なんなんだこの変なタイトルは・・・。

高校一年、中学校ではそれなりの成績しか残せず、バドミントンをやるつもりも無かったが気が付いたら体育館に連行されていた。拉致、ちょっと前に流行った言葉を使うならそれが丁度良い。反抗もできず、うなだれながら地獄へ一歩一歩向かっていったのをはっきりと覚えている。

遅れていったせいもあるのか、1年同士で基礎打ちの後、先輩とのゲームを組まれていた。「それなりの実績」は、天狗にならなかったものの、勝ちも意識しつつの自信となって多少の高揚感に包まれながらの基礎打ち、気持ちを抑えながら体を暖めていた。


ゲームの記憶といえば、それはあまり無く、ある1点のみのプレーがはっきりと思い出されるだけだったが、それはあまりにも鮮明に記憶されている。

サイドバイサイドから先輩のスマッシュを強くドライブでレシーブし、一気に前に詰める。そのまま次のシャトルを前衛で勝負する為にラケットを上げてプッシュのイメージで突っ込んだのだが、、、

シャトルは上げたラケットではなくその遥か下、顔面にぶち込まれた。

痛いとかではない。目に当たったわけでもなく、怪我がどうとかいうプレーでもない。ただ、あまりにショックだった。ダブルスで前衛に詰めているにも関わらず、それをドライブで切り返された、この事実、これが衝撃的で、軽い自信は一気に吹き飛ばされた。レベルの差というものでもない、格の違い、中、高の差、先輩後輩の差、まざまざとそのワンプレーで見せ付けられたのだ。

その試合の勝ち負けも覚えていないが、このプレーで自信を全て失い、高校での1年半はおそらく一度も先輩に勝てずに終わった。勝つチャンスも記憶はしているが、追い越そうという感情には何故かならず、わざと負けたのも記憶している(これについては後日書ければ面白いかな)。

負け癖というものでもない、練習をさぼったわけでもない(違う理由ではさぼっていたが)、向上心はあったのだが、あの先輩のショットに勝てるほどの技術を身につける方法がわからなかった。あのショットは、ここから10年程は引きずり続ける事になる。