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平成18年、今から12年前は、過去と現在どちらに近いのだろうか。

日本開催のユーバ杯、期待されていた日本女子は決勝トーナメント1回戦で沈んだ。

見るべきはオーダーである。
オランダのトップシングルス、アウディナを森選手がファイナルで金星をあげる。かなりの格上なだけに大きく日本に傾いたはずだった。

シングルスが終わって2対1。日本はダブルス専門の2ペアを残し万全。かたやオランダは、シングルスで競り負けた2選手がダブルスを兼ねてきている状況。
日本は勝利を確信していた、その状況でのダブルス、2敗。
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この時代、決して過去といえる時代では無い。シングルス、ダブルスが専門な事が一般的、オランダのオーダーが異質だったのだ。

未だに私の中にはこの試合の印象が
根強い。シングルス、ダブルス、専門で育てる事にどれだけの意味があるのか。
ましてや、ダブルス専門で学生まで過ごす事で、どれだけの成長機会を逃しているのか。

「これはもう過去の話だから」

そうはっきり言える日が来るまで、私はシングルスを中心に指導していく事をやめないだろう。

「シングルスもダブルスもバドミントンなんだ」

バドミントンにふれる以上はこの言葉をかけつづけると思う。