NHK様。来年、そしてずっと、全日本総合バドミントン選手権を中継してもらえませんでしょうか。
今回これほどまでに幸せな気持ちにしてくれたのはNHK様のおかげです。
是非とも、また来年もよろしくお願い致します。





混合ダブルス決勝


早川 賢一/松友 美佐紀(日本ユニシス) 


21-19 / 21-23 / 21-13 


嘉村 健士(トナミ運輸)/米元 小春(北都銀行)




真っ先に切れたのは早川。決勝の2試合目ということもあるが、2ゲーム目点差を離してリードしてから一気に崩れた。セイフティーリードがあっという間に追い付かれ、接戦も2ゲーム目を落とす事になる。

点差が離れて気が抜けるのはよくあることで、抜けた集中力がファイナルまで戻らない事もよくあるのだ。それほどまでに感情、集中力コントロールというのは難しく、プレーに直接あらわれてしまう。私の想像ではあるが、早川も体力的な疲労よりも精神的な疲労だったのではないだろうか。ファイナルもバタバタではあったがなんとか立て直したのはゲーム巧者といったところか。

松友は女子ダブルスとほぼプレーが同じ。だが、それが球の速いミックスでもできるのは松友のスピードへの対応力があるということだろう。嘉村のスマッシュをきっちりレシーブし、その後のポジションチェンジも素早い。持ち味を存分に出したプレーをしていた。

嘉村の魂のこもったスマッシュは、個人的に大好物。打ちっぱなしではなく、その後のフットワークスピードも速い。パートナーへのフォローもしっかりとしていて、逆に早川にそこを狙われる場面もあったが、守備範囲の広さは魅力的だ。ファイナルはミスが目立ってきたが、1,2ゲームは明らかにプレーで一番目立っていた。

米元は自分の身の回りをしっかりと抑えていた。どちらかといえば前田タイプと言えるのではないか。スピードにも簡単に負ける事は無く、嘉村のフォローへの助けられ方がとてもスムーズで、嘉村のプレーを邪魔する事無く自分の良さを出せたのではないだろうか。


この試合も見ていて楽しかった。破壊力のあるスマッシュの攻防はバドミントンの醍醐味の一つ。良い。

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