撮りためたテレビ、なかなか見る機会がなくて。




勝手に取られていたアキレアの橋には、奥原選手がクローズアップ。リオでの山口選手との数ラリーとその後の試合が放送されました。結局目がいったのは、奥原選手のフットワークではなく、山口選手の瞬間的な発想と強打。あの爆発力は引きつけるものがあります。

実は、気になったのはその後の柔道選手。銀メダルをとりながら、1ヶ月近く柔道着を着なかった、とのこと。いわゆる燃え尽き症候群、なのでしょうか。

決勝で敗れるも五輪銀メダルは立派な成績であるはずが、柔道という種目からもしかしたら金以外価値の無いものというイメージに冒されてしまったのか、もしくは決勝が指導の差できまるという内容からの落胆からなのか。結局は選手本人にしか分からない事。
もし、金を目指して銀になった事で、これが燃え尽き症候群というのであれば、目標とはどんなものならいいのかがさっぱりわからなくなります。五輪の金、これはおそらくどのジュニア選手も一度は夢見る目標ですが、ほとんどの選手はそこには手が届きません。

手が届かない=燃え尽きていない

簡単にこの図式は成り立たないのです。手が届かない事がわかってしまった、理解できたから燃え尽きてしまう、ということなのでしょう。

私の同年代にも、私よりも遥かにいい成績を残しながらも10年以上前からラケットを握っていない選手だらけです。私からしてみたら「もったいない」としか思えませんが、その優秀な選手からしたら、もう目標が無い、という事なのでしょう。

「目標を下げる」

これが選手、特に一流選手には非常に難しいのではないかと思います。

私が以前から訴えている「全日本シニア75歳以上優勝」をもし目標にできるならば、おそらく簡単に辞める事はできないだろうし、シニアのレベルはおかしなことになっているでしょう。

燃え尽きてしまった選手を「もったいない」と思う事はその選手以外の人の事。選手本人は、もう羽根を打つ事にすら興味が失せてしまうのだと思います。ある意味しょうがないのかな、と思ってしまう部分も。

果たして、ジュニア選手にはどこまで目標を持たせたらいいのか、こういった放送をみると、とても考えさせられます。目標を持たない選手は強くなれません。でも、目標をより強く持つことで、競技を続ける事を拒否してしまうようになるかもしれない、そう考えると、簡単に強くなれという言葉すら拒みたくなります。
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選手にはどう考えさせたらいいのか、指導者は本当に深く考えていかなければならないのかもしれません。