「シャトル投げについて」の記事についてやまとげるまん様よりコメント頂きました。ありがとうございました。せっかくですのでこちらで返信とさせて頂きたいと思います。

>メリットはないと思います。
>投げる物にはある程度の重量がないと、浮いてしまって飛びません。
>子供にとってもシャトルは軽すぎるし、空気抵抗が大きすぎます。
>遠くまで飛ばそうと躍起になれば、力んだり、肘や肩を伸ばしきった
>りして、逆に大きな負担がかかります。確かに、転がってはいかない
>ですが、飛ばないものを飛ばせというのは、モチベ低下です。

 ごもっともなんです。私が「シャトル投げって意味があるのだろうか?」と考え出したのも、やはり同じような理由からです。遠くへ飛ばそうとするあまりフォームを崩してしまっては意味がありませんし、現実的に楽しくはありません。
 それでも今考えられるメリットは、体育館端でできる、とフォームが確認しながら投げる動作ができることだと思っています。
 ただ、ほとんどの場合は初心者にこの練習を入れているのが現状なんですが、おそらく初心者こそシャトル投げは危険な練習になってしまうのではないか、と思い始めているのがまさにやまとげるまんさんの意見のままなんです。スイングをわかっている選手のスイングの確認にはなっても、スイングがわからない選手のスイング修正には決してなり得ないのではないかと。

>シャトルは重さがないので、肩を後ろに引く感覚が掴めません。
>ダーツのように投げてしまいます。
>投げる物の重量と体重が連携して移動するのも理解できません。
>また、シャトルはしっかり「握って離す」こともできません。
>なので、離すタイミング(つまり打点)が曖昧になります。

 おそらく、ダーツ投げのようにはならないんじゃないかと思います。むしろ、ここを注意できないなら本当に練習には取り入れてはいけないはずです。
 打点に関しては、やはり軽いシャトルのデメリットで力の入れ具合やタイミングの確認には不向きですね。

>いろいろ投げさせてみて、効果が高かったのは、入門にはまず
>シャトル筒。

 バドミントンにはこういう長さのあるものが効果的だと思います。前に(本当に20年ほど前だったかと思いますが)テレビで何かのクラブ紹介をしていたのですが、その時にやっていたのが新聞紙を丸めたものを投げる、という練習でした。筒では若干太い為、多少作る手間はあるものの、こちらの方が有効かもしれません。重さもそれ程重くならず、長さの感覚、回内内旋も意識できそうです。

>それが投げられるようになったら、男物のスポーツソックスに
>お手玉をひとつ詰めたもの。投げ縄のようにくるくる回してから
>投げます。重心移動、肩、肘、手首、離すタイミング、どれかひとつ
>でもヘンだとまっすぐ高く飛ばず、しかも、端からは原因がどこに
>あるのかがすぐ見えます。バックハンドで回外を使ってでも投げら
>れます。

 これは若干注意しなければならない部分がありそうに感じます。テニスのような大振り、しっかりしたフォロースルーには適しているかと思いますが、バドミントンのようなインパクトの瞬間を意識させる練習には不向きな場合もありそうです。
 ただこれも、体の使い方、体幹や、それと回内回外よりも内旋外旋により効果がでるような気がするのですがどうでしょうか。投げる動作と同様に、離すタイミングは非常に重要で、効率良く離せる事はバドミントンにもとても効果的だと思います。



そんなわけで、コメントありがとうございました。今までの普通の練習も、見直してみるといろいろ見つかるかもしれません。皆さんも是非練習方法、いろいろ考えて直してみて下さい。