深夜で朝早いので簡潔に。



ついつい最後まで見てしまいました。

バドミントン スーパーシリーズプレミア 全英選手権2012 準決勝

男子ダブルス 準決勝 

カイ・ユン/フ・ハイファン(中国)×橋本博且/平田典靖(日本)






正直言ってしまうと、カウント以上に実力差を感じてしまいました。
1ゲーム目。中国ペアのスマッシュ、その後のレシーブはほぼ前衛につかまりそのラリーを失ってました。この展開、上げたらやられると思ってしまうと無理な攻めが増え、余計に前衛に捕まる悪循環を生んでしまいます。
逆に、平田橋本ペアからのスマッシュをきっちりレシーブする中国ペアはラリーに余裕があり、相手スマッシュからでも十分得点する力がありました。攻めたくて、決めたくて、こういう思考は悪くは無いのですが、攻めてくるとわかっているなら対応も楽。攻めるに攻められない微妙なシャトルを攻めた結果はどうしても相手に捕まり、連続で点数を失う結果に。


これが2ゲーム目になると、大きく変わりました。
橋本選手のスマッシュでエースが数本。これによって中国ペアのレシーブが浅くなり、前衛がタッチできる場面が増えてきました。それによって平田橋本選手がしっかりリード。逆に中国ペアのスマッシュに対しても対応できるようになり、ラリー数は格段に増えていきます。相手の攻撃の恐怖心が無くなればラリーを制する事もできるようになるもので、そうなればスマッシュやプッシュも冴えてきます。
ただ、最後までいかせてくれないのが難しいところ。中国ペアのスマッシュエースから、ラリーへの恐怖心が復活してしまったのか、明らかに攻められないシャトルでも攻めに行くプレーが増え、こうなってくるとそれを待っている中国ペアに捕まってしまいます。序盤では攻めと守りのメリハリがしっかりしていたものの、インターバル後は無理な攻めからのミスが増え始め点差はあっという間につまり、そのまま展開を変化させられず敗戦。
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中国ペアのふところの深さ、単純なスマッシュ力に差を感じましたが、何よりラリー力。攻めるでもなく守るでもない、どっちつかずのシャトルの扱いが非常に長けていて、簡単に言ってしまうとドライブに近いのですが、ドライブ系でもさらにゆるく低いシャトルのコントロールは絶妙でした。そこからの攻めの切り替えも早く、平田橋本ペアは切り替えに対応できず決められるパターンも目立ちました。


緊張もあったのかもしれませんが、次に期待です。