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ほとんど毎日潮田のニュースがネットで流れるようになったことはバドミントン界としては嬉しい限りだが、たぬ吉やその他大勢(人数不詳)には苛立たしい記事でもある。ここに来ているお客様はたぬ吉がいかに切れかかっているかおわかりだろう。

そんなわけで、たまには肯定意見も述べてみたいと思う。

よくあなた達の周りに、学生時代はそんな強くも無かったが、社会人になってレベルが上がった人はいないだろうか。練習量も減る、それに応じて体力も減っているはずなのに、何故かレベルが上がる選手がいる。潮田も短時間ではあるがそのような事が起きたのではないだろうか。

バドミントンを離れる決意を一度は固めただろう。それに伴って頭や体がリセットされる。練習量がどれだけ減ったかはわからないが、質の面では落ちただろう。たぬ吉はその時点で頭、思考に余裕が生まれたのだと思う。その余裕が体に伝わり体にも余裕が生まれる。練習としては完全に集中してる状況ではない為に身が入らない状態。もしくは脱力状態に近いだろうか。

そういった条件での練習が続いたり、バドミントン一色の時間だったものが徐々に違う思考が生まれてきた。それによって、総合前に一度リセットされたのかもしれない。脱力、余裕が、今まで使い切れなかった体や思考を生み、結果として技術を上昇させたのかもしれない。
徐々に感覚が戻ったのはその為で、総合の決勝までの試合ぶりからすれば本調子には程遠い。それでも、その脱力、余裕の思考からスイッチが北京前に戻るのには充分過ぎるゲームだったのだろう。余裕の思考と適度な脱力がゲームで生かされるのには、今までの経験をもってすれば容易な事だ。接戦でのポイント奪取能力はそういう能力アップがあったからこそ事で、決勝での完勝はそういった思考や脱力によるものであったのではないだろうか。


とまあ勝手に推測ばかりをずらずらと書き記した訳だが、実際のところ小椋、潮田あたりはジュニア時代から頭も体も「本当の休養」をしていないだろう。自分の頭と体を見つめなおす時間は、本当にアスリートにとっては重要なのかもしれない。総合決勝での充実振りを考えると、自らの能力に新たな発見を得た潮田、それを見た小椋、共に戻ってきてさらなる上昇を考える事に期待せざるを得ない。