あくまで仮説。

重心の低い選手はシングルス向き、逆に重心が高い選手はダブルス向き。
重心を低くできる選手は、一歩の歩幅が大きくなる。足の角度を見ればわかるように、両足の角度が大きければ大きいほど足の幅は大きくなるからだ。

基本は重心を低く、というのが一般的だが、重心が高い場合のメリットとして一歩が早いということが挙げられる。歩幅が小さいから方向転換が楽にでき、一歩目を早く踏み出せる。移動距離が短く済むダブルスに向いている方法だ。

これだけを見てしまうと大きな間違いが発生する。あくまで基本は「重心を低く」であって、「ダブルスをやるから重心を高くする」ということではない。重心を低くした状態で、より低い重心の選手はシングルス向き、その選手より高い位置の方が落ち着いている選手はダブルス向き、というわけだ。

この重心をコントロールすることも、ダブルス、シングルス、共に重要になってくるだろう。