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31-技術 全般

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今日、久々に自分の練習をきっちりと行った。
ドライブ、プッシュ、アタックとコースや角度を意識しながら、そして、なまった体を暖めるようにほぼ全力で突っ込んでみた。

やはり1発目からの攻撃数発は問題無いものの、やり直しのロブからのアタックでミスが出る。

スマッシュ→ドライブ→ヘアピン(相手ロブ)→打ち直しスマッシュ

ここでのミスはゲームでのミスにおそらく直結するだろう。打ち直しを抜いて打てばきっちりと入れられるものの、ここでどれだけ勝負できるかが試合での展開の鍵となる。
「逃がさねーよ」
という強い意志を打ち直しスマッシュに込めたい。



今回の問題は、ハーフからサービスラインあたりのネット下からのネタが極端に少ない事だ。相手の長いドロップ、スマッシュを前で触れた時、ハーフに落とされた時など処理する場面は非常に多いが、個人的にここから勝負するネタが少なかった。

これに今更気づかされるとは。。。

できるだけ速いタッチでドライブにいっても浮くだけ。持ってクロスに打ち込むのは有効だが、ダブルスではほぼ使えない。シングルスでも打点がずれればエースに繋がる。
相手の足を止めてストレートを尽きたいが、クロスと見せてのストレートを打つフットワークが、練習不足なのかそもそも身についていないのか忘れてしまったが、その足が無い。

足を鍛えなおしてでもストレートに押しつつ高さを気にするショットを身につけなければ。なんだったらボディに突っ込んでも良い。中途半端な高さからのロブもいい。もっといろいろ球種を増やさなければ。



自分メインの練習は久々なだけに得るもの、気づかされるもの、凹むもの、いろいろと考えなければならない練習になった。


がんばります。

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実は昨日、ダブルスの前衛の話が出ました。コーヒー飲みながら楽しくお話できてとても楽しいツイッターライフとなりました。

その会話の中身といえば、

「前衛で何を見ているのか」

この話題は、20年以上のバドミントン人生の中で、下ネタよりも多く話題に上がっている事は間違いありません。それぐらいダブルスでは重要なポイントなのかもしれません。

ですが、私としてはあまり考えている事は無く、といいながらもいろいろそれっぽいことを言ったりしています。恐らくは、口に出した全てをやっていながらも、全てに集中しているわけではないといったところでしょう。何を言っているかわからないと思いますが、この話題、質問が出ても、毎度回答が違うのです。別に騙そうとしているわけではなく、いろんな項目を話せるわけもなく、無意識と意識の間を行き来している情報の意識の部分をかいつまんで口にしているので、日によってそれが無意識でああれば口には出にくく、たまたまイメージが強い日ははっきりと説明できたりします。

昨日は確か、

「シャトルと、振り出すタイミングを見ている」

とツイートしましたが、確か以前は

「肩口の向きを見て」

だったり、

「基本ストレートを張って」

だったり、逆に

「最初はクロスを張って、、、」

だったり。



ただ、これが難しいのですが、たぶんですけど、調子良いときは全部やれているんですよね。調子が悪いと偏る感じ。調子良いときは、シャトルではなくて相手の動きが手に取るようにわかるというか、3次元的にラケットを置いておくとそこへシャトルが飛んでくるような。




そんな感覚ですw結局のところよくわかりませんwww

結論は、正解が無いだけにこの話題に関しては出せないなぁ。




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シャトルを強打する時、シャトルがどういう動きをするかご存知だろうか。


| ○<




|V
|○





|>○


だいたいこんな感じである。わかって欲しいのは、まずコルクが当たり、次に羽根の部分がストリングに当たる。コルクから離れて羽根が最後に離れる。こんな順番になる。

では、ここでどのような場合が最もスピードが出るのかと考えるならば、


○ →


この状態で飛ぶ時間をできるだけ減らせば、空気抵抗が減り初速度が増すのではないだろうか。

つまり、羽が最後に離れるわけだから、この羽が当たる部分の反発が若干悪くなればショットスピードが増すのではないだろうか。

可能性として、

|V
|○




ラケットの先端で当てることにより、羽根の先端をフレーム部分にかすめさせて、ストリングの反発を低減する。



|V
|○


若干フェイスの下部でヒットさせる。中央はストリングの反発が弱まる為、いわゆる卵型のスイートスポット部で当てれば羽根のヒットポイントの反発は弱まる。


この二つの仮説を今後意識的に試してみたい。ストリングの強さの違いもあるだろうし、スイングスピードの依存部分が大きいかもしれない。ただ、フェイスのヒッティングポイントを意図的に変える技術は身についても損は無いし、逆の発想で、カットせずにチェンジアップのようなショットを打つ事が容易にできるかもしれない。

しばらく挑戦してみたいと思う。


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以前掲載したダブルスの基本3点ノックについて、考え込んでいくと、

7→9→3
(9→7→1)



7→1→6
(9→3→4)



7→4→1〜3
(9→6→3〜1)

の3パターンが基本になるんじゃないかと。
ただ、決定力として考えるんだと、これにそれぞれもう一点前を加えた4点のノックがいいんじゃないかと思い始めました。

スムーズに回るローテーションではなく、最後まで決め切るポジション取りなら、やはり3点ではなく4点なのかな。



やり方はいろいろだとは思いますが、ご検討頂けるとありがたいです。

バド吉。様より、ダブルスのスマッシュレシーブでの足位置の話がありました。差し出がましいのですが、自分の考え方で書かせて頂きます。

大前提:右利き

両足を揃えて構えた場合

メリット
・重心をバランス良く下げやすい
・サイドショットに対して動きやすい
デメリット
・ドロップやクリアに対して動きにくい
・重心を前後に移動しにくく、強いリターンが打てない

右足を前に構えた場合

メリット
・重心を前後に移動しやすい為、強いリターンショットを打ちやすい
・前後に動きやすい
デメリット
・サイドに対して若干動きにくい
・右半身のショットに対して余裕(ラケットを動かすスペース)が作りにくい

左足を前に構えた場合

メリット
・窮屈な右半身へのショットに対して、ラケットを引くスペースを作れる
・左半身へのショットにも、左足とラケット(右腕)にスペースがある為対応しやすい
デメリット
・強いショットを打ちにくい
・体重移動が難しい




難易度を考えれば、やはり右足前が容易ではないかと思います。個人的にはケースバイケースで使い分けが大事だとは思いますが、使い分ける為には左足前も必要ですし、難易度が高いなりに有効な手段にもなり得るのではないかと。

羽根を打つ為にはラケットを引く(腕でなくてラケット)スペースを作る事がポイントで、その為の足位置なんじゃないかなと思っています。

サイドバイサイドには、攻めるサイドバイサイドと受けるサイドバイサイドがあるように思う。

攻めるサイドバイサイドは、スマッシュに対してドライブを出す、ドロップに対してプッシュやヘアピンで勝負、クリアが来てもスマッシュ、無理ならドリブンクリアというようにガシガシ前に出られるようにイメージする。

逆に守る、受けるサイドバイサイドは、スマッシュに対してロブ、ドライブを打つにしてもサイドバイサイドを維持するようにポジションを取る。

どちらが正しいではなく、どちらを取るかで動きが大きく変わる。つまりはイメージを植えつけた状態で練習に入らなければならない。

まず攻めるサイドバイサイド。

4→1→3
4→2→3
4→3→1

これらは全て向かって左の選手が打ちに行きたい。打った後勝負に出るわけだから、脚は止めずに次の羽根を打ちにいく。パートナーは、素早く後ろ、というよりはセンター気味にポジションを取り、抜けた羽に対してフォローする。

次に守るサイドバイサイド。

4→2→3

上記と同じパターンでも、2球目はどちらか。3球目は右側の選手になる。サイドバイサイドを維持するので、攻めるのは最低でも1球目のドライブまで。2球目と3球目はロブを出してサイドバイサイドを維持する。間違ってもここでヘアピンを出しては守るサイドバイサイドにはならない。
守るパターンとしては、

4→8→2
4→7→3

というように、守っている以上はどこにでも羽根を出されることを覚悟しなければならない。さらにそのシャトルを守るショット(ハイクリア、ロブ等)で返球する。もしこれをイメージするなら、長い時間(30秒から2分)で行っても良いだろう。

攻める練習と守る練習でショットも変われば時間も変わる。

これらの3点の組み合わせがダブルスの基本なのかもしれない。


4→6→3

4→1→3

これが基本パターン。
ドライブなので、4は前衛か後衛。どういうことかというと、

4(前衛)→6(後衛)→3(後衛)
4(後衛)→6(前衛カバー)→3(近いほう)

前者は、2球目で後衛が後ろから突っ込んでる形なのでそのまま前に入って前を後衛が叩く。後者は、前衛が下がりながらカバーする為、ポジションによっては後衛が前に突っ込んだ方がいい場合と、前衛が下がった後に前に出る方がいいパターンとある。ケースバイケース。

ドライブスタートでは、前衛が抜かれる、触れる場合を想定して次のシャトルに対応していく。あえてどちらかが取るように設定してポジション取りを考えるのもいいが、より実戦向けにする為にはスタートをフリーにして選手に考えさせたほうがいいだろう。

この1球目のドライブが、例えば選手がドライブを甘く打ったとすると、

4→9→3

4→7→3

というのも必要になる。

4(後衛)→9(前衛カバー)→3(後衛)
4(前衛)→9(後衛)→3(前衛)

前で触るだけでこれだけポジションが変わる。

4(前衛)→7(後衛)→3(前衛)
4(後衛、前に突っ込む)→7(前衛)→3(後衛)

つまりは、前で触るとそれだけ動きが少なくすることができる事が明白だ。プレースタイルによっても変わるが、触ることで楽に後衛のアタックチャンスと前衛のストップをしやすくすることができる。

ドライブスタートはテンポも速く動きもスタートによって大きく変わる。実戦を意識して自由に動けるようにしてみよう。



サイドバイサイドスタートも考えないとならないかもしれない。

より高い位置で、早いタッチを心がけるプレーを目指すと、ドライブ系のラリーが増えてテンポが早くなる。逆に、羽根をしっかりと呼び込んで打ちやすい位置で打とうとすればテンポは遅くなってくる。

ケースバイケースといえばそれまでだが、ペアの相性によって変える必要はあるだろうし、対戦相手を見て変える方法もある。


世界選手権2007で、坂本池田(日本ユニシス)が世界ランキング1位のクータンペアに勝った試合はまさにそれだった。いわゆる「ノーロブ」で早い展開に持ち込んだ坂本池田の作戦が見事にはまり1ゲーム目は相手を封じ込める。逆に2ゲーム目はクータンがロブを上げさせるようなヘアピンをしかける。さらにロブをきっちりと上げて展開を遅らせた。結果、坂本池田はゲームを落とすことになる。

相手を見て作戦を変えることにより取れるゲームもでてくる。自分のプレーで押し通す事も重要だし、変える事も大切。一番なのは対応できる柔軟性だろうか。

この試合でも、テンポをあげることによりドライブ勝負になって、この展開でのミスを誘った坂本池田、テンポを抑えて大きな展開を作り、スマッシュの打ち合いの形を作ってショットスピードで押し込んだクーとタン。綺麗に特徴が出るのも面白いところである。基本的な考え方はこの試合の通りだが、スマッシュを生かすのにも早い展開の方がいい場合もあり、これも相性や技術により変わる。

一つ間違いないのは、このラリーのテンポを変えるだけで試合展開が大きく変わってくる。勝つためにはどのテンポでいけばいいのか、そしてその為にはどのようなショットを打てば良いのか、考えながらゲームしてみよう。

キーボードのテンキーをノッカーエンドから見る形で脳内変換お願いします。

1(前衛)→3(後衛カバー)→9or7(前衛カバー)

1(前衛)→2(前衛)→3or1(前衛) 

1(前衛)→9or7(後衛)→7or9(前衛カバー)

前衛スタートの場合は、クロスへ振られた羽根を後衛がカバーするパターン。頭は凝り固まらないように、例えば1球目が甘ければ前衛がもう一回叩きに行っても良い(1前衛→3前衛→9or7後衛)でしょう。

このパターンと後衛スタートのパターンに、今度はドライブ、切り替えしスタートを組み合わせる事によって、さらにバリエーションが増えつつ実戦向きになってきます。

そんなわけで次はドライブスタートから。




補足。このノックは基本アタックで。3点目はクリアでサイドバイサイドやロブでサイドバイサイドでも、次セットに繋げられますが、1点目と2点目は意地でも攻める形を。でないとこのノックの意味がなくなってしまいます。

昨日の夜中に投稿した、

ダブルスの基本は3点ノックなのかもしれない

ですが、これを全力で否定します。
といってもいつも言っている様にバドミントンはケースバイケースであって、正しい形だけやっていれば済むものでもないという考え方から。

これに固執するとどういう弊害があるかと言うと、


7→1→3

このノックに対して、後衛7→前衛1→後衛3 という指示を出します。最終的には前衛と後衛が入れ替わる形。では、最後の3が2の位置ぐらいへ飛んできたら?


7→9→3

このノックに対して、後衛7→前衛9→後衛3 という指示を出し、3が長めに入ってきたら?9の返球が甘かったら次の3は誰が打つのか?


7→1→3 7→1→3
2セット目の7が低く入ってきたら、前衛が触れるかも?

こういう例外に非常に対応できにくくなるのがこのノック練習でもあります。ダブルスのパターンを覚えこんでしまった結果、前衛がタッチチャンスを逃したり、二人の間にシャトルが落ちてしまったりというったことが増える可能性があるのです。

使えない練習、というわけではなく、きちんと両方イメージしながら練習をすることが大事という事を踏まえて3点ノックのパターンを考えて下さい。


1スタートは夜か明日中には適当に書いて投稿したいと思います。

ノッカー目線でテンキーにてご確認下さい。

741

762

713

761

749

713

793

大雑把ではあるが、こんな感じが左奥(7)スタートのパターンになる。
もっと絞るなら、

741・・・後衛突っ込みパターン
716・・・後衛→前衛→クロス後衛がフォロー
793・・・後衛→前衛クロスフォロー→後衛突っ込みプッシュ

この3パターン、かな?この3パターンが7スタート。

ちなみに逆では携帯電話を選手側コートとしてみると丁度逆になります。
後ろにシャトルを打たれた場合の攻めのパターンはこれらの組み合わせになりそう。ここからさらに前スタートのパターンも絡めるといいのかな。

意味不明な方は、コメント下さればさらに詳しく解説したいと思います。

前衛スタート(1スタート)は後日ということで。

嵌められた事があります。


ダブルスでのロングサービス連発。非常にきつかった。スマッシュがまったく打てない。クリアかドロップやカットでしか返せないロングサービス。ありえない。


コースはといえば、ロングサービスだからエンドライン。それを、サイドライン側に綺麗にコントロールされました。しかも、速いサービスではなく、落下地点でしか打てない、しかも浮きすぎないから前でも触れないギリギリのライン。


ちょっとでも低ければ、もっとネット寄りで触れるはず。ちょっとでも高さが出れば、フットワークでスマッシュを打つ事ができるはず。でも、そのサービスは前でも触れずフットワークでもきっちり打ち抜くことができない。最終的にはクリアを打たされ続けました。


ラウンドではなく、フォア奥を狙われたような感じ。コートを立体的に考えてシャトルをコントロールしなければあのサービスは無理なんだろう。


マネしてやってみたが、サイドアウトがまず増え、クロスのロングになる為前で触られる事も。想像はしていたが、やはり難易度は高い。





まだまだ発見されていないネタもいろいろありそうだ。深いなバドミントン。

たぬ吉が必ず大会前の基礎打ちで行うことです。あくまで個人的な問題で。

・ドライブ
スピードではなく高さと曲線重視で。打点を確認するように。

・カット
切れ具合の確認。これをしないと試合中まったくカットが入らないが、練習し過ぎると羽が壊れる。当て具合は必ず確認して、打ち出し角度も注意。

・サーブ
大事。基本。たぬ吉の場合は、左腕を伸ばした状態で右側にシャトルを持ってくるので、このちょっとした窮屈感でサーブポイントを調整してます。

・クリア
フォーム確認。飛び具合はそんなに気にせず、肘から先と腰周りに神経を集中させながら。

・スマッシュ
これもフォーム確認。試合前でも全力で打ち抜くことはほぼ無い。イメージは3本早いスマッシュではなく、30本ノーミスで狙ったポイントを打ち抜く感じで。


だいたいこんな感じでしょうか。基礎打ちで汗はかいておきたいのですが、おそらくスイングではなくフットワークで一汗かく感じかと。思い返しても、全力のショットはおそらく打ってないはず。試合で打ってみる為にフォームをチェックしている感じでしょうか。
ま、アップはアップで基礎打ちは確認作業しかしていないのでしょう。

そうそう、数週間前の試合で、サービスのネタ練習してませんでした。あれは使えるはずなので、また明日にでも。

たまにこうぶっ飛んだことを書いてみたくなる。

ヘアピン練習は意味が無い。

というのも、基礎打ちでのヘアピンの打ち合いは、ヘアピンに対してのヘアピンである。ゲームで使うヘアピン、使わなければいけないヘアピンのほとんどは、ドロップやカットに対してのヘアピンであって、ある程度スピードのあるシャトルに対してスピンをかけて勝負しなければいけない。

ふわっと飛んでくるシャトルに対して練習をしても実戦ではほぼ生かせない。あんなにネット近くでヘアピンを打ってても実戦ではほとんどその場面が無い。



といっても、実戦のヘアピンとして意味が薄いというだけで、ラケットワーク、シャトルへのインパクトの感覚、スピンの面の角度というような、実戦ヘアピンとはまた違う練習には充分なっている。この練習の意識を変えていければ、また強化部位の違う練習になるだろう。

カットスマッシュ、カットなのかスマッシュなのかという問題はさておいて、今回はスマッシュよりのカットスマッシュについて考えてみたい。

シングルスではやや落ち気味に切れ込むように手前に落ちる。主にサイドラインめがけて使う場合が多いだろう。

ダブルスでは、手元を狂わせるのに非常に効果が高い。スイング方向と若干飛行ポイントがずれるので、相手のレシーブの軌道を一瞬でもずらす、遅らせることができれば、そのカットスマッシュは成功である。
その為には、シングルス的な切れ込むカットスマッシュではなく、角度は浅めに、スピードをギリギリまで殺さないように打ち込むカットスマッシュが非常に有効となるのではないだろうか。

エースショットではなく、ちょっとずらすことができれば、その後は二球目で勝負することができる。前衛の仕事を作るようなイメージで打ち込めば良いだろう。

シングルスは切れを重視して、ダブルスはスピードを重視してカットスマッシュを打ち込んでみよう。

居合い切りのようなクロスヘアピン。

かっこよく「バシュッ」と決めたいものですね^^

ドライブやスマッシュレシーブでカットを使うというだけな話。

バドミントンの醍醐味でもあるノーバウンドの早いリズムがドライブの応酬だ。この早い展開の中でカットを使えたら?考えただけでわくわくする。

今まで考えなかったわけではないし、何度もやってみている。だが、意外と実戦では使えていない。実際ミスは増えてしまうから確実に速いショットを打つのがセオリーだ。

ただ、そろそろ本気で実装してみようかな、と思わせてくれたのが田児式っ本のカットクロスヘアピンだった。あのような考え方、好きだ。もっといろいろできるのではないか、もっと遣り残していることがあるのではないか。バドミントンを考えていくのに、単に精度を上げるのではなくもっと違う何かができるのではないか。

胸、高鳴る。

たぶん過去ログ漁れば同じようなことを書いているのかもしれないが、思いつきなのもこのブログの趣向。

「ダブルスの基本はショートサービス」

さてこれをどう紐解いていくか。
まず何故ショートサービスが基本なのかと言えば、それはロングサービスでは相手から攻撃されるからだ。上げるとスマッシュを打たれるから、スマッシュを打たれないショートサービスが基本となる。

では、何故スマッシュを打たれてはいけないのか。それは、スマッシュという攻撃的なショットを相手に打たれるデメリットが大きいからである。



では、もしスマッシュを打たれないロングサービスを出す事ができたら?

では、スマッシュを打たれても全然怖くないとしたら?



ショートサービスはスマッシュを打たれない為のもの。では、ショートサービスが下手でプッシュを打たれてしまうとしたら?

相手のショートサービスの対応よりも、ロングサービスの対応の方が下手だったら?


いろいろ考えた結果、行き着く先は「ダブルスはショートサービスが基本」なんだけど、行き着くまでにはしっかり考え込まなければいけない。学ばなければいけない。式があって答えを書いても○はもらえない。計算の途中経過が無ければいけない。確認作業が無ければいけない。いろんな考え方で答えを導かなければならない。

それがバドミントンである。

もう引退してしまったが、星野信之という名投手がいた。

武器はスローカーブと130キロ台のストレート。決して速くは無いストレートで星野選手は三振を奪っていく。

よく「遅い球を使ってストレートを速く見せている」というが、果たしてこの表現は合っているのだろうか。私はそうは思わない。

星野選手の球は間違いなく130キロそこそこのスピードだった。それを生かす為に速度差のあるスローカーブを使っていた。だが、だからといってストレートのスピードが上がるわけではない。このスピードで何故通用したかといえば、それはフォームの完成度にあるのではないだろうか。

ほぼ同じフォームから、さらに出所が見えにくフォームで球を投げ分ける。その技術こそが、遅いストレートを速く見せるのではなく、130キロの打ちにくいストレートを生み出す方法なんだと思う。

スマッシュにスピードを求めるとすれば、それは純粋なスピードである。ドミニカ出身チャップマンという投手は確か169キロを記録。素晴らしいスピードを持っていたが、際立った成績とは言えない。日本にも球の速い投手はいるが、それだけでは勝てていない。

つまりは、速いだけでは駄目。さらに、速く見せるのではなく、打ちにくいスマッシュを目指すことがゲームで通用するスマッシュになるのではないだろうか。野球と同じに考えることはできないかもしれないが、通じるものは間違いなくあるはずだ。フォームを同じように調整する、面を最後まで見せない、他にも打ちにくくする何かはあるだろう。それを見つけるのも、またバドミントンの楽しみ方なのかもしれない。

田児式スーパーバドミントンで掲載されている最新式クロスヘアピンを実戦投入してみました。

普通のクロスヘアピンでは、打つ感覚になるのでどうしてもサイドアウトし易いデメリットがあり、「浮かせない」「サイドアウトさせない」の二つがポイントとなります。

ですが、田児式のクロスヘアピンでは逆に「飛ばす」「ネットを超える」事がポイントです。擦りあげる為思ったようにシャトルが飛ばず、実際やってみてもサイドアウトは0、その分距離が出ずに取られてしまう事も。

ただ、確かに落ちるスピードは速いので、一歩出足を止めればエースを取れる事もありました。ただ、速く落ちるのを生かす為にはきっちりサイドにコントロールしなければならないかもしれません。

ダブルスで、と限定するのであれば、決めるクロスではなく追い込むクロスという点で使い道がありそうです。多少サイドに行かなくても、速く落ちてくれればそれで充分。浮かさないことは大前提にはなりますが。

シングルスで考えるならやはりサイドへのコントロールが必須です。当てる角度とスイング方向で飛距離は調整できそうなので、フェイントがかかる最低限の角度を維持しつつサイドへコントロールしていきましょう。

床付近の低い打点からこの打ち方でクロスへ出せたら非常に面白いと思うのですが。もちろんネタ的に。しばらくネタに困ることは無さそうです。





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