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12-ダブルス 戦術

いまだにトラウマを引きずっています。
某講習会にて「ローテーションの練習を・・・」といった瞬間に、某有名指導者に「ローテーションなんてありません」とブチ切れられた事が。

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そんな話は置いといて、ダブルスのポジション取りの練習について考えてみました。


基本的な練習は、ダブルスのドロップ交互。

パートナーが下がったら一人は前へ。ネットを打ったら前に留まる。基本的なプレーは抑えられます。




次に、スマッシュ無しのフリー。

ラリーをつなげることが目的なので、スマッシュは無し。前述と違い、ロブを上げた後にサイドバイサイドの形をとる事、クリアを打った後にサイドバイサイドになる事、などが追加されます。



さらに、ダブルススマッシュ交互。

展開は早くなりますが、これも重要。スマッシュをリターンした羽根によって、前に詰めるのか、留まるのか、それともパートナーが前に詰めるのか、レシーブからの判断が複雑になります。サイドバイサイドからのスマッシュのパターンも出てくるため、練習強度も上がります。



最後は、プッシュ無し、ハーフスマッシュまでのフリー。

つなぐことで、自分のエリアのスペースをなくすのが目的です。ラリーが長く続けることができれば、ポジション取りはほぼ理解できるのではないでしょうか。




これらはダブルスのポジションを覚えるための練習です。実際はどうかというと、どうやって点数を取るか、どうすれば失点しないかがポイントとなります。ゲーム練習も大事ですし、決めるつもりでのオールショートもいいかと思います。

有効なポジションをとること。そして、不用意な羽根を出さない事がダブルスではとても重要です。つなぐ練習から、決める練習、そしてもう一度つなぐ練習、いったりきたりするのがいいような気がしてきました。

簡単に説明したい。

ゲームにての成功体験と失敗体験は記憶しているだろうか。
この2つは、今後のレベルアップを図る上で、とても大切な事である。

だが、これを一つ間違えると大変な事になる。

よくあるパターンが、クロスショットである。


失敗体験の例
「パートナーが打ったストレートスマッシュを相手がクロスへ切り返した。前衛に入っていた為追いかけられず、失点した」

この失敗に対しての対策は、「ストレートスマッシュがクロスへ切り返されるから、前衛に入らず、クロスのリターンを待つ」としてしまうと、じゃあ前に落とされたらどうするんだという事になる。

さらに追い打ちをかけると、あるレベルでは、コースがワンパターンにしか返球出来ない事がある。という事は、「スマッシュのクロスリターンだけを待っていたら、本当にそこに羽根が来たので、試合に勝つ事が出来た」という成功体験になる可能性がある。

つまり、この失敗体験と成功体験で、「パートナーのスマッシュはクロスを待つ」という選手が出来上がってしまう。当然ながら、スマッシュをショートリターンしていくる相手と対戦した場合は、さっぱりうまくいかなくなってしまう事になる。

ここで柔軟な考えが出来ないと、「俺はクロスを待っているんだから、ショートリターンはスマッシュ打ったパートナーがとるべきだ」という固執した思考になる事もありえるのだ。
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ここで、さらにうまく行かなかった時に柔軟な考え方ができるかどうか、経験値として積み上げる事ができるかがレベルアップできるかどうか大きく影響を与える事になる。

外からの意見を取り入れるのもいいし、さらに経験を積むのもいいだろうが、結局のところ、どうやったら得点に近づけるのか、失点を減らせるのかを貪欲に考えられる選手が、戦術としてのレベルを上げられる選手なのだろう。

ロブやクリア等の上がってくるショット以外に、前衛が触れなかったハーフとか、クロスでサイドに振られた時なんかは守備的なショットになるわけです。大きく分けてこの2パターンかな。


ロブ、クリア等
・スマッシュ(コースはそれぞれ意味を持たせる事)
・カット、ドロップ(センター、サイド)
・クリア(押され気味の時、打とうとしてもいい羽根が打てない時)

ドライブ、ハーフ等
・後方へロブ(高い位置で触れず、角度をつけてショット出来ない時)
・センターネット前(相手がサイドバイサイドで引きっぱなしの時)


確認するのは
・相手の位置
・自分の打点
この2つ。
相手がサイドバイサイドのままであれば、前に落としてそのまま攻める形を継続できます、例え打点が下だとしても。相手が詰めてくるようなら、上げて守るか、もしくはサイドをドライブ系で抜くかの選択。
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それとスマッシュのコース。これは、意味を考えて打ちたいところです。
・相手にレシーブミスをさせる為のボディ
・レシーブミスさせるためのセンター
・相手がフォアで構えているからバック側
・レシーブコースを限定させるためのストレート
なんとなくでなく、意味を持たせることでそのショットが生きてくると思います。


後衛ではとりあえず打ってみた、が危険。もしとりあえずで打つなら、角度とスピードは重視して相手の厳しい返球のリスクをできるだけ減らせるようにしましょう。

サイドバイサイド?

ということは、相手からはスマッシュ、とドライブ、です。


ドライブ
・センター
・サイド
・ボディ
・バック側
・ネット前(ストップ)

ざっとこんなところです。簡単に言えば、そんなにコースは気にしなくていいプレーかと。
パートナーだって引いているわけだからクロスにカウンター食らっても怖くない。やはり気にするのは角度でしょうか。角度を間違えれば、一発でえげつないスピードのドライブが返球されます。力でおしながら相手にネット下で触らせれば優位に立ち続けられるでしょう。

その中で、ストップ(ドライブをネット前に落とす)を入れて前に詰められると、攻撃のバリエーションが増えていいんじゃないかと思います。


スマッシュ
・ストレートロブ
・クロスカウンター
・ストレートドライブ
・クロスネット前

ストレートロブはもう一度スマッシュを打たせる気持ちで。
ストレートドライブは狙い目とはいえ、相手前衛に張られている事が多いプレー。相手の立ち位置を見て選択したいところです。

難易度は高いですが、クロスの前は狙い目です。ただし、難しい。多少甘くてもプッシュでつぶされないイメージがあります(経験論)。
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攻められているときは、もう一度攻めさせるのか、それとも攻めに転じるのかを明確にしていきたいところです。意味のあるショットが打てるように準備できるといいでしょう。

前衛も大きく分けて2つ。

上で入れたか、下でしか入れなかったか。

まず上で入れた場合。

ネット付近 プッシュ
・決められるならどこでも。決めきれない場合は、ボディ、もしくは、相手のラケットと逆方向へ。フォア構えかバック構えか。コースはプッシュは意外とアバウト。

ショートサーブライン付近 ドライブ等(攻めるときは角度注意)
・センターへドライブ
・相手ボディ付近へドライブ(フォアでのカウンターを避ける)
・ネット前へのストップ(ラケット止めて前へ落とす)、できればセンターだが、相手の立ち位置でどこでも。
・ラケット止めてロブ、もあるが、余程の余裕がない限り難しいか。


そして下で入る場合。

・ストレートネット、相手が詰めていない場合は積極的に。逆に前にいる場合は選択しない
・クロスネット、相手がストレートネットを張っていた、もしくは、フェイントかけてストレートを張らせた場合のみ。
・クロスロブ、自分から羽根が離れるので、パートナーに羽根を打たせたい時に。
・ストレートロブ、相手右利きで右側になると、ストレートがラウンドになる。しっかり運ぶ事でチャンスになることも。

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前衛は、コースよりも角度やショットスピード重視っぽいですね。
ロブのような守備的なショットを選択するときは、次相手がどうなるか、こっちがどうなるかをよく考えて選択してみるといいと思います、

ついつい。


ダブルスのポジション取り、そしてローテーション。意味は同意。

これらの考え方に正解はあるのか?


たぬ吉は左回り固執型に否定的ではあるが、では左回りが間違っていると言えばそうではない。だからって正解とも思えない。

これはダブルス全ての考え方に言えるのかもしれない。正解とはなんなのだろうか?

果たして、点を取れたポジション取りは正解なのか?失点したポジションは不正解なのか?


信念の通りにプレーすればいいのか、全て受け入れながらプレーすればいいのか。


その信念が間違っていたとしたら?仕入れた情報が間違っていたとしたら?


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そんなこんなで自分とパートナーのプレーを考えながら、自分のダブルスが出来上がっていくのだろうなぁ。



やっぱりここは気になるものです。



パートナーにロブかクリアが上がり、スマッシュを打ってくれる場合の前衛のポジションと守備範囲を図にしてみました。


まず最初、結構後方に押し込まれた位置からのスマッシュです。
1
後方からのスマッシュだと、クロスへの切り返しも含めて前衛は考えなければいけません。スマッシュを打った選手は体勢が崩れる為右奥のカバーは難しく、前衛はそこまでを考えて構える必要がありますが、当然前もフォローしておかなければなりません。この一本で点を取るのが難しいパターンになります。



次に、相手のショットが甘かった場合。
2
守備範囲が逆になっています。この場合は、打ったパートナーに前に突っ込んでもらう為に前衛を空けるプレーです。位置がハーフ付近なので、打って突っ込んでもらう方がいい場面です。図より後方にポジションを取っておくと、さらに前に詰めやすくなるでしょう。


最後に、極端なパターン。
3
ハーフでスマッシュを打っているにも関わらず、前衛が前に詰めています。これは、パートナーのスマッシュが強力で、相手がリターンをまともにできないはず、との予測からのポジション取りです。男子ダブルスではよくある形ともいえます。ネットに逃げる羽根を絶対に逃さない意思表示ですが、もしこの範囲外に羽根がくれば、それは打ったパートナーのスマッシュが悪い、もしくは前衛の判断ミス、ということになるでしょう。


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返球の予測が立てられれば、ポジション取りがわかりやすくなります。パートナーも動きやすくなるでしょう。こういったパターンの瞬時の選択がダブルスのポイントになります。


なんか変な事をするって訳ではなく。


大会での一発勝負。
相手を混乱させれば試合を優位に進められます。

が、

どうすれば混乱させられるのか?


ウェアの色を一緒にするとか、そういうのではなくて。



最も単純な方法としては、後衛のポジションを目一杯前にする、というもの。
ダブルスは、特に高校生までは上がったら打つ、駄目ならドライブ、といった超攻撃的なスタイルがほとんどです。上げて守ってというプレーは基本無いと思っていいでしょう。
このスタイルに有効なポジションは、トップアンドバック時に前衛は後ろ、後衛は前にポジションを取るというもの。

ラリーのテンポは非常に上がる為難易度は上がりますが、このポジションで戦えれば相手は攻める事ができなくなります。打った後のリターンも早くなる為、通常のポジションからのリターンを想定すると、ポジションチェンジが間に合わずスペースができたりもします。

これがうまくいくと、相手は攻めているのにも関わらずレシーブが間に合わなくなり、結果何をしていいかわからなくなる事があります。そのまま何をしているのかがばれなければ後方の大きな配球を使われる事無く試合を終わらせる事も。

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但し、レベルが上がれば上がるほど、早いテンポには当然対応してきますし、相手が間に合わないという事はこちらも素早いポジションチェンジが必須。早いプッシュに早いタイミングで合わせ無ければならず、難易度は上がってきます。実はこのポジションが上位レベルの通常ポジションだったりもするわけで、大会でいきなりというよりも、練習時にこのポジションで練習していくと早い展開に慣れるかな、と。どちらかというとより良いダブルスを作る為のポジション取りと言えるかもしれません。


緊張感でポジションを下げ気味になるようであれば、確認してポジションを上げる、こちらから早い展開を仕掛ける事で、想定外のテンポを作る事が出来れば優位状態を維持し続ける事もできるでしょう。

結構考えた事無い方も多いかと。




ドライブ、どれぐらいの強さで打ちますか?

全力で強打する、もしくは、コントロールする為に少し弱く打つ、等あるかと思いますが、これはなんとなく打っていてはラリーをコントロールできません。

最も依存する要素は、「打点(高さとコートの位置)」です。
高ければ高いほど強打できますが、例えばネットと水平でネットから近い位置でぶったたけばほぼ間違いなくエンドアウトします。ネットから水平以上であれば強打できますが、ネットの高さよりも下なら神経質に力を調整しなければ相手のチャンスボールになったり、ネットに引っ掛かったり、もしくはエンドアウトしたりと良い事がありません。
より易しくドライブを打つには、まず高さがネットよりも上である事が必須条件になります。

高い位置で触れたとしても、場合によっては強打が後方へ抜けます。対処法として少し弱く打つ事ですが、他にクロスにひっぱたくという方法もあります。クロスへ打ちこむことで距離を長くしてエンドへ入れる事ができます。
他に相手のボディを狙うというのも、エンドアウトを防ぐ一つの方法です。

ですが、これは高さがネットよりも高い時。もしネットより打点が低かったら、ボディを狙った所で相手のチャンスにしかなりません。全力で振れば羽根は上方向へ飛ぶため、エンドアウトか相手のチャンスにしかならないのです。
この時、ネットからの距離が近ければ相手をみながら弱く打って相手の打点の高さを奪う方法がありますが、もしネットからの距離が遠いのなら、そもそもドライブという選択肢は避けた方がいいでしょう。ロブで逃げるのが手っ取り早いと思われます。
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場面場面で大きく変わりますが、ドライブはダブルスで最も打つ事が多いショットです。高さや距離をよく把握し、相手に少しでもプレッシャーがかかる方法を選択しましょう。

勝負の分かれ目、です。



サーブからの3球目。
サーブレシーブからの2球目。

つまり、最初に触ったショットの次のショットにラリー中の集中力をMAXに持っていく事で、ラリーの主導権を握ろう、というもの。

ラリーで優位に立って、それを維持し続ければそのラリーはほぼ負けないものです。この「優位に立つ」ポイントはどこかと言えば、それはファーストタッチの次になるのです。

ファーストタッチではなかなか優位に立てませんが、ここをイーブンで乗り切って、次のセカンドタッチで優位にもっていければ、点数を重ねやすくなり、ここで簡単に上げてしまったり、攻められなかったりしたら相手に主導権を渡してしまう事になります。
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これを実行する為に、サーブ前に「2球目」もしくは「3球目」と唱えて意識付けを行います。意識付け、大事。これから暑くなると余計に意識が飛びやすくなります。声を出して意識を保てれば、プレーにも集中しやすくなるでしょう。

サーブ前の意識付けでラリーを優位に運べるように頑張りましょう。

困った時のケースバイケース。



相手からのスマッシュやドライブを、

・ネット付近に返球し、相手のヘアピンやロブを打たせる

・強く返球し前衛のミスを誘うか、後衛を動かしロブを打たせる

攻めるとしたらこの2つを選択することになります。どちらを選ぶかはケースバイケース。相手や場面に応じて変えていかなければなりません。

簡単に考えるなら、相手がフォローを考えて動く前衛ならネット前が有効に、前衛に貼りつくタイプならドライブ系が有効になりやすいと言えます。
相手が奥からスマッシュを打てば、パートナーはフォローに回る確率が増えるためネット付近へ返球、という選択もいいでしょう。

このプレーを成功させるのに共通する事があります。それは、できるだけネットの近く、つまり前でシャトルに触れる事です。ネットへの返球も、時間があればある程相手も対応してプッシュを打たれる可能性があります。ドライブで強打する場合も、羽根を待って強打するよりも、相手が構えていないうちに抜きに行く方がリスクは減ります(難易度は上がりますが)。

このプレーでは、ストレートならストレート、クロスならクロスへそのまま返球するのが難易度は低くなります。ミスをしたくないなら素直な返球を心がけましょう(クロスからクロスへのネット前はあまりよろしく無いと思われます)。
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クロスをストレート、ストレートをクロスへ打つのにも、早いタッチが特に有効です。相手は準備をしていないうちに逆方向へ展開されるので反応が遅れやすくなります。ですが、このプレーにもやはり慣れはあり、そうするとわざと打点を遅らせてフェイントをかけて逆方向へ打って、的を絞らせないような工夫もしていきましょう。

まず意識改革。



ジュニア選手に言えることはサーブへの意識が低いということだ。

サーブゲームでカウントするプレー

・ショートサーブミス(ネット、サーブのショート)ロングサーブ(エンドアウト、サイドアウト)
・サーブ後1球目で決められた(プッシュやハーフ、ロングならスマッシュ)
・サーブ後3球目で決められた(ショートサーブ→プッシュ、ドライブ→レシーブ→プッシュ、ロングサーブ→スマッシュ→レシーブ→プッシュ)

この3点は、サーブが点数に直結しているプレーになる。これらはサーブを改善するだけで防げる失点。


レシーブゲームでカウントするプレー

・ショートサーブレシーブミス(ネットミス、サイドアウト、エンドアウト)ロングサーブアタックミス(スマッシュのネット、打ち損じ)

基本的にバドミントンはレシーブゲーム有利のスポーツ。有利でありながら1球目で失点しているのは非常にもったいない。
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ゲームでこの本数をカウントし、サーブ起因の失点が多ければ、もっとサーブ練習に時間を割くべきだ。それだけで相当の失点を防ぐことができる。レシーブゲームからの単純ミスも多いのであれば、サーブ練習に合わせて1本目のレシーブ練習を行えばいい。

まずは選手に、何が原因でこれだけ失点して、敗戦しているのかを理解させる必要がある。そのために明確なデータを取りつつ、説明し、練習によって改善がどれだけ進んでいるかを伝えていければ、モチベーションの維持にもつながるだろう。

オフ・ザ・ボール (英語: off the ball) とは、主にサッカーで、プレーヤーがボールを持っていないか、ボールに密接に関与していない局面を指して使われる。 ・・・wikiより




オフ・ザ・シャトル、とでも言いますか、シャトルを打とうとしていない選手の動きについて、少しお話いたします。

ダブルスについては特にこの動きは無視することはできません。基本的な考え方は、次のシャトルはその選手が打つ、そういうつもりでポジションを取ります。2球連続でパートナーに羽を打たせないようにするにはどうしたらいいかを素早く判断して動き出します。

局面によって大きく分けると二つ、攻めているときと攻められているとき、です。


攻めているとき


相手の心境からすれば、
・その状況から逃げたい
・攻めに転じたい
・攻められていても問題ない
だいたいこんなところでしょうか。
逃げたいという心境なら、クロスのロブが確率が高いでしょうか。攻めに転じたいならストレートドライブやクロスドライブ、ストレートネットもあるかもしれません。攻められていても恐怖を感じていないなら、同じコースへのロブ、もしくはクロスロブが考えられます。

この中から相手の心境を考えつつ、その前のプレーやレシーブ直前の動作を見ながら、可能性の高いものを取れるようにポジションを取ります。唯一考えなくていいのはストレートのロブです。これはパートナーに連続で打ってもらいます。

一般的にはストレートドライブとクロスドライブを強打で返球できるようにポジションを取り、ここにストレートネットかクロスドライブを処理できる程度の余力を残しておきます。というか、私の場合はこんな構え方が多いです。



攻められているとき


ここではオフ・ザ・シャトルのとき。つまりパートナーが攻められているときです。ここでの考え方は明確で、とにかくできたスペースを埋めるように、空いていても埋めることができるようにポジションをとります。相手からの攻撃で最も狙いやすいのは人がいない、つまり、コートのスペースに打ち込むことです。逆に考えれば、その場所に、シャトルが床に落ちる前にラケットを出すことができればシャトルは打ち返すことができます。

パートナーが後ろで追い込まれれば、パートナーの前

後衛で振られればその逆サイド

前衛で苦しい体勢でヘアピンを打てば次はクロスヘアピンのフォロー

ここら辺を考えつつ、さらに自分のスペースをギリギリまで空けないようにポジションを取ります。

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ダブルスは二人でシャトルを打っていくもの。ラリーできる方法を考え、打っていないときこそ、ポジションどりに神経質になっていきましょう。

分けてみた。今回は分けるだけ。




ダブルスでの展開を分ける。

1.サービス後の数本(3本ぐらい)
2.ラリー中盤(繋ぎ)
3.決定機

この3つが、ダブルスのラリーでは大きく展開が違う。
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サービス時は、4人全員が前のめりになり、ラリーに突入したときに少しでも優位に、もしくは決定機まで持っていこうとする。

ラリーでは、お互いが有利不利を繰り返しながら決定機のチャンスを掴む為に羽根を出し合う。

決定機では、大きな有利状態からラリー終了までの数本をどう取るか、逆に不利な側は、なんとか持ちこたえてラリーに持ち込むか、もしくは一発逆転を狙うかの勝負になる。


この3種類、実際はサーブ側とレシーブ側、決定機の有利側不利側で計5種類。この中で明確にプレーの種類が変わり、それを意識して点数を取る事を考えていく。なんとなく点数をとるのではなく、今自分がどの状態にいて、どのプレーを選択するのか、しっかりとイメージしなければならない。

あなたはどちらですか?



良いとらえかたをすると、

謝らない派
・悪い事をしているわけじゃない
・ミスしたってしょうがない
・次を大事にしよう
・パートナーへの気遣い

謝る派
・ミスした事に対して次への向上心
・コミュニケーションの一つ
・パートナーへの気遣い


良いとらえかたで考えると、どちらも悪いわけではないですね。ポジティブに考えると、ゲームでも楽しくできるようになるでしょう。
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私は謝る派です。例えパートナーのミスでも、よく謝ってますw
ダブルスでは、「前のシャトルをここへ出しておけばよかった」「一回ロブであげておけば早いのがこなかったのに」と、ゲーム中私の頭の中は反省しっぱなし。そんな時にラリーが途切れれば、私が悪かったわぁ、となってしまうのです。気が付いたら謝りまくる癖が。


多すぎるのも問題ですね。




MD1 早川遠藤 vs Boon Heong TAN-hien How HOON
12-21 21-17 21-19

このペアは、早川の前衛があってこそのペアだと思う。

1ゲーム目が全く何もできていないのは、早川が前衛で仕事をすることができなかったからの点差だろう。むしろ、仕事をさせてもらえなかったのではなく、仕事をしようとすることができなかったように見える。相手の実力と重圧で、前に入った早川のラケットが上がらない。1球目触っても、2球目までにラケットが上がってこない場面が多かった。

2ゲーム目以降も、場面場面で数点の間そうなる時が見受けられた。やはり相手のポイントに繋がってしまっている。逆に、前衛で仕事ができているときは、直接的にも間接的にもとても素晴らしいラリーが繰り返されている。

前衛で仕事をしようとすると言う事は、リスクの問題が大きく関わってくる。
「前で触れ」と指導者は簡単に言うが、羽根のスピードが落ちていない部分でシャトルをコントロールすることがどれだけ難しい事か。左右に目一杯振られたシャトルを前衛が触って、その次のシャトルに対して間に合わせるにはどうしたらいいか。
前衛がシャトルを触ると言う事にはそれだけのリスクが必ず付きまとう。それを怖いと思ってしまっては前衛で仕事はできない。身体が縮こまり、羽根に対してラケットがでていかない。後衛が打った方がよかったのではないか、触ったせいでリターンを決められたのではないか、そういう思考に入ってしまう事が多々あるのだ。

その前衛を助ける以上のショットで返せるのが、遠藤である。私は某大会で学生の頃の遠藤選手を見た事があるが、彼のフットワークが特殊過ぎたのをはっきりと覚えている。コートを這うような低い体勢から弾けるように打ちだされるシャトルは忘れる事が出来ない。その後怪我をしたと聞いたが、そのフットワークがダブルスの後衛で生かされている。

早川が前衛でリスクを冒す事で空いてしまうスペースを、遠藤の驚異的なフットワークが消していく。相手としては、振ったはずのシャトルでもう一度攻められる事になる。決めたはずのシャトルがもう一度返ってくるのだからたまったものではない。ラリーは必然的に長くなり、さらに早川の前衛が生きてくる。後衛の遠藤が素晴らしいからこそ、前衛での早川のタッチ回数が増える事に繋がるのだ。

リスクを負う早川の前衛とは、タッチ後の次のプレーに集約される。1球羽根を触った後と言うのはどうしても隙ができる。レシーバーはそこを抜いて、後衛にシャトルを触らせる。早川は、その2球目を素早い判断で触りに行くことができる。2球3球と続けるうちに相手のミスを誘ったり、相手の逃げるロブを打たせる事ができる。早川の前衛でのミスが目立つのも、これだけリスクを負っているからであって、ミス以上にポイントやプレッシャーをかける事に繋がっている。打った後の2球目、これが抜群に早く、ラケットの準備位置の判断が正確だから出来るプレーなのではないかと思う。
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前衛でしか仕事ができないたぬ吉にとっては、早川選手の前衛はまさにお手本としたい、しなければならないプレーの連続である。身体が続く限りは、なんとかがんばってみたいと思っている。


気にしなかった場合は、スマッシュさえなんとかすりゃいいわけでして。

クロススマッシュを顔付近でレシーブできれば、いいリターンが返るはず。 140130
どうでしょう?
赤後衛に大きく上がった場合の、青クロス側の選手の立ち位置を気にしてみます。

クロスクリアが無いわけだから、ポジションを決める判断材料として、

・クロススマッシュが返球できる

これがポイント。この位置ならクロススマッシュが返球できるという位置にポジションを取ります。技術は人それぞれですが、これ以上クロスサイドに寄る必要はないと考えます。なぜなら、そこへのクロススマッシュはサイドアウトする可能性が高くなるため、おそらくこの位置で手が届くところへのスマッシュがギリギリサイドに入ってくるぐらいではないでしょうか。

前後の位置は技術で判断します。前に行ければ行けるほどセンターに近くなり、ポジションを下げる程サイド側をフォローしなければいけません。


クロススマッシュを気にしなかったと言ってしまってますが、万が一クロススマッシュが飛んできたら、、、

1.諦める
2.優しいパートナーが回り込んで打ってくれる

2を期待しましょうwハイクリアなら余裕で届きます。ドリブンクリアだと、体勢苦しくなるかもしれませんね。
その前に、クロスクリアがこないことを期待しましょうwww

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思い切った。相当思い切った。




それだけです。狙われていない事を前提に考えるなら、

「クロスクリアなんてこない!」

こないんです。本当に無いんです。

まず、相手ダブルスが、ペアの実力差がそれほどなかったとして、一人集中攻撃しないとしたら、あなたはクロスクリアを打つ場面がありますか?クロスクリアを打つメリットがありますか?

そもそも、ダブルスで、クロスにクリアを打つような余裕ある配球をしますか?

よっぽど意識しない限り、クロスクリアは無い、と考えてしまうのがたぬ吉流。クロスのロブはあってもクロスのクリアは無いんです。

だとすれば、クロス側に大きく上げた時は、思い切ったプレーができますね。あんなことやこんなこと。やりたい放題。



ついでに、クロスクリアが来る場合。
・意識的に狙った場合(パートナーとレベル差がある場合等)
・クリアを楽に打ち分けられるような甘い羽根を上げた場合(大半はスマッシュがきます)
・前に詰めているのがばれている場合
これぐらいだと思います。思い切ってクロスクリア、捨ててみたらどうでしょうか。

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正しいローテーションって、たぶん無いんだろうな。全て結果論。




例えば、

「相手のスマッシュを前に落としたんだから前に詰めろ」

との指示があったとします。考え方としてはどうでしょう?私はあっているんじゃないかと思います。前に落として相手が下から入るようなそぶりをみせたのなら、次のショットはヘアピンかロブ。なら、トップアンドバックでヘアピンを潰しに行って、パートナーには後衛に下がって打たせます

では、相手がラケットを立ててドライブ気味に入ってきたとしたら?
この時に注意するのは前へのストップとドライブ、そして後方へのアタックロブ、ラケットを立てて入るだけでこれだけの選択肢が生まれます。相手の前へのストップなら前に、ストレートアタックロブを読んだのであれば後方へ打ちにいくのも一つの方法ですし、ドライブやアタックロブ等の厳しいショットをパートナーに打ってもらうのであれば前に詰めてしまってもいいでしょう。

ここででてきた3つのキーワードについて説明します。


打たせる
パートナーにしっかり打たせる為にはそれなりの球作りがポイント。しっかり相手にネット下でシャトルを触らせるような配球をする。ポジションを取る時はできるだけ早めに。早く動けば動くほどパートナーはポジションを取りやすくなり、万全で打ちこめる。

打ってもらう
パートナーが格上、ミックスの女性の場合に多用。コースをできるだけ制限するために低めに出す事を心がけつつ、多少のドライブリターンが予想される場合でも積極的に前に詰める。むしろ、前衛が抜ける事を前提に突っ込んでもいいだろう。抜けるとわけっていればパートナーは対処しやすい。ポジション取りはとにかく早く。自分が打つ事を無視してでも早めにポジションをとる。

打ちにいく
パートナーが格下、ミックスの男性の場合に多用。パートナーに強い羽根を簡単にだされないようにコースと球速には注意したい。ポジション取りのタイミングは待ち。パートナーが突っ込んでくれれば後ろにまわるし、動かなければカバーリングも頭に入れながら相手の羽根を確実に打ちにいく。自分が羽根を打つ為の配球をし、次の羽根を打つ為にポジションをとる。
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このように、ポジションの取り方は相手やパートナーによってガラッと変わってくるのです。正しいポジション取りは、あえて言うなら点数を取れたポジション、エースを取られなかったポジションが正解。結果論でしか語る事はできません。正解を多くする為には、良いパターンと悪いパターンを経験で覚え、多種のゲームをこなし、いろんな相手、パートナーを経験すること、ぐらいしかないのかもしれませんね。

よく聞かれるんです。




「何故そこにいるんですか?」

と聞かれた時の答えは、

・羽根がここにくるから
・ここで羽根を触ると有利になるから

だいたいこんな感じになります。

自分で言うのもなんですが、ロブをあげたらサイドバイサイド、スマッシュ打ったらトップアンドバックという考え方には若干違和感があります。

何のためにそこの場所にいるのか、それをもっと考えていけば、いわゆる二等辺三角形すら否定してしまうかもしれません(別に否定はしませんが)。

私の基本的な考え方は、スマッシュをレシーブする為にサイドバイサイドになる、それ以外は前に入るという単純なもの。レシーブするのが厳しいスマッシュが来ると思う時以外はとっととパートナーをほっといて前に入ります。
それ以外は、シャトルがきそうな場所へ移動していきます。予想が外れてもパートナーがなんとかしてくれるものです、たぶん。

そのスマッシュですら、前でレシーブする事が可能だと判断すればネット前でレシーブしたっていいと思うのです。わざわざ下がる事もないし、前で触れば触るだけ有利になると考えるなら、ネット前に積極的に詰めるべきではないかと思うのです。
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ダブルスの失敗はパートナーがなんとかしてくれる、そう考えて、もっともっとアグレッシブに、好き勝手にポジション取りをしています。成功する確率を増やしていけば、ただそれだけで問題は無くなるはずです。


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