あんまり変わったことにはならないが、リスクを回避し、確率を考えて、コースを絞る、予測が外れたらパートナーになんとかしてもらう、たぬ吉の指導方、考え方が再確認できた。

一応バドミントンの技術ブログなので再度軽く解説すると、

・リスク回避
この1本で決める必要がない。次で決めればいい、パートナーが決めればいい。無理に点を取りに行ってミスしてしまう方がもったいない。

・確率を考える
相手が想定外の返球で1点取られたとしても、それが果たしてどれぐらいの確率で入るショットなのか。
30%しか入らないならほおっておけば点差は開く。逆にきっちり入ってくるならそれを想定してプレーすればいいだけのこと。

・コースを絞る
ここに打てばここに返球される。それを頭に入れて体で反応させる。それができれば準備がより早くなり、ミスなく返球することができる。

・予測が外れたら・・・
当たるか外れるか。外れたとしてもパートナーが後ろから全体を見渡しているからフォローしやすい状況にあるはず。だめでもそれは確率で考えて。


と、こんなところだろうか。前衛論カテゴリで似たような記事を結構書いたと思うので、暇な方は読み漁って頂きたい。



と、これは前置き。

動画を見ることで確信したのは、

指導力は、知名度、信頼度に大きく影響する

ということである。

ほぼ同じ考え方のたぬ吉が、同じような指導をして、選手はどれだけ聞き入れてくれているのか。悲しいが、TAGOKEN程の影響力は、間違いなく無い。
信頼とは、実績である。すべてではない。長い月日を経て、結果が出て生まれる信頼もあるだろう。でも目の前に元世界ランカーがラケット持って教えに来られたとしたら、それは選手は信頼して指導を聞き入れるだろう。

たぬ吉は、単純に羨ましい。そして、過去の実績がない中で指導者として信頼を得ているたくさんの指導者を見て、本当に尊敬の言葉しか出ない。
言葉を聞きいれてもらうため、信頼されるためにどれほどの情熱をささげてきたのだろうか。選手と真剣に向き合うことを続けたからこそ、そういった実績につながり、指導力として評価されているのだと思う。
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大会での実績もろくに残せなかったたぬ吉としては、果たして後者のような指導者になれるのかどうか、今選手を導くことができているのだろうか、この答えは、10年後指導を続けていたとしたら、出るかもしれない。