ダブルスの基本的な考え方(といってもたぬ吉の頭の中の話)に、相手が打つ前にポジション移動を完了させるというものがある。
相手が打つ前に次のコースを予測して、そのコースを止めやすいポジションをとる、というものだが、このポジション次第で意味が大きく変わる。


「動くプレー」
予測したコースに対してきっちり入って止めに行く。相手が打つ前にしっかりとコースを潰すポジションを取り、そのコースへ打とうとしている相手に対して打つ前からプレッシャーを与える。
メリット:予想通りであればそのコースを潰しやすい。相手のショット前にプレッシャーを与えることができる為、ミスを誘うこともできる。
デメリット:早めに入ってしまう為、コースを変えられると追いかけなければならない。

「動かないプレー」
予測したコースへは7割程、逆サイドへも対応できるようにポジションを取る。動かない(実際は動いているが、動きが少ない)事で「動くプレー」とはまた違ったプレッシャーを与える。
メリット:動くプレーよりもリスクが少ない。逆サイドへも対応でき、ラリー戦に持ち込みやすい
デメリット:ラリーを切るプレーになりにくい。







打つ瞬間、とくに前衛戦では相手の位置が視界に入る。動くプレーではそれが大きく入るが、逆サイドのスペースも同様に大きく映る。それはパートナーにも同様で、前衛が大きく動くプレーをすれば、逆サイドのスペースが見える。そこへのフォローも可能になる。
動かないプレーでは、一定のコースのプレッシャーは無いものの、しっかりとしたポジションを取れれば相手にスペースを見せないポジションを取ることができる。突っ込んではいない為ラリー戦になるが、ここでの心理戦で優位に立てればその後のラリーでも優位となる。

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どちらにしても、攻める気持ちと攻め方とポジション次第でその後のプレーが決まる。なんとなくを無くし、意味のあるポジション取りを目指していこう。