「この選手とは組みにくい」

「この選手とは楽しい」

こういう話はダブルスのペアリングで必ず出てくるし、現にたぬ吉もいろいろな選手と組んできたが実際ある話だ。

例えば、スマッシュ、前衛、レシーブがほぼパーフェクトに近い選手はいるのだろうか。そして、そんな選手が二人いれば世界トップになれるのだろうか。

野球で言うなら、イチローは足も速くヒットも打つ、守備もうまいが長距離打者ではない。それに、イチローより足が速い選手や守備がうまい選手はいるし、長距離打者になればもっといる。

まずスマッシュという一つに絞ってみると、
・スピード
・コース
・角度
・ミス
に分けた時に、この3点を共存させることは、世界水準で見れば無理なのかもしれない。スピードを上げればコースがずれ、角度をつけようとすればネットのリスクが高まる。

そう考えると、上記の例えは「ほぼ」ありえないことになるだろう。

そうなってくると、ダブルスのベストペアを決定するのに、ある程度のタイプ分けが可能になってくるのではないだろうか。

大きく分けると

・攻撃タイプ
・守備タイプ

となるが、たぬ吉はあまりこういうわけ方は好まない。バドミントンをやる以上は攻めるのだから、基本的には守備タイプという表現がおかしい。必要なのは守りから攻めるのにどうすればいいかである。守備タイプというよりは、レシーブしかできない人、となる。

相変わらずの脱線振りだが、たぬ吉流の大きなわけ方として

1.アタックタイプ
主に後衛で力を発揮する。上がった羽根に対してきっちりとスマッシュを打ち込むことで主導権を握ろうとする。

2.ドライブタイプ
速いレシーブからの攻撃、前でのタッチで相手を追い込む事を得意とする。スイングの回転スピードを上げる事で前に詰めつつ、ラリーを作る。


この中でさらに細分化が必要になってくる。

1.アタックタイプ
・スマッシュ(コース、角度、スピード)
・打ってから次への準備スピード
・フットワークスピード
・2の技術がどれだけあるか

2.ドライブタイプ
・打ってから次への準備スピード
・ヘアピン(ネットからの距離によって)
・プッシュ、ドライブのスピード、コース
・レシーブからの攻撃パターン数
・1の技術がどれだけあるか

ざっと書いてみたが、キリが無い。実際は膨大に膨らむと思われる。まずは技術を細分化して、それに対して○×、もしくは数値を入れ、それによって相性を考えられることが可能かもしれない。


例えば、
・スマッシュは二人のスピードの差が大きい方がいい
・回転数(次への準備)は、一人が速ければいい
・レシーブの攻撃パターン数が3つ以上あれば、パートナーは一つだけでいい

こんな感じで技術を数値化させられれば、見た目と感覚ではなく、理論的なペアリングが可能になるかもしれない。





ペアリングでいつももめるレディースにはいい手法かもしれない。。。。。