YOJ2006

10月10日から開催されるヨネックスオープンジャパンだが、注目はタフィックに勝った佐藤翔治、メディアに露出している小椋潮田等注目されそうだが、選手として一番注目しなければならないのは「サービス」である。

心配でしょうがない。私達の世代には「ピンサーブ(ドライブサーブ)=卑怯」という観念が刷り込まれてしまっている。それが、このルール改正でルール上可能とされてしまっているから考え物だ。今のところ、全日本社会人でも新ルールではあるが、えげつないドライブサーブの連発というのは無かったように思う。もちろん「えげつない」と表記したのは悲しい固定観念によるものであり、いつかは取り払わなければならない思考だとは理解しつつも、なかなか簡単にはいきそうも無い。

結局は、必ずどこかで流れが変わる。上位に食い込んでくる選手のサービス方法がどういったものか、きっとどこかのタイミングで、それは実行されるだろうと思う。それがもしかすると、この大会になるかもしれない。

逆に考えれば、この大会でそういった流れになれば一番いいのかもしれない。もしこれが、通常春行われていたYOJで変わったとすれば、中学生、高校生やらが、一気に本番で使い始めて流れに乗れない選手は有望でも脱落する。それを「卑怯」と考える選手も出てきてしまうかもしれない。

そういった意味では、この時期に「これからはこういうサービスなんだぞ」というのを、トップ選手が見せ付けてくれれば、それの一般化はあっという間に進むだろう。タイミング的にはいいかもしれない。

審判にも影響するだろう。サービスフォルトの基準が変わったが、これが実際はどの程度のものなのか、これから審判をする方は是非ともここで確認しておきたいだろう。例えば高校生なら、乗り遅れた学校と取り入れた学校とを、審判が文句無くおさめなければならない。基準を理解するという意味でも注目だ。

もしここで、今までどおりショートが優勢なら、それはそれで問題が出るかもしれない。ルールを解釈するならドライブサーブが出せるルール改正だ。という事は、今までの「いきなりのドライブサーブ=フォルト」という判断が下せない。が、そのドライブサーブが本当にフォルトじゃないのかどうかを厳密に判断しなければならない。頻度が多ければある程度「これはいい、これは駄目」という選択ができるかもしれないが、ショート中心、たまにドライブサーブで、その「たまに」をいい悪いと判断しなければならないのは非常に酷だ。それを選手にも理解してもらわなければならないのだから困ったものだ。

いずれにしても、いつか必ず「サービス=ピンサーブ中心」という日が必ず来る。その日におびえながら、まずはYOJ2006を見守りたい。