日本ユニシス、松友美佐紀選手の特集が1月28日に放送されました。 どうやら再放送もあるらしく、2月4日(土)17:30〜18:00とのことです(日本ユニシス)。 食卓から今までの松友選手の実績や人間関係、人柄を探っていく、心温まる番組でした。 と前置きはここまでにして、映像にはバドミントンの試合風景が何度か使われている。

・小学2年生 シングルス
・小学6年生 シングルス
・高校2年生 ダブルス
・2011全日本総合


動画自体はそんなに長くは無いが、なかでも見てほしいのは小学2年生時と小学6年生時である。 まず小学2年生。 5歳から始めたという話だが、もうこの時点でラケットに当てる感覚はほぼ身についていたと思われる。前後左右、どのポイントでも振ったラケットでしっかりとシャトルを捕えることができている。

そしてもう一つはフットワークである。特に右足に注目して欲しい。松友選手は小柄ではあるが、小学2年生なわけだから、基本的に小さい。その小さい体で大人と同じ広さのコートをカバーする為に、右足を強く蹴りだし、大きく踏み込んでいる。この大きな踏み込みでコートの広さをカバーしている。足に負担は相当あると思うが、普段から練習していればそれは徐々に解消できる。足首、膝、股関節を使ってうまく荷重を逃がすことにより、負担解消と次の姿勢づくりを行えるようになる。 最終的には大きく踏み込むフットワークと細かく繋ぐフットワーク両方を身につけたいが、2年生の時点でここまで強く踏み込めるというのは、やはり素晴らしい。


そして6年生。

ここではラケットの戻りに注目して欲しい。フットワークは大人びてきて特筆が無いが、まだまだ小柄な小学生だ。となると、ラケットの長さも大人と同じ長さのラケットを小さい体で振り回すことになる。シャトルに力を加える為に大きなスイングをして強いシャトルを打とうとしている。それだけ大きくラケットを振り回せば、その後の次の準備も遅れてしまうものだが、松友選手の6年生にはそれが無かった。
振り込んだラケットがすぐ次の準備に備えてタイムラグなく跳ね返っている。強い羽根を打った後に準備が早いというのは、シングルスでもそうだが特にダブルスでは必須の技術。これがもうこの時点で身についていたようだ。



(実はたぬ吉はこの振り方が好きではない。シャトルに力を伝えようと大きく振ったりグリップエンドを握り込んだり、そうすることによってコンパクトなスイングがしにくくなり、ダブルスで有用ではないスイングになってしまう可能性があるからだ。ただ、松友選手を見てしまうと、考え方も少し変えなければならないのかもなぁ、と思わせてしまったりも。。。。。)

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今のトップ選手のジュニア時代の動画というのは、そういえばあまり見た事が無い。少ないバドミントン試合動画ではあるが、今回の放送は興味深く見る事ができた。