競技年齢の開始時期、これはある程度答えが出ているが、早ければ早いほどいい。難しい技術程早めに習得させるといいというのが今の考え方だ。

では、大会となるとどうだろうか。

今では小学生の大会でもABC大会なら年代別に2年生以下の部(Cクラス)まである。団体戦の若葉カップの4年生以下のシングルスがある。果たして、これから長い競技を行う上で低年齢の大会出場はどうなのだろうか。

目標はあった方がいい。大会に出れば気持ちも変わり、新しい技術も自然に身につくことも期待でき、さらに練習にも気持ちが入るだろう。ここまではいいことずくめな訳だが、デメリットも若干考えられる。例えばABC大会のCクラスで優勝したとして、その後の挫折はほとんどの選手が味わうだろう。小さい頃に頂点を見た時、その頂点は全ての選手が目指し、そして近づいてくる。追われる者と追う者の勢いの違いは何を見ても明らかだ。追い越されたときにモチベーションを維持し、さらにそれ以上の気持ちが出るのかどうか。

強豪選手は、例えば大学を卒業した時、競技を綺麗に辞めてしまう選手が非常に多い。一度トップを味わったものが落ちていく技術に耐えられないという話はよく聞く。いわゆる燃えつき症候群という言葉もあるらしいが、それが小学生の段階で起きてしまってもおかしくはない。

特に小学生あたりの大会だと、成長の差で勝ってしまう事も大変多い。少し前まではCクラスはサーブが奥まで返せれば全国大会ですらそれで勝ちあがれたものだ。

競技開始と大会参加。この年齢や、低年齢者への動機付け、ここらへんも指導者としては深く突っ込んで考えていかなければならないのではないだろうか。