私は広島カープファンです。
サッカーはだめでした。
「12番目の選手」と呼ばれるサッカーのサポーターですが、私はこの感覚がどうにも合わず。
ふと今回の大会を見て、これを思い出してしまいました。
さて、何はともあれ、準決勝MD、保木小林の19-13、20-16からの敗戦。
国を背負うってとんでもないことなんだなと。当たり前ですが、私自身味わったことの無い、これから味わうこともないとんでもないプレッシャーだったかと思います。バドミントンのラリーポイントに変わってからはセイフティーリードと言ってもいい得点差からの逆転劇は、「惜しい」以外にいろいろな感情が湧いてきました。見ていた方も、個々それぞれの感情があったのではないかと思います。
私の持論として、「スタミナは気持ちから切れる」というものがありまして。それまで死ぬほど練習をしている選手なのですから、1試合フルに全力で戦うスタミナは間違いなく持っているはずです。でも、その疲労が現れるとしたら、それは「集中力が切れた」時。まさに、ラストはそんな感じに見えました。
国を背負い、一進一退を繰り返しながらの攻防、本当にギリギリの状態で全力を尽くして戦っていました。でも最後の最後は、おそらく何かが変わってしまったのだと思います。それは、体力ではなく、精神力。勝手な想像ですが、勝ちを意識してしまったのではないでしょうか。ギリギリで戦っていたところで、一つのマイナス要因が生まれただけでひっくり返されてしまう、そんな攻防なんて、考えただけでも吐きそうになります。
分かりやすい一つのプレーは、小林選手の、ネットミス(何点のプレーかは確認してみてください、終盤のポイントでした)。足が出せず、打点が低く、あの形でネットを打ってもプッシュを打たれるだけ、当然そんな状況ではコントロールもできません。
小林選手が未熟だった?そんなわけはありません。あのレベルで戦い続けていられる技術と精神力、集中力、間違いなく世界トップレベルです。そんな選手があんなプレーをしてしまう。国際舞台、団体戦、強豪中国にあと少しで勝てる、もう本当に想像できません。あの小林選手があのような分かりやすいミスをしてしまう程のプレッシャーは、どれほどのものだったのでしょうか。。。
勝てなかったのは残念でしたが、今回は中国の選手の実力が上回っていただけのこと。本当にどの選手もお疲れさまでした。いい試合を見させてもらえて、本当に感謝しかありません。また次回、いい試合が見られる事を期待しています。