前から各サイトやSNSあたりを巡回していると

「一歩目が遅くてシャトルに間に合いません」
「フットワークが遅くてシャトルに届きません」

といった質問が目につく。
考え方としては、

「間に合わない、届かない」

このような現象に対して

「一歩目が遅い、フットワークのスピードが遅い」

のような理由がもうすでに挙げられている。


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ただ、ここで疑問が残る。なぜ、わかっているのに対策に進めないのか。
フットワークのスピードが遅いのであれば、それを速くする為に練習が必要である。筋力不足による理由もあるかもしれないし、足の使い方が悪いのかもしれない。とにかく速く移動する為の練習を繰り返し行えば結果はついてくるはずだ。

一歩目が遅いのであれば、ようは早く動きだす必要があるのだからゲームやパターン練習等で一歩目が早く踏み出せるタイミングを図っていかなければならない。早く動きすぎて失敗したなら少し遅らせなければならないし、間に合わなければもっと早いタイミングで動きだせるよう練習する。


つまりは、理由がわかっていればそれを克服するような練習をすればいい。なかなか上手くいかなくとも、時間をかけなければならない部分もあるし反復練習で体に覚え込ませなければならない場合も出てくる。「1年練習しましたが、フットワークがまったくスピードが上がりません」というのであれば、それはスピードが上がった事に気が付いていないか、もしくは1年で数回しか練習をしていない、のどちらかとしか言えない。



では、なぜこのような質問が氾濫するのかと言うと、スタートではなくストップの技術に気持ちが向いていないからではないだろうか。一つのショットで考えると、

(相手打つ)→スタート→移動→ストップ→ストローク→インパクト

だいたいこのような流れだ。羽根に間に合わない、打てないときに出てくる原因は、スタート、移動であり、その後のストップ、ストロークにはなかなか意識が回らない。このストップの技術が無ければ、移動が速くても減速しながら止まらないといけない。スピードが、100→0ではなく、100→70→0のように徐々に減速しなければならなくなるとそれだけ時間がかかってしまう。間に合わない。スタート、移動がよくてもストップが良くなければそのフットワークが生かせない。

ストロークについても同様だ。厳しい体勢でインパクトまで持っていく技術(体の長さやラケットの長さを生かす技術)があれば、多少スタートや移動が悪くても返球は可能だ。



問題なのは、スタートや移動の質問はあっても、ストップやストロークの質問が少ないということだ。もしかすると、スタート、移動がそんなに悪くないのかもしれない。見方を変えてプレーを分析すれば、違った部分から対策が見えてくるかもしれない。理由がわかっているプレーはそれを克服すればいい。理由がわからない、もしくは隠れているプレーに大きな問題が潜んでいる。