あの、あれです。


今各大会で対応が迫られているサーブ115cmルール、その対応で一番の壁となっているのが、あのアクリル板の横線が引っ張ってあるやつです。

あれを1コートに2台、現状では必要になってきます。4面だと8台、10面だと20台。果たして1台いくらあれば作れるのでしょうか?持ち運びを考えるならアルミで軽く作らなければならないし、コストはますますかかります。ついでに、その置き場も考えなければいけません。

そんな事で、まずはどんな状態かやってみました。


小学校の体育館にどこにでもあるもの。そう、走り高跳びのバーを乗せるやつです。そこに、ゴム紐を張って、やってみました。



なるほどね。


やってみると使い方がわかるもので、まず手前と奥にある2本のゴム紐が一直線になるように腰をおとし、その場所を固定してサーバーに目線をずらします。そのまま、羽根がゴム紐より上で打たれればフォルト、下ならOK、となります。


それを踏まえて、いろいろと考えてみました。

案1 アルミ、アクリル板で同じものを作る
正確性 ○ コスト × 利便性 ○ 保管スペース ×
まず、高いです。一台10000〜15000円はするんじゃないかなと思います。持ち運びならキャスターもつけなきゃならないし、倒れないように足も付けるとスペースもとり保管場所も考えなければなりません。一番やらなければやらない事が、一番現実的ではないという事実。

案2 木とアクリル板で作る
正確性 ○ コスト △ 利便性 △ 保管スペース ×
木で作れば少しは軽くなります。ただし、倒れないようにするには足はそれなりに必要。だとするとスペースはとってしまうし、アルミと比べて耐久性も少し落ちてしまうでしょう。

案3 ポールに取り付ける設備を作る
正確性 △ コスト △ 利便性 △ 保管スペース △
ポールに洗濯ばさみのようなもので棒を水平に出し、その先にアクリル板、プラスチック板でもいいでしょうが、横線が判断できるものを取りつけます。足が無い分コストや保管スペースは相当削れるような気がしますが、最初の設置で高さを合わせなければならないのと、ポールの横を通れなかったり、取り付け方法によってはすぐ曲がってしまうようなこともでてくるかもしれません。

案4 スマホアプリで確認できないか
正確性 ? コスト ? 利便性 ? 保管スペース ○
まず三脚を使ってスマホを115cmにセット。水平を確認する為に、115cmの2点を認識させて、スマホ画面にラインを引きます。後はそのライン上を見て、三脚を横にスライドさせることでサーバーを見れば、判断できる事になります。画面を転送することができれば、主審台の上からでもジャッジする事が可能になるかも?
とはいっても、前の審判アプリ同様に誰のスマホを使うのか、等の問題がこの案については山積みだったりします。

案5 ラインテープを使用
正確性 △ コスト ○ 利便性 ○ 保管スペース ○
試していないのでどこまでできるかわかりません。
まずバドネットに115cmラインを引きます。そしてもう一つ、体育館の壁に115cmラインを引きます。これは目打つ色ならなんでもいいでしょう。この2本の線でジャッジします。
やり方は、ネット越しにサーバーを見て、ネットのラインと壁のラインを合わせます。これでジャッジするというもの。
最大のメリットは保管スペースやコストがほとんどかからない事。きれいに剥がせるマスキングテープを使えば容易と言えます。
デメリットは、サーバーをネット越しに見なければいけない事。そして、手前のネットラインを合わせる奥の線の距離が長くなってしまう事。ちなみに壁が無い方の線を合わせるには、奥のコートのネットのラインになります。
もしこれを試行してみて、ラインを合わせる事が可能であれば一番実施が楽なのではないでしょうか。たぬ吉も試した事がないので、この方法は一度確認してみたい方法です。

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各所いろいろな案があるとは思いますが、正確性はもちろん、他の方法を考えて正しいジャッジをしていかなければならないのは本当に大変だと思います。他に案があれば、コメント等頂けると嬉しいです。