはずである。線審に拭いてもらう間に、きっちりと水分補給を済ませる。ひどく転べばモップが必要になる場合もある。これらも、やりすぎれば「足で拭け」といわれる場合があるから注意が必要である。
次に、私はこれだけ汗をかいているんだ、とアピールする方法である。手で汗をぬぐい、主審にその手を見せる、拭かせてくれ、と上目遣いでお願いする。それで駄目なら、グリップ部分を見せる。もうどうしようも無いんだと、しっかりアピールする。これではラケットが飛んでしまう、とお願いする。

話がそれたが、そのような水分補給、ジュニア世代には、どうも休憩時間と錯覚してしまう子が非常に多い。いわゆる「根性」がなかなか育たないのが現状である。昔は環境がそんな感じだったが、今では体を大切にするあまり心がなかなか育たないようである。

忘れないで欲しいのは、気持ちもしっかりと鍛え、体も大事にする、両立することが絶対に重要であることをしっかりと考えて欲しい。