レベル差。




お前のは逃げているだけだ。

そう言った門馬選手と主人公丸尾とのレベル差は、かなり大きい。

丸尾は「あれだけ攻めていたのに」と漏らしている。そう、彼は必死で攻めていた、戦っていたのである。だとしても、門馬からはそのようなボールは送られてこなかった。戦うに値しない、と言ってもいい。それぐらいのレベル差と作中では表現しているのだろう。

攻める為に守る、守る為に攻める。どっちつかずのなんとなくの返球が意味が無いのはわかるが、それを意味があるボールが返せているならどちらかにあてはまるだろう。だけど、自分が当てはまったとしても、相手にとってそう感じられなければ、それは意味があるとは言えない。

丸尾は「逃げるな」というアドバイスのもと、今の状態で再戦しても、それは門馬にとっては逃げるプレーしかできないだろう。全てを鍛え上げてこなければならない、丸尾からしてみたら、それだけきついアドバイスとも言えるし、それができるはず、という期待の表れとも言える。


ちょっと具体的に。

シングルスで、相手のロングサーブからサイドを狙ってスマッシュを打った。これは「攻めている」と考えられる。が、このスマッシュが内側に入ってきたら、スピードが足りなかったら、それは「ラリーを嫌がっている」と取られる。つまり、スマッシュを打ったとしても「逃げている」と取られる事になる。
このサイドスマッシュも、決定力があるなら攻めている事になる。決定力があるかどうか、それはやはり対戦相手の力量が大きく関わる事になる。
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レベル差のある相手にどういう戦いをすることができるか、少しでも上位者に感じられる戦いができるかどうか、それが今後のレベル向上に大きく関わってくるのではないか、と酔っぱらいながら思うわけである。


バドミントン漫画でもこんな感じのでてこないもんかね。