ヨネックスオープンジャパン、無事終了した。坂本、池田組の大健闘は本当によかったが、結局小椋潮田の敗戦の方が大きく取り扱われたのは言うまでも無いだろう。

唯一無事じゃないとすれば、それはタフィック対リンダンの男子シングルス決勝だろう。
簡単に言えば

「ファイナルの21-3はありえない」

お客さんは金払って見に来ているのに、個人の気分(試合を見ていないのでなんともいえないが、怪我等の情報が無い以上、そう考えるしかない)でゲームするのをサボるなんて、それこそバドミントン人気が上がるわけが無い。せめていいプレーを見せて欲しかった。

といっても、これがラリーポイントの特徴であるのをお気づきだろうか。旧ルールであれば、例えば3ゲームともセッティング、もしくはそれに準じたスコアであることもよくあったことだ。しかし、このラリーポイントになってから、「無駄なファイナルゲーム」が増えている。ちょっと点を取られたら、もう次に勝負をかけるしかないようなゲームが多数ある。今無い流れが、ゲーム終盤で来たところで巻き返しは不可能であり、そういう試合を捨てるという意識を感じられる試合が大変多いのだ。以前も書いたが、

21-14
11-21
21-12

こういったマッチが本当に増えている。旧ルールで言えばこのカウントは、

15-9
7-15
15-8

ぐらいだろか。もしかしたらもっと点差は開いているかもしれない。それがいわゆる「諦め」であり「戦略」へと繋がる。追いつく可能性の低いゲームは早い段階で捨てて、次のゲームで勝負していくという戦略は、今後広がっていくかもしれない。

だがもう一度いいたい。


「ファイナルの21-3は戦略でもなんでもない。故障でないならただの手抜きに過ぎない」