1.指導者の技術欠如
様々なクラブを総合して、おそらく小学生の指導者が一番指導技術が足りないように思う。まず一つに、勉強されている方が少ない。技術はどんどん新しくなっているのにも関わらず、昔ながらの経験則で指導を行ってしまう。経験則が100%悪いとは言わないが、新技術を取り入れた上で経験を生かしていかないと、選手は昔のままの技術を身に付けることになってしまう。
本当にバドミントンの技術は日進月歩だということを全ての指導者と選手は理解して欲しい。

2.指導の不透明な方向性
結局これも1に関連するのだが、やはり他団体に比べると練習プランが立ってない場合が多い。というのも、中学高校の3年間と比べると小学校の6年は長い。昔はだいたいクラブ活動は3〜4年で入部して、というパターンが多かったが現在は若年化が進み小学1年生からは当たり前だ。これから成長していく幅の大きい6年間を見るというのは非常に意味のある事だが、1年と6年を同時に見ていかなければいけないというのはやはり難しい。結局のところ、行き当たりばったりの練習がほとんどである。直近の目標に合わせて練習することしか考えられなくなってしまう。課題、目標をそれぞれのレベルに(学年で分けるべきではないとたぬ吉は考える)合わせて立てる事がどれだけ重要となるのか、考えるべきだ。

3.練習時間の不足
とにかく体育館が取れない。いろんなスポーツが放課後に体育館を取り合う現状では仕方の無いことかもしれないが、平日2日、休日1日がまあ普通か少ないぐらいのクラブだろうか。やはりジュニア世代はセンスがあってもジュニアである。数日前のアドバイスをどれだけの選手が覚えているだろうか。忘れる前に練習を繰り返す必要は最低限あるだろう。学年によってだろうが、小学4年生ぐらいになればできれば週休二日ぐらいまで追い込む機会を与えるのがいいのではないだろうか。羽根を数打って身につけた技術は言葉の何倍にも役に立つだろう。

4.クラブ内のレベル格差
中学校以上の部活に比べて、10人の内センスが一人飛びぬけている。同じ学年で一人だけ練習についていけていない。こういったことがやはり多い。学年でも1年から6年いるわけだから、1年生と6年生の差は中学1年生と3年生の比ではない。問題としては2でも上げたように、まだまだ学年で一区切りにしてしまうケースが多い事だ。差別だなんだと声があがりそうだが、学校の授業ではなく、全ての選手が同じ事を習っているわけだから学年で分けるほうが差別だ。全ての選手にチャンスは平等にあり、そのレベルに合った練習環境があるべきだと思う。こういう事により、出る杭はあっさりと打たれてしまうケースが非常に多い。レベルやセンスで練習を分ける必要はあると思うし、個人的には、クラブ間の移籍もこういう理由であれば積極的に行われるべきだと思っている。

下記4点はまた後日。気長にお待ちをwww

5.保護者問題
6.選手の意識問題
7.時間帯の問題
8.大会の乱立