表紙に「中級者〜上級者対象」とあるが、基礎練習にもだいぶページが割かれている。さらに、一番の基礎の部分も省略されているわけではなく、ページは少ないもののストロークやステップ練習も載っていて初級者にも十分に役に立つだろう。



バドミントンの古豪、関東一高の小林先生の本で、考え方等が非常に興味深い。同校は確か毎朝5時から朝練、21時だか22時まで練習だった気がする。そのような練習環境の中での選手への対応などがコラムとして記されている。中でも一番印象に残ったというか賛同できたのが、

「効率化を隠れ蓑に鍛錬を欠くようでは逆に非効率になる」

の一文だ。今の技術、科学的トレーニングに目を向けるのは大切な事に違いは無いが、過去の選手が築いてきた結果の全てを否定してはいけない。新しいものを取れ入れながら、過去を振り返りつつ練習メニューを考えなければならない。選手にとって必要な練習は何かを常に考えていかなければいけないということだろう。



他の本に比べると、練習メニュー等が非常に具体的に感じた。選手の写真もわかりやすいポイントでの掲載になっており、指導者にも練習メニューや練習計画等の解説があっていいものであるが、さらに自分で強くなりたいという選手への手引書としても非常に有効な本だ。