これから観ます。

1ゲーム目、2ゲーム目、共にいいラリーの連続だったが、印象に残っているのはファイナル序盤である。

0-0からのスカムルジョのサーブ、第1球目からスピンサーブ。最終ゲームの1球目で回してくるが、遠藤これを普通に処理。失点はしたが、このラリーに関してはスピンサーブの影響はほとんど無かったのではなかろうか。

もう一度見直してみようとは思っているが、スピンサーブで優位に立てたラリーはなかったのでは?

現に中盤でありえないサービスショートアウトもしていた。何より、優位で確実ならばスピサーブの割合はもっと増えるはず。渡辺も回す事を考えれば、この試合でこの程度の本数しか確認できないのなら、現状は完全優位なエースサーブではなく、目先を変える為の一つの種類と言えるだろう。

そして、序盤はお互いが噛み合ったプレーの連続、あまりに繰り返しすぎて11までに30分ほどかかってしまった。

攻めるカバー、守るカバーの連続、この繰り返しこそがダブルス最大の魅力である。
逃げてるはずが逃げ切れない、決めているはずが決め切れない、そして最重要ポイントは、お互いが

攻めているけど攻め切れるとは思っていない。逃げているけど逃げ切れるなんて思っていない。お互いが失点する瞬間、得点する瞬間まで、点が入ると思っていない。この状態での攻防が目まぐるしく入れ替わるこのゲーム、バドミントン プレイヤーとして、ダブルスプレイヤーとして、そして指導者として、身震いし続けるようなラリーの応酬だった。

あと何回見るかはわからないが、しばらくはたぬ吉の中でのバイブルとなりそうだ。