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30-バドミントン 技術


4→6→3

4→1→3

これが基本パターン。
ドライブなので、4は前衛か後衛。どういうことかというと、

4(前衛)→6(後衛)→3(後衛)
4(後衛)→6(前衛カバー)→3(近いほう)

前者は、2球目で後衛が後ろから突っ込んでる形なのでそのまま前に入って前を後衛が叩く。後者は、前衛が下がりながらカバーする為、ポジションによっては後衛が前に突っ込んだ方がいい場合と、前衛が下がった後に前に出る方がいいパターンとある。ケースバイケース。

ドライブスタートでは、前衛が抜かれる、触れる場合を想定して次のシャトルに対応していく。あえてどちらかが取るように設定してポジション取りを考えるのもいいが、より実戦向けにする為にはスタートをフリーにして選手に考えさせたほうがいいだろう。

この1球目のドライブが、例えば選手がドライブを甘く打ったとすると、

4→9→3

4→7→3

というのも必要になる。

4(後衛)→9(前衛カバー)→3(後衛)
4(前衛)→9(後衛)→3(前衛)

前で触るだけでこれだけポジションが変わる。

4(前衛)→7(後衛)→3(前衛)
4(後衛、前に突っ込む)→7(前衛)→3(後衛)

つまりは、前で触るとそれだけ動きが少なくすることができる事が明白だ。プレースタイルによっても変わるが、触ることで楽に後衛のアタックチャンスと前衛のストップをしやすくすることができる。

ドライブスタートはテンポも速く動きもスタートによって大きく変わる。実戦を意識して自由に動けるようにしてみよう。



サイドバイサイドスタートも考えないとならないかもしれない。

より高い位置で、早いタッチを心がけるプレーを目指すと、ドライブ系のラリーが増えてテンポが早くなる。逆に、羽根をしっかりと呼び込んで打ちやすい位置で打とうとすればテンポは遅くなってくる。

ケースバイケースといえばそれまでだが、ペアの相性によって変える必要はあるだろうし、対戦相手を見て変える方法もある。


世界選手権2007で、坂本池田(日本ユニシス)が世界ランキング1位のクータンペアに勝った試合はまさにそれだった。いわゆる「ノーロブ」で早い展開に持ち込んだ坂本池田の作戦が見事にはまり1ゲーム目は相手を封じ込める。逆に2ゲーム目はクータンがロブを上げさせるようなヘアピンをしかける。さらにロブをきっちりと上げて展開を遅らせた。結果、坂本池田はゲームを落とすことになる。

相手を見て作戦を変えることにより取れるゲームもでてくる。自分のプレーで押し通す事も重要だし、変える事も大切。一番なのは対応できる柔軟性だろうか。

この試合でも、テンポをあげることによりドライブ勝負になって、この展開でのミスを誘った坂本池田、テンポを抑えて大きな展開を作り、スマッシュの打ち合いの形を作ってショットスピードで押し込んだクーとタン。綺麗に特徴が出るのも面白いところである。基本的な考え方はこの試合の通りだが、スマッシュを生かすのにも早い展開の方がいい場合もあり、これも相性や技術により変わる。

一つ間違いないのは、このラリーのテンポを変えるだけで試合展開が大きく変わってくる。勝つためにはどのテンポでいけばいいのか、そしてその為にはどのようなショットを打てば良いのか、考えながらゲームしてみよう。

キーボードのテンキーをノッカーエンドから見る形で脳内変換お願いします。

1(前衛)→3(後衛カバー)→9or7(前衛カバー)

1(前衛)→2(前衛)→3or1(前衛) 

1(前衛)→9or7(後衛)→7or9(前衛カバー)

前衛スタートの場合は、クロスへ振られた羽根を後衛がカバーするパターン。頭は凝り固まらないように、例えば1球目が甘ければ前衛がもう一回叩きに行っても良い(1前衛→3前衛→9or7後衛)でしょう。

このパターンと後衛スタートのパターンに、今度はドライブ、切り替えしスタートを組み合わせる事によって、さらにバリエーションが増えつつ実戦向きになってきます。

そんなわけで次はドライブスタートから。




補足。このノックは基本アタックで。3点目はクリアでサイドバイサイドやロブでサイドバイサイドでも、次セットに繋げられますが、1点目と2点目は意地でも攻める形を。でないとこのノックの意味がなくなってしまいます。

昨日の夜中に投稿した、

ダブルスの基本は3点ノックなのかもしれない

ですが、これを全力で否定します。
といってもいつも言っている様にバドミントンはケースバイケースであって、正しい形だけやっていれば済むものでもないという考え方から。

これに固執するとどういう弊害があるかと言うと、


7→1→3

このノックに対して、後衛7→前衛1→後衛3 という指示を出します。最終的には前衛と後衛が入れ替わる形。では、最後の3が2の位置ぐらいへ飛んできたら?


7→9→3

このノックに対して、後衛7→前衛9→後衛3 という指示を出し、3が長めに入ってきたら?9の返球が甘かったら次の3は誰が打つのか?


7→1→3 7→1→3
2セット目の7が低く入ってきたら、前衛が触れるかも?

こういう例外に非常に対応できにくくなるのがこのノック練習でもあります。ダブルスのパターンを覚えこんでしまった結果、前衛がタッチチャンスを逃したり、二人の間にシャトルが落ちてしまったりというったことが増える可能性があるのです。

使えない練習、というわけではなく、きちんと両方イメージしながら練習をすることが大事という事を踏まえて3点ノックのパターンを考えて下さい。


1スタートは夜か明日中には適当に書いて投稿したいと思います。

ノッカー目線でテンキーにてご確認下さい。

741

762

713

761

749

713

793

大雑把ではあるが、こんな感じが左奥(7)スタートのパターンになる。
もっと絞るなら、

741・・・後衛突っ込みパターン
716・・・後衛→前衛→クロス後衛がフォロー
793・・・後衛→前衛クロスフォロー→後衛突っ込みプッシュ

この3パターン、かな?この3パターンが7スタート。

ちなみに逆では携帯電話を選手側コートとしてみると丁度逆になります。
後ろにシャトルを打たれた場合の攻めのパターンはこれらの組み合わせになりそう。ここからさらに前スタートのパターンも絡めるといいのかな。

意味不明な方は、コメント下さればさらに詳しく解説したいと思います。

前衛スタート(1スタート)は後日ということで。

嵌められた事があります。


ダブルスでのロングサービス連発。非常にきつかった。スマッシュがまったく打てない。クリアかドロップやカットでしか返せないロングサービス。ありえない。


コースはといえば、ロングサービスだからエンドライン。それを、サイドライン側に綺麗にコントロールされました。しかも、速いサービスではなく、落下地点でしか打てない、しかも浮きすぎないから前でも触れないギリギリのライン。


ちょっとでも低ければ、もっとネット寄りで触れるはず。ちょっとでも高さが出れば、フットワークでスマッシュを打つ事ができるはず。でも、そのサービスは前でも触れずフットワークでもきっちり打ち抜くことができない。最終的にはクリアを打たされ続けました。


ラウンドではなく、フォア奥を狙われたような感じ。コートを立体的に考えてシャトルをコントロールしなければあのサービスは無理なんだろう。


マネしてやってみたが、サイドアウトがまず増え、クロスのロングになる為前で触られる事も。想像はしていたが、やはり難易度は高い。





まだまだ発見されていないネタもいろいろありそうだ。深いなバドミントン。

たぬ吉が必ず大会前の基礎打ちで行うことです。あくまで個人的な問題で。

・ドライブ
スピードではなく高さと曲線重視で。打点を確認するように。

・カット
切れ具合の確認。これをしないと試合中まったくカットが入らないが、練習し過ぎると羽が壊れる。当て具合は必ず確認して、打ち出し角度も注意。

・サーブ
大事。基本。たぬ吉の場合は、左腕を伸ばした状態で右側にシャトルを持ってくるので、このちょっとした窮屈感でサーブポイントを調整してます。

・クリア
フォーム確認。飛び具合はそんなに気にせず、肘から先と腰周りに神経を集中させながら。

・スマッシュ
これもフォーム確認。試合前でも全力で打ち抜くことはほぼ無い。イメージは3本早いスマッシュではなく、30本ノーミスで狙ったポイントを打ち抜く感じで。


だいたいこんな感じでしょうか。基礎打ちで汗はかいておきたいのですが、おそらくスイングではなくフットワークで一汗かく感じかと。思い返しても、全力のショットはおそらく打ってないはず。試合で打ってみる為にフォームをチェックしている感じでしょうか。
ま、アップはアップで基礎打ちは確認作業しかしていないのでしょう。

そうそう、数週間前の試合で、サービスのネタ練習してませんでした。あれは使えるはずなので、また明日にでも。

たまにこうぶっ飛んだことを書いてみたくなる。

ヘアピン練習は意味が無い。

というのも、基礎打ちでのヘアピンの打ち合いは、ヘアピンに対してのヘアピンである。ゲームで使うヘアピン、使わなければいけないヘアピンのほとんどは、ドロップやカットに対してのヘアピンであって、ある程度スピードのあるシャトルに対してスピンをかけて勝負しなければいけない。

ふわっと飛んでくるシャトルに対して練習をしても実戦ではほぼ生かせない。あんなにネット近くでヘアピンを打ってても実戦ではほとんどその場面が無い。



といっても、実戦のヘアピンとして意味が薄いというだけで、ラケットワーク、シャトルへのインパクトの感覚、スピンの面の角度というような、実戦ヘアピンとはまた違う練習には充分なっている。この練習の意識を変えていければ、また強化部位の違う練習になるだろう。

カットスマッシュ、カットなのかスマッシュなのかという問題はさておいて、今回はスマッシュよりのカットスマッシュについて考えてみたい。

シングルスではやや落ち気味に切れ込むように手前に落ちる。主にサイドラインめがけて使う場合が多いだろう。

ダブルスでは、手元を狂わせるのに非常に効果が高い。スイング方向と若干飛行ポイントがずれるので、相手のレシーブの軌道を一瞬でもずらす、遅らせることができれば、そのカットスマッシュは成功である。
その為には、シングルス的な切れ込むカットスマッシュではなく、角度は浅めに、スピードをギリギリまで殺さないように打ち込むカットスマッシュが非常に有効となるのではないだろうか。

エースショットではなく、ちょっとずらすことができれば、その後は二球目で勝負することができる。前衛の仕事を作るようなイメージで打ち込めば良いだろう。

シングルスは切れを重視して、ダブルスはスピードを重視してカットスマッシュを打ち込んでみよう。

居合い切りのようなクロスヘアピン。

かっこよく「バシュッ」と決めたいものですね^^

ドライブやスマッシュレシーブでカットを使うというだけな話。

バドミントンの醍醐味でもあるノーバウンドの早いリズムがドライブの応酬だ。この早い展開の中でカットを使えたら?考えただけでわくわくする。

今まで考えなかったわけではないし、何度もやってみている。だが、意外と実戦では使えていない。実際ミスは増えてしまうから確実に速いショットを打つのがセオリーだ。

ただ、そろそろ本気で実装してみようかな、と思わせてくれたのが田児式っ本のカットクロスヘアピンだった。あのような考え方、好きだ。もっといろいろできるのではないか、もっと遣り残していることがあるのではないか。バドミントンを考えていくのに、単に精度を上げるのではなくもっと違う何かができるのではないか。

胸、高鳴る。

たぶん過去ログ漁れば同じようなことを書いているのかもしれないが、思いつきなのもこのブログの趣向。

「ダブルスの基本はショートサービス」

さてこれをどう紐解いていくか。
まず何故ショートサービスが基本なのかと言えば、それはロングサービスでは相手から攻撃されるからだ。上げるとスマッシュを打たれるから、スマッシュを打たれないショートサービスが基本となる。

では、何故スマッシュを打たれてはいけないのか。それは、スマッシュという攻撃的なショットを相手に打たれるデメリットが大きいからである。



では、もしスマッシュを打たれないロングサービスを出す事ができたら?

では、スマッシュを打たれても全然怖くないとしたら?



ショートサービスはスマッシュを打たれない為のもの。では、ショートサービスが下手でプッシュを打たれてしまうとしたら?

相手のショートサービスの対応よりも、ロングサービスの対応の方が下手だったら?


いろいろ考えた結果、行き着く先は「ダブルスはショートサービスが基本」なんだけど、行き着くまでにはしっかり考え込まなければいけない。学ばなければいけない。式があって答えを書いても○はもらえない。計算の途中経過が無ければいけない。確認作業が無ければいけない。いろんな考え方で答えを導かなければならない。

それがバドミントンである。

もう引退してしまったが、星野信之という名投手がいた。

武器はスローカーブと130キロ台のストレート。決して速くは無いストレートで星野選手は三振を奪っていく。

よく「遅い球を使ってストレートを速く見せている」というが、果たしてこの表現は合っているのだろうか。私はそうは思わない。

星野選手の球は間違いなく130キロそこそこのスピードだった。それを生かす為に速度差のあるスローカーブを使っていた。だが、だからといってストレートのスピードが上がるわけではない。このスピードで何故通用したかといえば、それはフォームの完成度にあるのではないだろうか。

ほぼ同じフォームから、さらに出所が見えにくフォームで球を投げ分ける。その技術こそが、遅いストレートを速く見せるのではなく、130キロの打ちにくいストレートを生み出す方法なんだと思う。

スマッシュにスピードを求めるとすれば、それは純粋なスピードである。ドミニカ出身チャップマンという投手は確か169キロを記録。素晴らしいスピードを持っていたが、際立った成績とは言えない。日本にも球の速い投手はいるが、それだけでは勝てていない。

つまりは、速いだけでは駄目。さらに、速く見せるのではなく、打ちにくいスマッシュを目指すことがゲームで通用するスマッシュになるのではないだろうか。野球と同じに考えることはできないかもしれないが、通じるものは間違いなくあるはずだ。フォームを同じように調整する、面を最後まで見せない、他にも打ちにくくする何かはあるだろう。それを見つけるのも、またバドミントンの楽しみ方なのかもしれない。

田児式スーパーバドミントンで掲載されている最新式クロスヘアピンを実戦投入してみました。

普通のクロスヘアピンでは、打つ感覚になるのでどうしてもサイドアウトし易いデメリットがあり、「浮かせない」「サイドアウトさせない」の二つがポイントとなります。

ですが、田児式のクロスヘアピンでは逆に「飛ばす」「ネットを超える」事がポイントです。擦りあげる為思ったようにシャトルが飛ばず、実際やってみてもサイドアウトは0、その分距離が出ずに取られてしまう事も。

ただ、確かに落ちるスピードは速いので、一歩出足を止めればエースを取れる事もありました。ただ、速く落ちるのを生かす為にはきっちりサイドにコントロールしなければならないかもしれません。

ダブルスで、と限定するのであれば、決めるクロスではなく追い込むクロスという点で使い道がありそうです。多少サイドに行かなくても、速く落ちてくれればそれで充分。浮かさないことは大前提にはなりますが。

シングルスで考えるならやはりサイドへのコントロールが必須です。当てる角度とスイング方向で飛距離は調整できそうなので、フェイントがかかる最低限の角度を維持しつつサイドへコントロールしていきましょう。

床付近の低い打点からこの打ち方でクロスへ出せたら非常に面白いと思うのですが。もちろんネタ的に。しばらくネタに困ることは無さそうです。





以前から散々言っている言葉、

「腕を振るんじゃない、ラケットを動かすんだ」

この言葉に間違いは無いはずだと思っていましたが、よくよく考えてみるとこれは結果であって過程ではありませんでした。

つまり、ラケットを動かす為の方法がうたわれていない、これは指導者としては失格。その事に気がつかせてくれたのは、やはり選手なわけでして。

このラケットを動かす為に、全身運動をして、最後の動きがラケットヘッドとなれば、これがほぼベストのスイングではないかと思います。今のところ。この全身運動は、テイクバック前の予備動作から始まりインパクトの瞬間にどれだけ力を入れられるか。

ラケットを動かす事だけ考えてしまうと、この予備動作が抜ける可能性があります。ラケットを動かす為に床を蹴り、テイクバックをして前方へ体重を乗せる必要があります。これをいかに効率良く行えるかがとても重要で、この感覚を簡単につかめる選手はやはりセンスがいいといえます。逆に大振りが治らなかったり、当てに行ってしまう選手にはしっかりとそれを教えていけば良いでしょう。選手によって練習方法を変える必要があります。

この練習方法としては、とりあえず考えられるのは意識した素振りです。足を動かしてインパクト瞬間にスイングを集中させる、これを繰り返させます。他にはボール投げであったり、昔テレビで放映されていたのは、新聞紙を棒状に丸めたものを遠くへ投げるというものでした。そういった形で、全身運動からのインパクト瞬間を意識させなければなりません。

しっかりとした全身運動を、そして最終的にはラケットの動きを、これらを考えての基礎練習を繰り返すと、私のイメージしたスイングになってくれるかもしれません。

グリップを持ちかえる、バックハンド、フォアハンドで握りをずらす。


難しいですよね。



と思った事が無いたぬ吉です。

おそらくは握りかえるという感覚が全く無いからだと思われます。
ちなみにたぬ吉は、バックハンドはきっちりサムアップ派です。

それでも握り替えはそんなに重要じゃないと考えています。握りかえることが大事なのではなくて、握り替えなくても問題無いように、手とグリップの間に隙間を作って握る事が、まず第一に重要だと考えます。

次に、握り替えはそのスピードが重要なのではなく、そのタイミング。自分、もしくはパートナーが羽を打った時点で、相手のショットの予測ができれば握り替えのスピードはそれ程重要ではありません。

基本的には構えたらそのまま打つ感じで。フォアで構えたらフォア、バックで構えたらバック。上げたらスマッシュなのでバックハンドで構える場合がほとんどですが、場合によってはフォア、前に突っ込んでオーバーハンドで構える場合も。

とにかく、予測。それができれば握り替えはそんなに意識する必要は無いでしょう。前にも書いたような記事ですが、サイトめぐっていたらグリップの質問が非常に多いような気がして書いてみました。

スマッシュレシーブ→ダッシュ→プッシュ

ネットリターンに対してのプッシュ

ドライブ→プッシュ


とにかくダブルスの、ドライブからのプッシュが非常に苦手になってしまっている。きっちりヘアピンで上げさせることはできるが、突っついて、リスクを背負ってスピード、テンポアップができない。忘れないようにメモメモ。

寒い。極寒の体育館での練習は、選手も指導者もきついものだ。

そんな中での練習で特に気をつけなければならないのは、「体を冷やさないで練習を乗り切る」事だ。

よく、冬のトレーニングで夏に結果が出るという話を聞くが、これはまさにその通りだと思う。このトレーニング重視が、冷やさない事にも繋がる。

まず、足をほとんど動かさない技術練習。これを繰り返すと冷えてしまう。冷えた結果は、次の練習メニューのパフォーマンスが落ちてしまう。暖めてから練習したのでは時間がかかりすぎる。車で言うなら、暖機運転してからゆっくり徐行運転して、エンジンに負担をかけないようにゆっくりスタートし、そのまま止まらないように目的地に着くように運転するイメージだろうか。

静的ストレッチでも体は冷えてしまう。

負荷の強い練習をしても、その後のダウンで冷やしてしまう。

休みが多くても冷えてしまう。

これらを考えて行くと、やはりトレーニング系の練習が重要になってくる。


ノックの休憩にはトレーニングを入れたい。その為にはノックの負荷は上げられない。ゲーム練習よりは半面シングルス等で休憩を減らしたい。負荷の高い練習をするのはやはり最後に目一杯トレーニングさせる。

だいたいこのようなメニューになるだろう。負荷をかけすぎず、最後に冷えても良い時間帯で大きな負荷をもってきて、そういうメニューを組めば効果的に冬場の練習をこなせるのではないだろうか。

メニュー作りも、目標だけでなく、気候に合わせる必要がありそうだ。

ダブルスで前衛に入れない選手がいる。よくいる。左回りが染み付いているのか、どうしても左サイドから前に入れない。

右サイドから入れるのだから、同じように前に入りなさい、と言っても変わらない。何がわからないのか。

もしかしたら、前に入るという表現が間違っているのではないだろうか。実際のところ前に入ると、ネット前に、と勘違いしてしまう人もいるだろう。

「パートナーが下がったらセンターを取って」とアドバイスしたら、わからない人もわかってくれるだろうか。どうだろう?

練習風景を撮影し、のんびり目に眺めるつもりがディスカッションになってしまった。何を言っているかわからねぇとはおも(ry


小ねたはさておき、今回はフォア側サイドショット、ネット前プッシュについて重点的にやった練習風景を解析してみた。ショットが速い選手と遅い選手がいるわけだが、スピードよりも、シャトルに体重を乗せる事ができない選手がいた。

原因をビデオで探してみたが、段々必死に討論となってしまったわけで、出た結論は軸の突っ込みである。

右利きの選手で話を進めます。

右側のサイドショットを打つ場合に、右足を出してスイング、これは基本であるが、このスイング時に背骨がまっすぐ、もしくは少しシャトルの方へ傾斜しなければ強いショットは打てない。体重が乗っていないと思われた選手は、見事にショットの瞬間に背骨が左へ傾斜していた。

ではなぜ右へ傾斜させることができないのか、それは筋力であり、股関節の可動範囲の問題であると考えられる。

右足を踏み出して打つ場合は体重が勢いによって力を増してかかる為、相当の力を支えなければならない。つまりその支える力が無ければ右足に体重を乗せきる事ができず、その分左に傾斜させて体重を分散させている。つまり体重が右足にのらないのだ。

もう一つは股関節可動域の可能性も考えられる。右足をサイドに踏み込む際、体に対して横へ踏み出す。この時股関節の可動域が狭ければ右足はきっちりとサイドへは踏み出せない。ずれる分負荷もずれる。負荷がずれれば倒れてしまうので倒れないように左側に傾斜してしまう。

結論としては、今月のバドマガ、小平ジュニアの練習内容にもあったように、筋力と股関節の可動を広げる練習は非常に効果的だ、と考えさせられるビデオ内容になっていた。

時間があれば、今後もビデオ反省は続けてみたい。

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