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31-技術 全般

さて、バドミントンの「サーブ」について、色々と言いたい季節になりました。どんな季節かはわかりませんが、欲求不満か情緒不安定か、暖かくなるとでてくるような、そんな駄文とご理解ください。



■サーブのルール

だいぶ簡略化されました。簡単に思いつく限り羅列します。
・両足がコートに接地して動かない事
・インパクト時に、シャトルが115cmを超えない事(一部でも超えたら不可)
・レシーバーが構えている事
・インパクト時に、ラケットとシャトルのコルクが最初の接点である事

漏れていたら申し訳ないです。ざっとこんな感じ。
これらを守れば、ルールとしては正しいサーブと言えます。


■サーブのマナーとは?

ここで問題となるのが、サーブのマナーです。ひとまず、落ち着いて読んでいただきたい。
・ピンサーブ(ドライブサーブ)はマナー違反
・スピンサーブはマナー違反

このような風潮がある、ということをご理解ください。
ルール上問題ない、実際はそうなんですが、スポーツというものはこのような事が多々あります。
記憶の限り並べると、

・メジャーリーグでは、点差が開いた状態で盗塁をしてはいけない
・サッカーでは、怪我をした選手がいたらボールを外に出してプレーを止める
・卓球では、0で相手を押さえて勝ってはいけない

スポーツについてを調べ上げたわけではありませんが、それでもこれだけのルールではないルールのようなものが存在するらしいのです。バドミントンのサーブも、これと同様とするような考え方が、少なからずあるのです。

なかには「サーブは、サービス」と言う方も、いらっしゃいます。その意味を考えろと。


■実際に周知されているサーブ規制

高体連では、実際に問題になった事例があります。全国大会の終盤、要所でスピンサーブを使い出しました。左手でシャトルを弾き、打ちだすというスピンサーブは当時対応できず、点数を重ねたと聞きます。動画がyoutubeにもあるとのことなので、探してみてください。この時、当然相手選手は「違反ではないのか」と主審に確認をしました。結論は「フォルトとは言えない」。上記のルールから外れていないので、フォルトにはなりませんでした。

ただし、その後に「スピンサーブは推奨しない、積極的に指導することがないように」と全国の高校指導者に通達が下ったそうです。

小学生では、115cm以下というルールから、
・肩口からラケットを上から出してサーブを打つ
という手法が、身長から可能になりますが、そのルールが出た時点で、やはり「将来のことを考えて、通常のサーブから逸脱した打ち方を指導しないように」という通達が下っています。

これらは、ルールでは違反ではありませんが、各カテゴリの連盟が、注意をしている状況になります。

フォルトではないのに相手や周囲によく思われないサーブ、これが確かに存在しているのがバドミントンなんです。

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■たぬ吉はどう考えているのか

このような、明記されていないグレーゾーン、紳士に振舞えば問題ないという曖昧な線引きは、新規のプレイヤーの障害になる恐れがあります。ルールブックを見て「こんなサーブ打てるんじゃない?」と考えて歴の長い選手に立ち向かい、苦言を言われてつまらなくなる。そんなケースは少なからずもうすでに存在しているのではないかと思います。ダブルスのロングサーブですら良く思われない、そんな世代も間違いなくあるのです。

では、どうしたらよいのでしょう?


◇ピンサーブ(ドライブサーブ)について

まずルールを確認しましょう。
・115cm以下で打たなければならない

あなたのピンサーブは、本当にこれを守れていますか?
もし守れているなら、私は問題ないと思っています。ですが、実際にサービスジャッジがいて、器具があって、それで確認できているでしょうか?もし曖昧なのであれば、あまり使うべきではないと思っています。ルールを守る事が第一で、そのルールを守らせる審判がいない状況で、グレーなプレーは好まれないと思うからです。

もし、そのルールを守れているのであれば、レシーバーの技術でピンサーブのリターンでエースをとることは難しいプレーではありません。準備さえできていれば簡単にエースをとる事ができますし、現にトップ選手のゲームでも虚を突かれて失点することがほとんどです。対応はそれほど難しくないですし、それに対して練習することの方がよっぽど大切だと思います。ショートサーブのリターン、ロングサーブのリターン、そして、ピンサーブのリターンも同様に練習するといいのではないかと思います。


◇スピンサーブについて

1.トッププレイヤーがガチで使い出す

有名なところでは、インドネシアのスカムルジョ選手が要所で使っています。当然ですが技術も高く、相手選手がストレスを抱えながら主審と会話する場面をよく見かけます。日本では渡辺勇大選手も使います。菊池裕太選手は、キレイにスピンサーブを打ち分けている動画をあげていらっしゃいました。

どの場面でも、ルール違反ではないのでフォルトは取られません。高さはサービスジャッジが睨みを聞かせてフォルトをとる場面がかなりありますが、スピンサーブで「インパクトが羽根でした」なんてフォルトの場面は見たことがありません。

このような状況で、トップ選手はどう考えているのでしょう?
実は探していたのですが、あまりはっきりとした回答は見つかりませんでした。実際のところ、特にダブルスでトップ選手全員がスピンサーブを使っているかと言えばそうではなく、ある一部の選手が使っているということにとどまっています。世界ランキングの上位選手からしたら、今はそのサーブでは勝てなくなっていると言えるのかもしれません。つまり、技術が高いからそんなサーブにも対応できる。対応されるなら突き詰めてもしょうがないし、他の練習に時間を割く方がよっぽど有意義だと。

ですが、もし極めた選手が現れたとしたら、バドミントンのサーブは大きく変わると考えられます。


2.許容か、拒否か

ここで初めてルールが検討されるでしょう。
スピンサーブで世界チャンピオンになった選手に対して、その選手が称賛されるのか、もしくは。。。

実はこのサーブを出せないようにするのはそれほど難しくはありません。

・シャトルを保持する手で、シャトルに故意に回転をかけてはいけない
・ラケットで故意に回転をかけるように打ってはいけない

2番目はかなり抽象的な表現ですが、いわゆるスピンサーブはだめですよ、という認識は選手も指導者も持てると思います。スピンサーブで勝ち上がる選手が続出したとき、もしくは一部のトップ選手が異常な勝ち上がり方を見せたとき、BWFは真剣にルールを考え出すでしょう。今現状はそこまでではないため検討はされないと考えられます。

私としては、どちらでも構いません。ピンサーブやスピンサーブが常態化しても構わないし、ルールで規制されても全然問題ないと思っています。常態化するなら対応する技術を磨けばいい、規制されるならルールに合わせて練習すればいい。

現状、なんとなくマナー違反、ルール上問題ない、これが混在している事が、バドミントン界にとって良くない事です。

バドミントンが新しいプレイヤーを迎え入れえる年度初め。これからルールを覚えて練習していく選手が増える時期です。新たなカテゴリで、さらに向上を目指す選手もいるでしょう。そんな選手たちが、将来迷うことのないような、ルールの整備を目指して欲しいと願います。

この手の話は、専門家に学ぶのが最善だと考えます(煽りぬきで本当に本心から)。

私の話は、プレイヤーとコーチの経験則からのアプローチですので、雑談程度に読み流してくれると助かります。マジレスは、ありがたい部分もありますが多分返信できる分野ではないかも^^;



ネット付近のフットワークで足が前に出せない選手。つんのめったり、そもそも足が出せなかったり。私も色々とお勉強してみましたが、出来る選手の改善はできても、まったくできない選手の改善がまったく進まない状況です。

・腸腰筋を鍛える
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ランジ、足の上げ下げ。足を引っ張り上げるこの筋力を鍛えることが踏み込む力を生む、とはいっても筋量計れないわけで。鍛えた方がいいのはもちろんですけどね。

・骨盤を立てる

昔は、胸を張って踏み込む、なんて言ったものですが、これも最終的には骨盤を立てるための一つの助言ですよね。現在は山口茜選手のような、ギリギリで上半身を倒して羽根を捉える事が必要であって、胸を張ってなんて当然できません。大事なのは股関節の使い方。

この、「骨盤」への考え方の言葉のアプローチとして、漠然と思い浮かんでいるのが、踏み込む前足ではなく、後ろ足の使い方。後ろ足をどう使えるかで、骨盤がどんな状態になるかが大きく変わる、逆に言えば、後ろ足が使えない選手が骨盤を上手に使うことができない。

どんなに指導者が「股関節の使い方が悪い」と言ったところで、股関節を使えない選手は何を言っているんだかさっぱりわからないわけです。理解ができない。例えば、左ひざを落とす、左足を使う、左足の位置や形を明確にすることが骨盤の位置を多少正しくするのに役立つのではと考えています。

間違って解釈されないようにするのには神経を使いますが、それでも理解できないものを理解させることへのアプローチ、こんな記事書いていてなんですが、本当にどうしたらいいのでしょうね。。。

回内と内旋の話。


フォアのサイドショットでは、

回内→内側
内旋→内側

これがオーバーヘッドストロークになると、

回内→外側
内旋→内側

になるんですよね。なんとなくイメージですが。

フォアのサイドショットは、内側、内側なので、最初のスタートをどうやって外側にするか、外側にできれば、一気に内側に強振強打で打ち抜く事ができます。

これがオーバーヘッドストロークになると、
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スタートがフラットでも、回内が外側、内旋が内側になるので強打が可能になると思います。
でも、難易度が桁違い。だからオーバーヘッドストロークは難しい。外側に振りながら内側に振って、そこへインパクトを合わせる、というわけだから非常に難しい、と思うのです。

難しいから強く当てることができる、と思いながらも、この原理を知らない方がいいような気がしないでもないのです。これもまた難しい。

肩甲骨、股関節、サッカー で一番最初に出てきた動画 残念ながら、 肩甲骨、股関節、バドミントン では、動画は「可動域」等に注視されており、すぐには出てきませんでした。 最も気になっている連動性を大事にしているストレッチ動画は

コモドストレッチ
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/sUHQUw_Ythg" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>
野球で検索しても、肩甲骨、股関節は出てきても、両方に言及している動画はあまりありませんでした(探し切れていないだけかもしれません)。 バドミントンにはオーバーヘッドストロークという動作があります。ジャンプしながら足を入れ替えてショットを打つという動作は少ないかもしれ、、、、あ、、、。 ということでバレーボールも見てみましたが、ありませんでした。 とはいっても動画の中身をすべてチェックすることもできず、タイトルやサムネでしか判断していないのでなんとも言えません。本当は探さなければいけないのですが。 思いつくままのブログ記事なのでこんな形になっていますが、 「腰を使って」 「足を出して」 等いろいろな言葉があり、選手によって使い分けを余儀なくされている状況です。たぬ吉個人のイメージでは 「1(腰),2(肩),3(インパクト)」 がベストだと考えていますが、私自身、1をどれだけ意識できているかというと、ほぼ無意識。しかもこの腰、肩の使い方は、あくまで個人的には「止める」事が重要だと考えていますが、逆に振る事ができれば、逆に振る筋力、もしくはイメージだけでも掴めれば、ヘッドのスピードは上がることになります。ただし、それが現実的、もしくは実用性があるかどうかはまた別の話。投げっぱなし、蹴りっぱなしのチームスポーツと違って(語弊がありそうな書き方ですが、あくまでバドミントンと比べて)、そのあとの動き出しを最も重要視しなければいけないバドミントンでは、そこまで力を加えることはそこまで重要ではないと考えています。 にほんブログ村 その他スポーツブログ バドミントンへ
ですが、動き方一つを覚えること、それに対してのトレーニングをすることで、連動性を上げられれば最小限の動きでショットパワーを生むことができるはず。 つまり、ショットを強くするスイングを覚えるのではなく、最も強い羽根を打つための行動を体に覚えさせることで、強打の時にそれを少しだけでも使うことができるのではないか。 背骨を軸とした股関節と肩甲骨の連動。それに付随する両足、両腕をどう動かせばいいのか。そしてそれを覚えさせるための簡単で効率的なトレーニングは何か。。。

 昔の野球の指導方法では、バッティングは脇を締めろと言われたそうですが、結局はケースバイケースで、むしろ元ヤクルトの古田選手は、脇を空けて押し込むように振るそうです。いろいろですね。

 バドミントンはどうかと考えると、このような押し込む事はあまりありません。押し込むのではなく、ラケットヘッドをうまく動かすことでコントロールショットも、パワーショットも可能になると考えます。

ドアを押すのではなく、のれんをくぐる。

ラケットは軽い。そして、シャトルも軽い。バドミントンの特性を生かしたラケットワークが身に着けられれば、それが上達に繋がるはずなんですけどね。できない選手には本当に難しい。にほんブログ村 その他スポーツブログ バドミントンへ

落合選手の打撃理論、線で待って点で捉える。
言葉では聞いていました。どんな練習をしているかも言葉では聞いていたのですが、探したら普通に動画がありましたね。





 実は「本当にこんな練習やっているの?」と半信半疑だったのですが、本当に当たり前のようにやっている事に驚きです。知らない人もいるかもしれませんが、プロ野球で使われているボール、石のように固いんです。素人からしたら信じられないように固い。そんなボールなのに、投球の正面に立ってバットで打ち返すなんて、本当に恐ろしいことをやっています。

 ということで、線で捉えて点で捉えるという意味、この練習を見ると想像しやすいかと思います。この練習をこのままバドミントンでやっても私としては意味のある練習になると思っています。

 バドミントンで大事なのは、インパクト。このインパクトの時に面がどういう向きかで羽根の方向が決まり、ヘッドスピードで羽根の勢いが決まります。向かってくるシャトルだと、このインパクトがある程度雑でも羽根は打ち返せますが、この動画の練習だと、面がずれたら羽根は飛ばすことができません。インパクトの面の意識を作るのにはもってこいの練習であって、この練習と違うのはバドミントンだと比較的安全にできること。失速してくれるので、顔にこなければ当たっても痛くありませんから。

 フォアとバックでインパクトのさせ方は変わってくるのと、相手からのスマッシュでこれができれば、それこそ思い通りのコースに落とすことができます。インパクトの意識付けには本当に重要な練習になってきます。
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 実はこういった練習は「実戦では横に飛ばすショットは打たない」という理由で敬遠されることも多いです。賛否両論。でも、5分でもやってみれば、この練習の難しさが分かるんじゃないかと思います。使えるかどうかは、もしかしたらその選手の応用力に関わってくるのかもしれませんね。

 元プロ野球選手のYOUTUBEが非常に充実してきていまして、本当にネタに困らなくなりました。随所にバドミントンに生かせることがあり、何度も見返しながら確認しています。

 バッターの立場から、

ピッチャーが投げてくるボールをどのように待つか

 という話題に、いろいろな特徴があるとのこと。

・ストレートを待つ
最も速く厳しいボールに合わせて準備しておく方法。バドミントンなら、ロブやクリアを打った後に最速のストレートスマッシュを想定する、ということになると思います。変化球(ドロップやカット)がきたら、それに合わせてフットワークする、という感じ。私も基本的にはこの準備の仕方です。

・スライダーを待つ
中間に合わせる、という方法もあるようです。スライダーは、変化球の中では速いボール。速いストレートにも、遅い変化球にも合わせやすくなるという方法。カットスマッシュの多い相手の場合はこういった待ち方もありかもしれませんが、最低でも最速のスマッシュを打ち返せることをねんとうに置かなければいけません(念頭においてしまってはこの待ち方にはならないのですが)。

・ヤマを張る
相手の球種を絞って順位をする方法.。ですが、バドミントンはやミスをしてしまったら1点入ってしまいます。ですので、ラリーがかなり不利な状況の場合、ヤマをはってみるのもいいかもしれませんが、常にヤマを張り続けるのは良い方へ向かないとと思います。
ただし、予測になると話が変わってきます。相手の打つコースに特徴があったり、フォームに癖があった場合は、積極的に予測して準備をしていいと思います。外れたときに対処できる準備も忘れずに。
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 基本的には、遅い変化球を待っていては速いストレートには間に合わなくなるようです。バドミントンも同じと考えていいでしょう。速いショットの準備をしていれば遅いショットにも対応できると私は思います。いろいろな準備を試して、ラリーの状況に合わせた選択ができるといいですね。

ここ最近、noteも始めてブログはなかなか更新できていませんが、バドミントンの技術的な話題は、引き続きブログに載せていこうと思います。


東京五輪女子ダブルス準々決勝
永原、松本 1―2 金昭映、孔熙容(韓国)

この試合、なんとか仕事が終わり、ファイナルだけ見ることができた。あまりに印象に残りすぎており、気づいたことをまとめておきたい。

松本選手への集中攻撃

 松本選手は元々レシーブ体勢の時に腰が高い。永原選手と比べると本当にわかりやすく、これでレシーブできるのだろうか、と気になってしまう程だったが、元々高身長であり、そこから柔らかいラケットワークで器用にレシーブする姿が印象的だった。だが今回、韓国ペアにそこをつかれた。このペアの攻撃力は相当なものだったが、それでも今まではさばき切っていたはず。慢心とは言わないが、松本選手に打ち込み、さばき切れず打ち込まれる場面が度々あった。器用なラケットワークのはずが、完全な弱点として露呈してしまった。

ピンサーブ、ドライブサーブへの対応

 いわゆるピンサーブにフォルトが出ない。あのサービスでフォルトにならないと非常に厄介で、単純に点数を取られるわけではない。選択肢がショートサーブ、ロングサーブのほかに、もう一つピンサーブが生まれる。この3つをケアすることで、最も攻めなければいけないショートサーブへの対応が遅れる。対策ができていればピンサーブはそこまで恐れるものではないが、あの試合を見る限りそこまで対策をしてはいないのではないだろうか。ちなみにこれも、やはり腰高高身長の松本選手に集中していた。

ファイナル延長でロングサーブの選択

 今度は永原選手。ファイナル後半からロングサーブが多くなり、延長になってからは1本もショートサーブを打てなかったのではないだろうか。推測でしかないが、ミスすることへの恐怖があったのかもしれない。本来、永原選手のショートサーブで攻める形が作れれば、松本選手の攻撃力が生かせるわけだが、ロングサーブの選択は松本選手への攻撃を早めてしまう事になっていた。私も緊張でショートサービスが打てなくなる事はよくあるが、私なんかとは比べてもしょうがない。やはり相当のプレッシャーだったのだろうか。もし作戦だったとしたら、選択ミスだったのではないかと思う。

気合の差

 顔面蒼白、とは言わないが、気持ちの入れ方が全然違うようにみえた。コロナ禍でありながらも気にせずの気持ちを声に載せて張り上げる韓国ペアに対し、永原松本選手は借りてきた猫のように大人しく見えた。あの場所に立っている重圧は私からは測れるものではないが、強い気持ちを持つために気持ちを表に出すことの重要性を感じられた。最終的には、相手のミスを待つ永原松本ペアに対して、強い気持ちで攻め勝とうとする韓国ペア、勢いは明白だった。気持ちが入りすぎることでミスが増えることもあるが、大舞台では気持ちと技術の綱渡りのようなコントロールをできる選手が、上位に上がっていけると感じた。

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 五輪の重圧なのか、そもそも実力の差なのかはわからないが、この試合、少し見方を変えるだけで勝敗はガラッと変わったのではないかと思う。でもその少しすらできないプレッシャー、それがオリンピックなのかもしれない。


 フォア奥、フォアサイドについて

 フォア側は、ラケットと腕を伸ばせば打てます。この場所に対して、いわゆる足を入れ替えて打つということは、コート中央から遠くなるんですよね。つまり、しっかりシャトル後方へ入る事で、次のリターンへの対応が遅れます。ということは、フォア側は、できるだけ足を入れ替えず、その状態で強いショットを打つ練習をした方がより実戦的といえることになります。

 では、フォアサイドを足を入れ替えるショットは使わないのか?

 ここに一つの疑問がありました。どこまでを入れ替えて打ってもいいのか、どこから足を入れ替えずそのまま打った方がいいのか。当然ながら明確な基準はありません。強いショットで相手を制限できるのであれば、足を入れ替えて勝負してもいいし、ラリーを意識するなら入れ替えない方がいいと考えます。そこで前述に戻ります。

 フォア側を、足を入れ替えて打つ練習は不要なのか?

 実戦的ではない、確かにそう書いてしまいましたが、確かに実戦的ではないのは間違いありません。でも、フォアサイドを足を入れ替えて打つという技術は、色々な所へ流用できるのではないか?

 まず、フットワーク。これをやってみるとかなり特殊で、不自然なステップになります。ということは、ステップ練習に効果的、といえなくもありません。さらに、目の使い方も変わります。フォア側で横を見ながら打つのと、シャトル後方へ入って打つのでは若干打点も変わりますし、体の位置も変わります。羽根の見方が変わっても打ち込めるということは、やはりゲームでの様々なケースへの対応の一つといえるかもしれません。
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 実戦でそのような形では入らない、とはいっても、そもそもバドミントンでは同様のショットがほぼ無いと考えられます。ですので様々な形、不自然な練習こそゲームでも生きてくる可能性があると考えてもいいでしょう。どんな練習がどんな状況で生きてくるかわからない、そんなスポーツです。試合では使わないから、と考えず、色々なパターンで練習してみましょう。



はい、GW中のたぬ吉です。このままずっとGWだったらいいのに。

ずっとゴールデン。黄金。。。



ということで、終わりかけているところですが、動画を作ろうと思い立ちました。思い付き。

いつものPPでちまちま進めてみようと思いましたが、果たして実際の動画と比べてわかりやすいものができるかどうか、微妙なんですよね。

ダブルスのポジションは一つ一つ確認してという繰り返し。上から見るという特殊な状況を作れると思いますが、果たして足の運びはどうなることやら。

とりあえず、頑張って今から進めてみようと思いますが、期待しないでお待ちください。当然お蔵入りの可能性も秘めていますので。
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まずはやってみようの精神で進めてみます。

アルフレッドヒッチコックではない。

落合博満氏のバッティング理論をたぬ吉なりに解釈。
いろいろありますが、YOUTUBE等でも結構あるので見てみましょう。
とは言っても、説明しているものは無く、ほとんどが対談的なものとなってます。よかったらいろいろと探してみてください。


ということで、の前に、まずバッティングとバドミントンの違い。
・ボールが重い
・バットも重い
・打つ、飛ばすことが大事で、次の事はあまり関係ない
これらを踏まえて、強く羽根を打つ方法に近づきたいと思います。



・インパクトまで遠回りする・・・強く叩く為。余裕があればできるかも。

・そのために、ヒッチ、コック等を使う・・・ラギングバックに近いか?

・左肩を振り始めるまで固定する・・・球を見る為。ショットを安定させるために使えるかもしれない。

・手から振る。体は後から自然についてくる・・・下半身の反動を使って手が最後、というのが主流の考え方だが、それを使いながら手を先に出すことはひょっとしたらできるのかも?意識して検証したい。


ちなみにヒッチ、コックとは、バットを寝かせたり前後に動かしたりすること。一時期野球の指導では止めた方がいいという事だったらしいが、落合氏曰く、強く打つためには必要な動作、と。


この人の話を聞いていると、もちろん実績がとんでもない選手だったからともいえるが、自分の感覚が最も正しく、その為には周りを疑う必要がある、と聞こえてくる。自分の技術が正しいと信じ切れる事、そしてその結果を出しているから言える事ではあるが、それだけ野球に真摯に向き合っていたのだろう。

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一つ一つ、今の理論についても、ひょっとしたら再検証が必要なのかもしれない。教科書に載っている事がもしかしたら、大きな間違いの可能性も十分あるのではないだろうか。と思いながら技術を探求していく必要がありそうだ。

斎藤コーチbadchu.net

インスタライブに突ってはコメントで荒らしてしまって、本当に申し訳ないと思いながら、ついついまた参加してしまっている斎藤コーチのインスタライブ。

TAGOKEN動画同様、再認識させられるという安心感というか、バドミントンの話を聞けている、ちょっとだけ参加できていると思うととても幸せになれます。


羽根を打ち返すという事。

つまり、インパクトしなければ羽根は返球できないし、そのインパクトの瞬間に、コースは決まってきます。
だとすれば、打つ側としては、羽根をどの時点で認識して、どの時点でコースを決めて打ちに行けているかが考え方のポイント。

とりあえず羽根をおっかけてみたはいいけれど、ラケット振り回してネットに突き刺さった、サイドアウトした、これではまだ「羽根を打っているだけ」から脱却できていません。

相手が打った瞬間に、自分の返球コースをイメージする、そのためのインパクト。そのインパクトをするためにフットワークがあって、スイングがある。

つまりは、インパクトの為に行動するタイミングをどれだけ早くできるか?

これが、遅ければ遅いほど、打っているだけのバドミントンになってしまいます。


インパクトのイメージがあってフットワークをどうするか、そしてスイングをどうするか、返球コースの選択肢を広げるにはどうするか、これらを、練習で鍛えていかなければならないのです。練習はそのためにある、と強く意識付けが必要です。



これがさらにレベルが上がると、

・追いかけながら相手を確認し、返球予定コースを変える
・返球コースが違っても同じフォームでインパクトまでもっていくことができる
・追い込まれているように見えても、返球コースの選択肢を複数持つことができる

さらに、まだ、たぬ吉のような下々の者には伝わってこないような、考え方、技術等をトップ選手は持っているだろうというお話もありました。多分これが聞けるのは、ナンナンさんとヤクルトの古田選手の話題でお話したように、引退してしばらく経ってからなんでしょうね。

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表だけの情報で満足していては、これからのバドミントンライフ、生き抜けないかもしれません。もっと深いところまで突っ込んでいかないと。

最も基本的な技術の指導方法が変わるというのに敏感にならなければならないが、認識が遅れてしまった感があります。指導者としてこれはまずい。

なんとなく変わってしまったというところがまずいところで、変わった、と気が付いてはいたもののさほどの変化じゃないだろうとたかを括ってしまっていた期間、これが長すぎたんですね。選手にはもっと早い段階ではっきり伝えてもいい案件でしたが、決定打というものが無いとこうずるずるしてしまうんでしょうね。もっと敏感にならないと。

私の知る限りでの移り変わりですが、


打ちやすい高さで打つ→できるだけ高い位置で打つ→スピンをかけて打つ(ラケットを動かす)→ラケットをできるだけ動かさず体で打つ


ざっとこんな感じでしょうか。

これ、認識の違いもありますが、おそらく30年前から徐々に移り変わっていったと思います。今は、

そんな意識で練習してみましょう、と言ってしまってもいいのですが、、、、、


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この4点、全部ヘアピンで大事な事なんですよね。

打ちやすいところで打たなきゃミスがでる。
高い位置で打たなきゃプッシュ打たれる。
ラケット動かさなきゃ羽根は回らない。
でもミス増えるなら、ラケットじゃなくて体を寄せる事でラケットを動かそう。


つまり、教え方が変わってきただけであって、ヘアピンの本質なんて30年も前から変わってない、そうとも言えそう。
重要視するポイントが変わってきて、そのおかげでヘアピン、ネットプレーの質が大きく変わり、新しい技術っぽくなっている、そんな感じなのでしょう。


技術の移り変わり、とにかくこれには敏感に反応できるように、努めなきゃならんなぁ。

今できる事は何か。

1日練習2時間やっていたとしたら、今は体育館が使えないから練習出来ない、ではない。



2時間使える事になる訳だ。



2時間で何ができるか。
家の外が安全なら、

なわとび
素振り
フットワーク
ダッシュ
ステップ練習

ができる。
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家の中では、今はYOUTUBEでトレーニング動画があふれかえっている。


おそらく、外1時間、中1時間もしたら体が悲鳴をあげるだろう。



やろうと思えばなんだってできる。今、進む事ができるかどうか、が大事な訳だ。

ああ、またやっちまったよ。


スピンサーブはスタンダードになりえない、という話の前に、まずはスピンサーブとは?

ラケット面をスイング方向に対して斜めにし、コルク部分を揺らしながら(回転させながら)シャトルを飛ばす事によって、羽を回転させてシャトルの軌道を変化させる、もしくはサーブレシーブをコルク部分にヒットさせないようにするサーブ、である。


あってる?


回転、カット等いろいろな手法があります。シャトルを持っている手でシャトルに回転を与えて打つという手法は、大分昔フォルトと聞いたような気がしたのですが、記憶違いかも。今はいいという話も。

ラケット面をずらす方法も色々とありますが、たぬ吉が今たどり着いたのは、ラケット面の4時から7時の方向へ向かって羽を滑らせるイメージを持ちながら、ラケットを右上へ掬い上げるというもの。

イメージ湧きます?詳しく聞きたい人はコメント下さい。伝わるかわかりませんが、別記事アップします。


で、タイトル。スタンダードにはならないとしか思えません。

それはリスク。トップ選手ですら打ち損じがあります。サーブ権があった昔ならまだしも、サーブのミスは失点です。簡単に相手に1点上げてしまう事になります。サーブは「入って良かった」ではダメ。しっかり入るのが当たり前でそれからの勝負にならなければいけません。並の技術では、入るか入らないかの勝負しかできず、それで勝利に近づくかといえばそうはならないでしょう。


ではリスクを下げればいい。もちろんそうです。このスキルを上げれば、試合で優位に進める事は可能でしょう。

ではいつ、どれだけ練習するのか。やり方を教わる事は出来ますが、それを自分のものにするには練習が必要です。

いつ練習しますか?

適切なのは、休憩の合間、ダウン中等になります。他にもやらなければならない事が山ほどありますから。

でも、その時って通常のサーブ練習や、ヘアピン練習の方が有意義だと思いませんか?

スピンサーブは、別に必殺技じゃないんです。普通に返球は可能ですから(もちろん通常サーブよりはミスのリスクは上がりますが)。リスクが高く、決定率も高くないスピンサーブにどれだけ時間を割く事ができるか?たぬ吉は効率的に良くないと考えます。

ただ一つ言えるのは、スピンがかかる、かからないは別にして、9割その打ち方でサーブを入れる事が出来れば、ゲーム練習でのスキルアップは可能かもしれません。たぬ吉もその方向で進めていますから(笑)。

ただスタンダードには、きっとならないだろうなぁ。

なぜ正解を求めるのか。


結論から言えば、早くシャトルを打つ体勢に入れればなんだっていいんですよ。

なんで正しい下がり方、足の動かし方を教わろうとするのでしょう。場面でも体格でも毎回変わる訳で、その為にいろいろなステップ練習をしている訳で。

大きく分けると3つ

1.右足を下げて左足でスキップ、そのままサイドステップに移行
2.バックダッシュの要領で後方へ移動し、打つ直前に右足を後ろにする
3.左足を後方のままサイドステップし、そのまま打つ

図は探してください。作ろうと思ったけど、足形斜めにずらしながらって結構大変。
このパターンはバドミントンのレッスン本ならほぼ間違いなく載っているはず、です、多分。それぐらい需要がある図です。

と思って調べてみたら、早々に違うパターンを発見。

https://ameblo.jp/doppyo/entry-11482162684.html

なるほど。おそらくこのパターンはクリアしか打てないかな。シングルス特化と言ってしまってもいいかも。
但し、これ、ジュニアがやると間違いなく届かなくて、手だけ伸ばして足が止まる事になります。届いたとしても、下半身の力を使うには難しい体勢になる為あまり教えたくは無いフットワーク。

思ってた図は、ちょっと探したのですが以外に無かったのでびっくり。機会があったら作りたいと思います。

1の変則。お師匠はんのツイートです。



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だいたいはこの3種類を使い分け、微妙に変えながら習得していくという流れになるかと思います。絶対は無いのです。



大人バドでの基礎打ち時のプッシュ練習で気づかされたこと


ブログ村で記事をみかけて、これは書かねば!って思いまして。

基礎打ちというと、決められたショットを打ちあうものですが、その意味、大きく分けると3つに分かれます。

1.アップ、準備運動
2.技術練習
3.応用練習

まず大事なのは、パートナーとの共通意識を持って基礎打ちを始める事です。上記ブログでも指摘されているように、こっちは応用練習をするつもりなのに、相手はまだ準備運動ってことになっては、基礎打ちになりません。相手と話す事もいいですが、ほとんどのところでは打ちあいながら探り合っている事の方が多い気がします。

では解説。

1.アップ、準備運動
軽くストレッチ等で体を温めた後の1球目、これから羽根打ちを始める感覚づくりがこれにあたります。基本的には大きな動きは少なめ、1点返球になる事が多いです。打つ時は、下半身や上半身の動き、ラケット面の角度やインパクトに意識を強く持ち、自分と対話するように羽根打ちを進めます。
基本的には羽根は下に落とさず、ずっと打ち合っていられる状態がいいでしょう。

2.技術練習
例えばドロップ練習の時に、苦手なリバースカットを練習するとか、ロブではディセプションをかけたり、プッシュではバックハンドプッシュの練習をしたり、試合でできるようになりたいショットを重点的に練習します。パートナーには「ドロップバック側に出して」とかお願いすると、自分の思うような練習が進めやすくなると思います。

3.応用練習
技術練習をより実践的にしたものがこれになります。
具体的な例を上げると、
・ドライブでは、最後に前に詰めてプッシュで決めて終われるようにする。
・プッシュ練習では、レシーバーは前衛を抜くように早いレシーブを心がけ、アタッカーは相手の膝もとにプッシュをコントロールする。
・ドロップでは、低いロブ、高いロブを半面を広く使って相手を振り回し、相手から返球が甘ければロブでは無くプッシュする。
・スマッシュでは、レシーバーは全部後方へ高いロブを返球し、アタッカーは相手のレシーブミスを誘うようなスマッシュを打ち、最後はネット前に詰められるようにする。
・ヘアピンは全てスピンをかけて、できるだけ相手に返球させないように打つ。
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このように、基礎打ちといっても様々な練習が可能です。
クラブによっても個人に寄っても違う場合がありなかなか難しいところですが、深く考えず、相手の様子を見て羽根を出せるといいと思います。わからなければ聞いてしまう方が手っ取り早いでしょう。


意図をもって練習するのは上達の近道。いろいろな基礎打ちができるといいですね。

左上(PC表示ね)の記事検索をしてみたら、意外に少なかった。もっと諦めていた記事が多い気がしていたんだけどね。


この歳(どの歳?)になって、諦める事が増えてきたように感じる。

点差が開いて勝てないかなと思ったり・・・・・





ってそうではなくて、ここで言う諦めはラリー中の諦め。

これは1点取れないから相手に上げて次の1点・・・・・・





ってこれもちょっと違う。

ここで言う諦めは、ラリーの中での攻めの諦めであって、失点の覚悟ではない。得点する為の諦め。無駄な失点を防ぐ為の諦めである。

簡単に例をあげれば、

・バック奥に厳しいアタックロブが飛んできた。ギリギリラウンドで入ってスマッシュ打てるかもしれないが、諦めてハイバックでストレートクリアを打った

・パートナーのスマッシュから、相手が前に返球してきた。コントロールされていて押し込めるかどうか微妙。諦めてロブを選択した。
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このような諦めは「諦めた事によりラリーが続く」訳であって、決して「諦めた事で失点に直接繋がる」訳では無い。諦めといえば相当後ろ向きな言葉だが、むしろ、諦める事でそのラリーはさらに続く事になり、身体的にも精神的にもきつくなるのである。楽をするなら、諦めずに決めに行く事。でもその攻めのせいで失点するリスクが増えるとしたら、そしてそんなプレーを繰り返していたら、21点に近づくのは相手のプレイヤーである。

攻めの気持ちと失点のリスクは紙一重である。この判断力を磨く事で練習強度も増していくだろう。ただし、ベストは、失点のリスクがほとんど無くなるような攻めの技術力向上である事を忘れてはならない。



全力の強打がどこまで必要なのか。





ジュニア選手の相手をしていて、ふと気がついたフォームの癖があります。

「縦」のショットと「横」のショット。


縦のショットは、右足右肘を引いて身体が一直線に見えるショット、その後一瞬「横」を経由しながら振り抜くと身体が反転して「縦」になります。シングルスでの後方へのフットワークからしっかり振り抜いて、そのままセンターへ戻ってくるようなイメージでしょうか。バック奥のショットもこの「縦」を利用します。

そして「横」のショット。これは身体が開いた状態でショット体勢に入り、「横」のまま全身の反動を使って振り抜きます。若干角度の変化はあるものの、これは「横」からショット完了も「横」。当然スイングは小さくなりますが、この小さいスイングでどれだけ強打ができるか、というのがこの「横」のショットの一つのポイント。フォア奥では、足を入れ替えるよりも「横」のショットのままのクリアやドロップを打つ事が多くなります。他にもドライブやプッシュでこの「横」を使う事が多く、小さいテイクバックから出来る限りの強打、そして最小限のフォロースルーを目指します。
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特にダブルスでは「横」のショットを多用し、シングルスでは特に後方のショットを「縦」のショットでしっかりと返球していきます。使い道を誤ると、どちらもまったく機能しなくなることも。大きいスイングで全力の強打、そして、小さいスイングで出来る限りの強打、このどちらも向上を進め、そして正しく使い分けていきましょう。

最後の一歩の踏み込みは最初の一歩でやってはいけない?できない?




ここで言う「軸」をどこにするかは、ちょっと私でははっきりとはできませんが、ひとまず「股関節部分」にしたいと思います。

右足を出して踏み込む時に、左足はどう動くでしょうか。筋力の無い女子選手では引きつけて戻りに利用したり、逆に男子選手では左足を残して、踏ん張って戻ったりします。

ですが、ここではその位置と違う考え方にします。


最初のスタンス、よく言う肩幅ぐらいの位置をスタートとして、サイド、もしくは前方向へ右足を一歩で踏み込みます。その時、左足はまったく引きつけないようにします。

さて、左足はどれだけ動いたでしょうか?


最初のスタンスから、左足を引きつけずに右足をだしたとして、それでも左足の位置が踏み込んだ右足側にずれる、この分を「軸の移動」とします。ひきつけない左足が動いた距離が、股関節の移動距離としていきます。
この軸の移動が大きければ大きいほど、遠いシャトルを打ち返す事が出来る事になります。

では、右サイドと左サイド、どれだけ動くかやってみましょう。

バック側は、あまり気にしなくても軸移動したと思います。練習では、この移動距離を延ばすように繰り返すといいでしょう。

では、フォアサイドは左足の位置は延びましたか?どうでしょう?
意外に「動かない」もしくは「動かせない」という選手が多いのではないでしょうか。これには工夫がいります。

・シャセを使う
・左足を寄せてから右足を踏み込む

この時の軸の移動は最後の一歩の時の前の左足の位置になります。つまり何が言いたいかと言うと、フォア側は左足を使わなければ軸を移動させる左足の踏み込みができないのです。軸を移動できなければ、いくら右足を出したところでほとんどフットワークでの距離は伸びません。

ちなみに、シャセでは
右足→左足→右足
と使います。初動を右足で作り、2歩目の左足を使う事で3歩目の軸移動の右足が可能になります。
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この左足の使い方は出来ない選手はとことん苦手です。足を出してもシャトルに届かない、そのうち足を出すことすらやめてしまう選手もいます。羽根を追う為に有効なフットワーク、その為の左足の使い方は意識的に練習しなければいけません。

たぶん、できている選手はできています。でも、出来ていない選手、苦手な選手は、まず頭で意識を変えながら反復していきましょう。

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