残念ながら読み切りのようです。





発想、構成、私は悪く無いのではないかと思うのですが。

特に、主人公を「支配者」とするあたり、私のダブルスのイメージと見事に重なります。パートナーと対戦相手を操るがごとく前衛でプレーする姿には共感を覚えます。

「性格が悪い奴が強い」

としているところも、バドミントンに関しては昔から言われている言葉です。ひがみも一部ありそうな気がしますが、往年のプレイヤーはこの言葉に違和感を覚える人はいないでしょう。

弱く打つ事で相手の打点をずらすというプレーも非常に面白いところです。対戦相手の「面は切っていないのに」という発言にもプレイヤーの心理をくすぐるものがあります。その手段はあまり現実的ではないものの、そこは漫画だからと考えればとても楽しめるものです。このプレーをやるとすれば、漫画とは逆に、上の3本指だけで握り、薬指と小指を握り込まずに腕を振り込むと、この主人公と同じようなショットが打てるはずです。


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と、褒めるのはここまでにして残念な点。

・セカンドゲーム
・セット

この言葉はバドミントンには存在しません。おそらく、作者は昔にバドミントンをやったことがあり、そのまま競技からは離れたのではないかと推測されます。セットはルール上は無いのでゲームにして欲しいところですが、言葉としては通用してしまうのでしょうが無いところでしょうか。

・0点、1点での敗北

よっぽどの実力差が無い限りはありえません。これも過去のプレイヤーの感覚と言えるかもしれません。サーブ権有りの0点ゲームと現ルール、ラリーポイントでの0点ゲームは雲泥の差があります。ラリーポイントの10点ぐらいでも、昔の0点ゲームぐらいの可能性もあるぐらいです。

・ミックスの特色が生かされていない

女子が前、男子が後ろの基本的なパターンに対しての話が無いのが少し残念。例えば対戦相手がオーソドックスなトップアンドバックであれば、主人公ペアの男子前衛でコントロール、女子が後衛でアタックのプレーが際立ったと思います。
よく考えてみると、対戦相手は女子の方にロブを上げて、主人公ペアの女子が対戦相手サイドバイサイドの女子の方にスマッシュを打つのは戦略的には間違っていないんですよね。ただ、他のプレーが描かれていなかったのはわかりにくいかもしれません。

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悪くは無いんですよね、悪くは。もっと今風にしながら現プレイヤーを楽しませるように変わっていけば、今までの「スマッシュ!」「大和の羽」と違う路線で進めるのではないかと思います。次に期待です。