続き 1.顧問問題
少し前回でも触れたが、未経験者指導歴無しの先生が顧問に着いた場合、多くは体育館に集合して羽根を打つだけ、もしくはおしゃべりするだけの部活になってしまう。極僅かだが、その中でなんとか知識を取り入れて必死に指導しようとする先生もいらっしゃるので全員ではないと言っておきたいが、やはり多くは前者だ。部活の開始から終了まで生徒を見ずに終わってしまう事も多いと思われる。週間少年マガジンの「あひるの空」での知識しかないのが申し訳ないが、報酬は相当少ないらしい。さらに時間が拘束されるとあってはなかなか身も入らないだろうが、同じ中学校の部活で、夏休みに練習が10日に満たない学校と、休みが3日あるかないかの学校が存在するのは確かだ。是非とも前者に合わせて欲しいものだが。。。

2.ジュニアから中学への移行問題
小学生と中学生には大きな壁がある。それは、必死にやらされる小学生と、自分で考えていかなければならない中学生だ。1で書いたように、部活というおしゃべり時間の部活ならば、小学生の気持ちのままならばいっしょになってグダグダしてしまうだろうが、もし考えられるのなら好きなだけ練習できるという事にもなるのだ。たくさんの父母や指導者に見守られていた小学生と違い、基本的にはたった一人顧問の先生がいる場所で、下手すれば人数も増える。小学生のまま待っていては埋もれるだけだ。

そして、指導者の交代によって生まれる指導方法の差にも悩まなければならない。今指導者連盟でなんとか教育しようとしているが、とにかく大筋では同じ道を選手に歩ませなければならない。が、現状はといえば経験則だったり過去の事例だったりで小学生との指導者の関連が切れている。とにかく指導者全員は受講を必須にし、指導方法は違えど道筋は同じにしなければならない。指導者の慢心は選手が一番被害を受けることになる。

3.練習時間
とにかくコートの上に立って羽根を打っている時間が少なすぎる。近年犯罪も増えている事も関係してくるが、もっと羽根をおっかける時間を増やしていかなければならない。体育館の問題であったり、顧問の考え方であったり、学校の方針であったり、理由は多岐に渡っているがもっと教育機関がしっかりと選手強化を考えていかなければこの問題は解決しないだろう。

4.学校選択
1でも触れた学校選択問題である。個人的には越境入学には反対だ。バドミントンで食っていく環境には日本はなっていない。突き詰めたところで自慢はできても金にはならない。そんなスポーツの為にわざわざ遠い学校を選択するというのはあまり現実的では無く、やはり勉強を第一に考えるのが筋ではないかと思う。
そこで、あくまで個人的に推奨するのが、クラブでの練習だ。実際は中学生を受け入れるクラブ自体が僅かで、その僅かなクラブは敷居が高く強豪クラブであることが多い。現状を考えると全員がそのような体勢をとるのは不可能だ。これを実現する方法として、

・体育館の営利目的クラブへの開放
・協会からの営利目的クラブへの補助

営利目的のクラブがまず皆無であるが、塾と同じような形をしっかりと取れれば、選手は必ず育つ。実情では公営体育館が利用できないが、公営体育館や小中学校の体育館もきっちりと貸し出す時期にきているのではないだろうか。

5.引退時期
だいたい全中予選で3年生が引退し受験勉強に入る。初夏から春までまともな練習が行われていないのだ。この間も気にして羽根を打つ選手はいるが、一気に練習時間が減ってしまう。推薦入学制度が昔と変わってしまったのも原因の一つかもしれないが、身体が成長するこの時期に、やはり多く羽根を打っておきたい。もちろん受験勉強も大事なのはわかるが、最低限レベルの維持、ではなくて、高校前にしっかりとした技術向上を目指せれば高校の春の大会の結果も多少変わってくるのではないかと思う。

6.クラブと部活の問題
まず、クラブ優先で部活に出ない選手がいる。私個人の意見だが、部活は学校教育の一部であり大切な一つの授業だと思っている。塾があるからといって6時間目を早退する生徒はいないだろう。だが、部活は、先生からも生徒からも軽視され、大会まで部活に顔を出さない選手もいるほどだ。現状を考えれば、クラブ所属選手による大会と部活所属選手による大会をしっかりと分けなければならないのではないだろうか。
そんな状態で選手は部活の顧問を指導者とみなくなる場合がある。一番はクラブの指導者で、その人の言うことは聞けても顧問の先生の話はまったく聞けないのだ。もう部活の意味がまったくなくなってしまっている。クラブの指導者も、今の状態であれば選手にはしっかりと伝えるべきである。部活とはなんなのか、何を学んできて欲しいのか、部活でなくてはならないものだってあるだろうが、クラブ指導者はもっと部活を大事にしなければいけないと思う。あくまで現状ではあるが。

部活だけでは前にも述べたように時間が足りない。とにかく選手を育てるには学校外の力が必要であるが、現状のままなら、もっと学校の部活を尊重するべきである。
ただ、ベストは、部活には入部せず、クラブできっちりと技術を養える環境を日本バドミントン協会が作っていかなければならないと思う。クラブだけに所属で済むように、分けて大会を作っていくべきだ。