リーグ1回戦はどうやって勝ったの?

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ZHENG Si Wei
HUANG Ya Qiong

CHN

2

21-7
12-21
21-16

1

渡辺勇大
東野有紗


一つのミスが命取り。そんな緊迫感ある展開を強いられた渡辺、東野ペア。
何がって、中国男子選手ZHENG Si Weiのあまりに無慈悲なスマッシュ。これがどれだけ渡辺東野にとってプレッシャーとなりミスを誘発させた事か。

高い打点から強力でキレのあるスマッシュを打ちこまれると、渡辺でさえコントロールが厳しいが、東野にとっては返球できるかどうかギリギリのレシーブになってしまう。それほどまでに強力。ほんの少しだけのラリーミスすら許されない展開の中、よく2ゲーム目をとれたものだ。

日本の混合ダブルスといえば池田潮田の名前が挙がるが、たぬ吉としては厳しいという感想を持っていた。男子のラリー型の選手ではミックスは優位に立てないと感じているからだ。その前だと、舛田前田という突貫ダブルスがあったが、このペアであればもっと突き詰めたら、という期待もあった。

では渡辺はどうかというと、やはりたぬ吉の感想はラリー型である。男子ダブルスでこそ生きる渡辺のラリー力は、どちらかというと男子よりのパワーがある東野とのペアだからこそその魅力を引き出せると思っている。

だが今回は、完全ミックスで破壊的スマッシュを持つペアに敗れる形となった。たぬ吉が最もミックスとして理想に近いのがこの中国ペアなんじゃないかと考えてしまうほど、かみ合ったペアに見えた。少しのラリーミスから一発で得点にもっていけるスマッシュ力、やはりこれこそがミックスの理想だと思う。

でも勝っているのである。そしてこのゲームでも渡辺東野は1ゲームを奪っているのだ。このたぬ吉の感覚を思い切り覆してもらいたい。といっても、もうすでに覆すほどの実績は残しているんだけどね。この試合を見る限りでは、差があるんじゃないかとも思える。次にこのペアの試合を見る時は、圧倒的破壊力を捌ききるラリー、もしくは、その破壊力を封印するような試合運びを見せて欲しい。